僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな6歳の息子とのウルトラ備忘録です。

我が家の怪獣優生思想と『SSSS.DYNAZENON』最終回

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  昨日放送の『SSSS.DYNAZENON』最終回を見ました。一言、良かったです。

 今回のシリーズ、正直1、2話の頃は前作『SSSS.GRIDMAN』のこともあり、世界観や登場人物に対して「何か裏があるはずだ」と推理小説を読むが如く構えながら見てしまい、いまひとつ飲み込みきれない部分があったんですけどね。夢芽がお姉さんの死の真相に迫ろうとする辺りからどんどんハマった感じです。

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 それと、原作グリッドマン世代で子供の頃にダイナドラゴンのおもちゃでガッツリ遊んでいた僕としては、ダイナゼノンのデザインがもうどストライクで。恐竜の頭を被りつつ足からミサイルを連射するロボットなんて最高としか言い様がないでしょ。

 息子もグリッドナイトが登場した中盤辺りからバトルシーン目当てで毎週欠かさず見るようになり、エモエモインパーフェクト(笑)な蓬と夢芽の2人に嫁さんまでヤキモキし始めて…。最終回は家族3人で息をのみながらテレビ画面を凝視していました。

 平然を装いつつ「どうだいいだろう、ダイナゼノンは、グリッドマンは、円谷プロは…!」と、こっそり鼻を高くしていたのが僕です。

 

「怪獣って、なに?」

 『SSSS.DYNAZENON』では各回のサブタイトルが「○○って、なに?」と全て疑問形のフォーマットで統一されていたのですが、この作品のテーマそのものがズバリ「怪獣って、なに?」だったのかなと思っていて。

 『DYNAZENON』における怪獣には、「人が『生きづらさ』とどう向き合うか」が投影されているように僕は感じました。

 姉の死をきっかけに関係が悪化し口喧嘩を繰り返す両親と過ごす夢芽。33歳ニートの暦は中学時代の同級生の女性と再会するもメンタルが持たない。一見社交性があって充実している蓬も母親の再婚には背を向けていて、ガウマと共に怪獣と戦う3人はそれぞれが何かしらの「生きづらさ」を抱えている状態でした。

 ともすれば彼らも、怪獣優生思想の4人のように社会からはぐれた存在になっていた可能性がそれなりにあって。今思えば夢芽のバックレ癖とか、最初は僕も「なんやこいつ…」ってなりましたし。

 そこに現れたのがガウマという男の存在。ガウマにこの3人が必要だったように、この3人もガウマと出会うことで結果的に人生を少し前に進めることが出来たというラストは納得感がありました。

 戦い終わった後のシズムとの会話で、蓬はこれから社会で生きていくことを「かけがえのない不自由」と表現していましたね。ここで、「怪獣はもっと自由であるべき」として時間や空間、死をも超越した自由を手に入れようとしていた怪獣優生思想との違いが明確になった気がします。

 かけがえのない不自由―。いい言葉です。10代でここまで到達した蓬は偉い。

 

 実はこの「怪獣って、なに?」の部分は、平成に入ってからのウルトラシリーズがテーマとしてきちんと扱いきれなかった要素でもあるんですよね。シリーズが変わる度に保護対象になったり召喚獣になったりビーストになったりで、主体であるヒーローありきの存在になりがちでした。『SSSS.DYNAZENON』では、そこを拾って具現化してくれたのもポイント高いです。

が家の怪獣優生思想

 さて、本日はウルトラシリーズの次回作『ウルトラマントリガー』のソフビが放送開始に先駆けて先行販売される日でもありました。息子とウルクロZを見終わった後、早速近所のJoshinへ。

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 ソフビの発売日に走るオタクの図。

 おもちゃ屋に到着するまでのワクワク感がこれでもかと伝わってくる(笑)。息子も小学生になって走るスピードが速くなってきました。だからこういうシーンをカメラに収めるのがなかなか大変で。これは割と奇跡の一枚です。

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 我が家の怪獣優生思想、帰宅の図(笑)。

 『トリガー』が発表されてからというもの、息子のウルトラマン熱がまた上昇してきています。

 4月から、初めてだらけの小学生生活をそれなりに楽しめているようですが、保育園の頃のように一日中遊んでばかりというわけにもいきません。宿題やその他「やるべきこと」が少しずつ増えていく。

 その中で、小さな頃からずっと好きなウルトラマンや怪獣がまだ彼のオアシスであり続けていることは感慨深いですね。「かけがえのない不自由」は少し言い過ぎかもしれませんが、ちゃんとその日の宿題を終えてからゲームやソフビを手に取る息子の姿にもはっきりと成長を感じます。

 トリガーのソフビ、ティガ成分とニュージェネ成分の適度なハイブリッドで凄くかっこいい。ダイナゼノンロスはしばらく続きそうですが、もうすぐ始まる『トリガー』で僕もまだまだ生きていけそうです。