僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

本日、ウルトラマンデッカーソフビ先行発売日 / ソフビに“かける”息子の朝に迫る

 

 本日、ウルトラマンデッカーのソフビ先行発売日。

 

 我が家の「怪獣“ソフビ”優生思想」は、いつもの土曜日よりも更に早起きしてスタンバイ。

 僕がまぶたを擦りながら「おはよ~」と朝の挨拶をした頃には、既に洗顔に食事に着替えにと諸々の準備がバッチリ完了していました。な、なんて分かりやすい豹変ぶり…!9時からの『ウルクロD』をそんなパリッとした姿で見る君は初めてだぞ。

 そんな彼をよそに、僕はいつも通りまずは洗面所で歯磨きから。すると、鏡に映る一筋の怪しい視線。振り返ると、ニヤリと笑みを浮かべつつこちらをジーッと見つめる怪獣“ソフビ”優生思想…!

 息子のあからさまな「今すぐにでも家を出られますぜ」アピールに、少しばかり「ホラー」を感じるなど。こ、これが例の「ウルトラ眼光」というやつか……! って、今行ったって店開いてないからね。

 そんなこんなを経て、「それじゃあ、2人でデッカー買いに行こうぜ!」というまさにその時。玄関のドアを開けた息子が颯爽と駆けだす。……いや、そっち方向逆だから。そんでもって車で行くからはよ戻ってこい。

 

 

 

 

フビのために走る!

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 こちらは去年の同じ時期に書いた、ウルトラマントリガーのソフビをゲットするためにショッピングモールをダッシュする息子に関するお話。というか、『DYNAZENON』ももう1年前なのかあ早いな〜。

 この頃は買ったばかりでピカピカだったトリガーのソフビも、1年で随分とクタクタになってしまいました。お疲れさんです。

 “駆ける”息子の後ろ姿も、1年前の写真と見比べると少しずつつ貫禄が出てきた感じがします。来年の今頃にはすっかり「男の子」になっていそうな成長曲線。でもなんか、「新しいウルトラマンのソフビを買う日は走る」というのが半ば常識として刷り込まれている小学2年生ってどうなんでしょうね(笑)。毎度言ってますが、将来が若干不安です。

子、デッカーに大満足

 朝のダッシュの甲斐あってか(?)、デッカーのソフビと初回生産限定のウルトラディメンションカードを見事ゲットした息子。記念に1枚パシャリ。

 新しいウルトラマンのソフビが放送開始に先駆けて手に入るというだけでも嬉しいのに、そこに限定のカードまでついてきたらそりゃあ笑顔にもなるわな、と。これぞリアルタイムで追いかけているが故の楽しさ。ウルトラマンのソフビに小学2年生の早起きを促すパワーが存在する、というのも頷ける話です。

 デッカーのソフビ、なかなかエッジの効いた造形でかっこいい。

 装飾物を極限まで削ぎ落としたシン・ウルトラマンの美しさもいいけど、こういうゴテゴテしたデザインのヒーローから得られる「新しいもの」に触れている満足感も他に代えがたいものがあります。

 体の模様やカラータイマーがアシメントリーなのもおしゃれですよね。息子曰く「カレータイマーが横についてたら怪獣には狙われにくそうやから良いと思うで」とのことでした。

 

 

 

 

フビで回す経済

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 近年のウルトラシリーズとソフビの販促事情に関しては、昨年こんな記事も書いております。

 今日も今日とて、『ウルクロD』でしっかりと予習を済ませていた息子。

 玩具コーナーでデッカーの次に目をつけたのが、こちらも本日から発売開始となった『ウルトラマンダイナ』のファースト怪獣・ネオダランビアのソフビです。

 事前に買ってあげる約束をしていたのはデッカーのソフビだけだったので、息子はこのネオダランビアを自分のお小遣いで買うかどうか相当悩んでおりました。

 悪趣味かもしれませんが、僕はこういう「息子の葛藤する様」を目撃できることこそ、彼と一緒に買い物へ行くある種の醍醐味だと思っています。その時々で色んな判断基準を設定してくるから面白いんですよ、子供って。全然一貫性が無いから何を言い出すか想像もつかなくて。「さあ息子よ、どうする…?」と心の中でつぶやきながら、彼の決断を見守るあの時間は凄くスリリングで楽しい。

 結局、「ネオダランビアは前からずっと欲しかってんな〜」という理由により、自分のお小遣いでソフビを購入することを決めた息子。いいぞ、お前今、経済を回したな。

 来月の9日から放送が始まる『ウルトラマンデッカー』。彼が今日手に入れたソフビたちが、『トリガー』の時と同じように1年後にはクタクタのボロボロになっているような、そんな奮闘ぶりを見せてくれるといいのですが。ソフビに“懸ける”息子の新たな1年が楽しみです。