僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

息子(小4)がウルトラマンカードゲームのギャラクシーカップで全勝優勝した話

 

 

 いやはや……我が息子(小4)がやってくれました。

 

 

 今月から本格的にスタートしたウルトラマンカードゲーム。その現状最も規模の大きな公式大会「ギャラクシーカップ」で、

息子が堂々の全勝優勝を果たしました!おめでとう!!

 

 

 こちらはギャラクシーカップの優勝者に配布されるウルトラマンメビウスの記念カード。左下に刻印されたWINNERの文字が眩しい。ちなみにこれ、メルカリでちらっと確認してみたら取引価格が5万とか6万とかになってました。そりゃあ大人たちがこのカードゲームに本気になるわけだ。

 息子が参加した大会は32名の定員に60名を超えるプレーヤーがエントリーしていたとのこと。見た感じ子供はうちの息子だけで、あとはみんな大人のガチ勢でした。定員を超えると大会に参加できるかどうかは抽選で決定。もちろん僕も息子と揃ってエントリーしていたのですが、見事に僕だけ落ちました(いわゆる「0回戦敗退」というやつ)。

 まあ、これが逆だったら一生言われただろうし、何よりともかく息子が優勝しちゃったので僕はもうなんにも言うことなかったですね、はい。

 

 

 

 

はただ見守るのみ

 

 大会形式は予選5試合+予選上位8名による決勝トーナメント。

 

 0回戦敗退の僕は息子の戦いぶりを少し離れたところから見守っていました。

 しかしまあ、こんなガチのカードゲーマーが集結している大会でうちの息子がまさか優勝なんてするわけないと思っていたので、最初は腕組んで「どれどれ……」という感じで余裕かまして眺めていたんです。

 そしたら1回戦、2回戦、3回戦とトントン拍子で勝利を重ねていく息子。試合が終わるたびに僕のほうへタタターッと走ってきて「勝ったで!」と報告しに来てくれる。少しずつ上がっていく声のトーン。1試合は目を丸くしてまさか勝てるとはという顔だったのが予選の5試合を全勝で駆け抜けた頃にはもう表情から自信という自信が満ち溢れていましたもんね。

 観戦しながらなんとか平静を装っていましたが、決勝トーナメントなんてもう心臓バクバクでした僕。「がんばれ息子よ、負けるなよ……!」と心の中で本気で祈ってました。だって、予選全部勝ったのに最後トーナメントで一発負けて終わりなんてあんまりじゃないですか。ここまで来たら何がなんでも優勝させてあげたい。事あるごとに欲しい欲しいと言い続けていたメビウスのキラキラのカードを手にして喜ぶ彼の顔が見たい。当然、試合の途中に父親の僕がチャチャ入れるわけにもいかないので何をするかと言えばただただ見守るのみです。だからもう必死に祈れるだけ祈りました。

 決勝戦で息子が勝利した瞬間、さすがの僕も我慢しきれなくって「よっしゃー!」って両手あげて喜んじゃって。発売前からずっと楽しみにしていたウルトラマンカードゲームで、家で何度も練習してその度にデッキを考えて……ってしていた息子を見ていたので、自分が勝つよりももう何倍も嬉しくて。「ウルトラマンカードゲーム、やってて良かったなあ!」って帰り道は親子で肩組んでずっとそれ言い合ってました。

 お相手の方、僕らが騒がしくてきっといい気分ではなかったと思うのですが大人の対応をしてくださり助かりました。ウルトラリーガーの絆に感謝です。

 

慢のデッキで優勝!

 

 この日の息子の優勝、何が一番嬉しかったかって、彼が自分で一から作った自慢のデッキで誰の力も借りずに勝ち切ったというところです。

 

 僕も彼と一緒にカードゲームをしていると特にデッキの構築なんかにはどうしても口を挟みたくなる。「なんでそれ外してそれ入れるのさ」とか、理由が分からないと気が済まなくなるときもあって。そりゃあ僕のほうが人生長いわけだし、カードゲーム歴で言えばマジックに遊戯王にポケカにと少なくとも息子よりは色々とやってきている。だから「騙されたつもりでまずはパパの言うことを聞いてみ」と言いたくなっちゃうし、実際にそれで息子が結果を残せたことだって何度もありました。

 しかしことウルトラマンカードゲームにおいては、息子は僕の言うことよりも自分の感性を信頼している感じがあります。まずは自分で考えて作って試してみる。そのプロセスに楽しみを見出すことができている。小学4年生ともなると、もうそういうフェイズに突入しているんですね。

 

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 8月のうめサマで体験会に行ったときからブレーザーをメインで使うことは決まっていて、どのウルトラマンと組み合わせるのがベストかずっと考えていたんですって。メビウスは単体でのカードパワーも高く、最強シーンカード「SKaRDを作った男」との相性も抜群なので実にクレバーな組み合わせ。構築も改めて見るとドローソースを最小限にして「打点の高さでゲームをコントロールする」という意図が明確です。

 家に帰ってから僕も何度か対戦させてもらったんですけど、すっかり自信をつけた息子の繰り出すメビウスブレーザーのまあ強いのなんのって。本当に全然勝てなくて、最後のほうになると本気で悔しくてまだお風呂にも入ってないのに机いっぱいにカード並べてデッキを組み直したりしてね。そしたらそれを見た息子、「パパは0回戦敗退やからな〜」ってめちゃくちゃ煽ってくるんですよ。なにを〜、今度は絶対倒しちゃるからなっ!

 ……と、まあそんな感じで我が家ではウルトラマンカードゲームが大ブームです。多分これしばらく続きます。

 

 本当は先週開催された大阪のリリースイベントに行った話とか、ウルトラマンカードゲームの今後の展望に関する真面目な話なんかもブログでしようと思っていたんですが、それはまた次の機会に。今はまだ、息子のギャラクシーカップ優勝の余韻に浸らせてください。

 そして僕は「優勝者と毎日家で対戦できる」というウルトラリーガーにとってこれ以上ない環境を手に入れたわけなので、これから頑張りますよ。まずは目標、0回戦突破です。