僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな7歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラマンのシールをちょっとずつ集めながら……「仕事帰りの父親」にはワクワクが詰まっている、という話

 

 仕事に帰りにふらっと立ち寄ったコンビニに「それ」があると、息子の喜ぶ顔が頭に浮かんで、ちょっと嬉しくなります。

 

 ウルトラマンのシールつきチョコウエハース。

 「ビックリマンチョコ、のようなもの」と言えばわかり易いでしょうか。僕はビックリマン世代ではありませんが、ポケモンの似たようなシールを子供の頃に必死になって集めていました。どこにいったんだろうか、あのキラキラ輝いていたシールたちは。

 ウルトラマンたちのデフォルメ具合が実に絶妙で、このシール、ついつい集めたくなってしまう。今や買い物ついでのお菓子コーナーチェックは欠かせません。毎回2つ、3つと買っては、息子と開封して親子でキャッキャッやるのが楽しい。

 高レアリティのシールも当然嬉しいですが、それより僕らのお目当ては「自分の推しウルトラマン」のシールです。

 この間は2つ買って、息子がトリガーダーク、僕がトリガートゥルースと、お互い「推し」を揃ってゲットすることができました。年甲斐もなくリビングの真ん中でどでかいハイタッチかましちゃいましたよ、まったく。

 

 

 

 

宙竜ナースの思い出

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 ポケカのように対戦の要素があるわけでもなく、本当にただ集めるだけのシール。

 これ、必死に集めてその後どうするんだろう?

 ちょっと冷静になって大人の頭で考えてしまうとき、正直あるんですけどね。あのポケモンのシールみたいに、何年後かにはどこにいったか(多分)分からなくなるのに。

 

 でも僕も、子供の頃は「お父さん、仕事帰りにがなにか買ってきてくれないかな」とワクワクしながら家のインターホンが鳴るのを待っていたものです。あの感じを今度は父親の立場でやってみたいと、心のどこかで思っているのかもしれません。

 僕の父は、それこそ今ウルトラマンショップがある梅田の地下街のキディランドというおもちゃ屋でよく怪獣のソフビを買ってきてくれました。

 「ただいま〜」と帰ってきた父が持つ紙袋から金色の龍の頭が見えて、「やったー!キングギドラだー!」と喜んで引っ張りだしたら宇宙竜ナースのソフビだったりとかね(笑)。

 いや、ナースも全然好きで嬉しかったんですけど。もう30年くらい前の話なのに、あのときの「大歓喜からの微妙ながっかり」は今も記憶が鮮明です。だって、首が3本だと思っていたら、胴体も合わせて1本だったから……ナースのソフビ、今どこにあったっけなあ。

ういう出費、惜しくない。

 ウルトラマンのシールはシークレットも合わせて全25種。

 100均で買ったファイルに番号順に並べながら、息子は「これ全部集めたら凄いことになるで!」とコンプリートする気満々なんですけど。経験上、コンプリートはちとキツいんでないかなあ。集めれば集めるほどダブる可能性が高まるし、ウエハースも食べきらなきゃいけない。……いやいや、ここはいっちょ息子の言う「凄いこと」に期待してみるか。

 

 やっぱり、「その後のこと」や「それを集める意味」なんかをいちいち考えてしまう僕は良くも悪くも「大人」になってしまったんだなあと思わされます。

 だからこそ、1枚1枚出てくるシールに全力で一喜一憂する息子の姿が余計にまぶしい。こういうのは、意味とか考えたら駄目ですね。僕も一緒に楽しませてもらうとしよう。

 息子はもう僕が帰ってきても、昔のように「パパーっ!」と抱きつきに来てくれることはなくなりました。

 でも、例えウルトラマンのシールが目的だったとしても、ちょっとワクワクしながら僕の帰りを待ってくれるなら、そういう出費は全然惜しくない。今日も買って帰るぞ、チョコウエハース。

 

 ひょっとしたら、僕の父もそんな風に思いながらソフビを選んでくれていたのかなあ。ああ、もっと大喜びすれば良かったな、ナースのとき。30年経って今更後悔しています。

 さて、今日はどんなウルトラマンのシールに出会えるでしょうか。僕も家に帰るの、実は結構ワクワクです。