僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラマンカードゲーム / 〜侵略者を撃て〜 思い出のロッソブルでがんばる息子(小5)と破産しかける親父の話

 

 

「パパ、ロッソブルでバルタン倒したで!やったぞぉ~!」

 

 

 ウルトラマンカードゲーム(以下UCG)・ワールドチャンピオンシップの店舗予選。カードショップに我が息子(小5)の甲高い声が響き渡る。

 

 彼がこれまでUCGで愛用してきたメビウスヒカリデッキの核となるカードが8月から超越カード(禁止カード)認定を受けました。これにより息子が公認大会で使用するデッキの模索が先月から始まっていたわけですが、試行錯誤の末『ウルトラマンR/B』に登場した兄弟ウルトラマン、ロッソ&ブルをメインに据えたデッキを使う方針がほぼ固まりつつあるようです。

 

www.bokuboku12.net

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 『R/B』は息子が4歳になる年に放送されていた平成最後のウルトラシリーズ。そのころ既に親子でウルトラマンにどっぷりハマっていたこともあり、リアルタイムの放送を毎週一緒に楽しんだ記憶が思い出されます。

 ひらパーに本物のカツ兄とイサ兄が来てくれるというのでそれを観に行ったら、ブルのお面を被った息子がイサ兄役の小池亮介さんに頭ポンポンしてもらえたり(感激!)、当時買ったルーブジャイロのおもちゃも彼が半年間どこへ行くにも肌身離さず持ち歩いていたせいで傷だらけになっています。ルーブクリスタルのガチャガチャを回したら一発でシークレットが当たって、台の前で2人で飛び跳ねて喜んだのがもう7年前ですか……。ひえ~。

 

 そんな親子にとって良き思い出が詰まったウルトラマンロッソとブルのデッキを使って、今UCG界で猛威をふるっているバルタンデッキを倒す――。あの頃の息子の写真を見返しながら、すっかりお兄ちゃんになってロッソブルでがんばる彼の姿がまたうんと可愛いわけです。親バカですね。

 店舗予選。息子は3-1の6位で惜しくも通過ならずでしたが、帰り道で「バルタンに勝てて自信になった」と本人たくましい表情でふり返っていました。まだまだチャンスはあるからその調子でめげずに頑張れな。

 

 

 

 

利の証と

 

 今年も大阪梅田で絶賛開催中の「うめサマ」。親子で早速参加してきました。

 

 

 恒例のウルトラショットはロッソ。

 

 ギャラクシーカップ6回目の優勝でゲットしたロッソのWINNERカードと。ショットの係のお兄さんに「え、これ自分で優勝してゲットしたん?!凄すぎるやん!」と褒められてかなり照れくさそうにしていました。うん、このショットは一生の思い出になるなあ、羨ましい。

 

 で、こちらは7年前のロッソブルとの写真。こうして見ると息子、本当に大きくなってますね……。僕もその分若かった。月日の経つ早さに人生の儚さを感じます。

 

 うめサマ会場では「ウルトラマンカードゲーム交流会」なるイベントも開催されておりましてこちらも親子で参加。

 それぞれが自慢のデッキを持ち寄って行う対戦会の他、その場でパックを開封し出たカードでデッキを作って対戦する「シールド戦」もなかなかに盛り上がっておりました。息子、勝利数に応じてもらえるプロモカードをゲットしてにっこり。小学5年生が大人に混じってこんなに楽しそうに、それでいてナチュラルにプレイできるのは冷静に考えると立派なことです。

 

産の危機、迫る

 しかしまあ父親というのも単純なもので、親子の思い出のウルトラマンで健気にUCGをがんばる息子を見ていると、例えばカードショップで「デッキのロッソ、SPで揃えたいから買ってや~」などとお願いされるが最後、「ん~、分かった今回だけやぞ!」とついつい買い与えてしまう。

 レアリティが上がるとゲームへのモチベーションがぐんと上がるのは僕も経験済ですし、何より彼の喜ぶ顔は僕にとって一番の栄養です。「ほんましゃあないなあ」という恒例のやり取りまで含めて親子のかけがえのない時間だったりするので、30何年の人生をかけて養ってきた僕の金銭感覚はあっという間に麻痺!キラキラ光るカードと引き換えに普段のお昼ご飯おにぎり1個とかにしてます。ひ、ひもじい……。

 

 

 息子のデッキ。現状、ブルのSPがあと1枚手に入ればいわゆる「フルパラ」というところまで来ました。

 

 ロッソブルのレアカードは他のウルトラマンよりも比較的安価とは言え、ここまで揃えるのに幾らかかったかなんて考えるだけで恐ろしい。気が付いたころには僕、破産の危機です。カードショップひしめく大阪・なんばで「いや金ないねん~」って嘆く僕とそれを見てクスクス笑う息子。この光景がすっかり日常になっている気が……。息子よなにをわろとんねん、全部お前のせいやぞと(笑)。

 

 親父が破産の危機を迎えている間、息子は自慢のロッソブルでチャレンジマッチ優勝。

 この日は2店舗で大会に参加しておりまして、1店舗目は僕が優勝だったので彼に「どうだ~!」って自慢したかったんですけどね。しっかり追いかけてきやがるところがまた可愛くもあり憎たらしくもありで(笑)。

 

 バルタン星人の侵略がなにかと話題のUCGですが(正直、開発担当者はテストプレイしていないんじゃないかと疑うレベルです)、こうして親子で切磋琢磨できるカードゲームであり続けてくれることを願うばかりです。