僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラマンカードゲーム / 勝利の秘訣は「効果をちゃんと読むこと」 息子(小4)、5回目のギャラクシーカップ優勝

 

 

 「パパ勝ったで!5回目やで5回目!」

 

 

 息子(小4)、通算5回目のギャラクシーカップ優勝。

 当ブログが「息子のウルトラマンカードゲーム優勝報告ブログ」になって久しいですが、これもまた親子の日常を素直に綴った結果なのできっと良いことなんだと思うようにしています。今の僕らに「ウルトラマンカードゲーム(以下UCG)の無い日常」はちょっと考えにくい。現場での個性的なウルトラリーガーの方々との交流を含め、楽しいですこのゲーム。

 

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 それにしても、小学4年生が大人のプレイヤーたちに混じって優勝5回。

 

 これ、改めて考えると本当に凄いことです。しかも彼、ギャラクシーカップは計6回決勝に上がっていて1回しか負けていない。一体どこでそんな勝負強さを身につけたのかこれまでの彼の成長過程を見てきた者としては不思議で仕方がないところですが、ひょっとしたら家で毎日練習相手になっている僕も少しは息子の勝利に貢献できているのかもしれません。……いや、もう無理にでもそういうことにさせてください(ノ∀`)

 兎にも角にも、息子よ優勝おめでとう!君の背中がまた一段と遠くなっちまったぜ。

 

 

 

 

「やっぱメビヒカで行くわ」

 

 こちらが当日の対戦記録。

 

 実は息子、この大会の直前まで「今日はメビヒカじゃなくてロッソブルデッキで行くわ!」と周囲に意気込みを表明しておりまして。今月の優勝賞品であるウルトラマンアークのWINNERカードは既に1枚手に入れているし、たまには違うデッキを試してみるかという気になっていたみたいです。

 しかし店に着いてから試しに僕と一戦交えてみるとそのロッソブルがあまりにもあっさり負けてしまい。秒で「うん、やっぱメビヒカで行くわ!」と路線変更。結果的にはこの決断が功を奏しました。

 

 デッキ自体はいわゆるテンプレート。

 メビウスヒカリに関しては恐らく最も高い勝率を残せるであろうデッキレシピが世に出回っており、各地の大会の優勝レシピを見てもほとんど差異がありません。息子も2弾環境が始まって最初のほうはヒカリの配分を増やしたデッキを使っていましたが、対戦を重ねる毎に今の形に収束していった感じですね。

 研究が進んである程度の「解答」が出現するのはカードゲームの定石ではありますが、現状のUCGに関してはそれがあまりにも早くお手軽に出てきてしまった感が否めず、個人的には少し寂しい部分です。息子も息子なりに「勝つこと」と「楽しむこと」の間で揺れ動いている節があり、僕もロッソブルで勝ち進む彼の姿が見られるならば見たかった。

 しかしそんな揺れ動きがあっても、息子はいつも最終的に「勝つこと」にフォーカスした選択をすることができている。ギャラクシー優勝5回という素晴らしい戦績は、彼のまずは勝つことを優先する一貫した姿勢がもたらしていると言えます。勝負師として単純に賢い。

 

ャンピオンにも浮き沈みはある

 

 ちなみになんですが、平日は空手にスイミングにと習い事でそれなりに忙しい息子。実は嫁さんから平日のUCG大会への参加を禁止されておりまして……(笑)。なので今回の平日夜の大会参加はイレギュラー中のイレギュラー。

 

 「いや~、まさか当たるとは思ってなくてさ(嘘)、適当にアプリで抽選申し込んだら2人共当たっちゃって!」と僕も必死に助け舟を出しつつ、メビウスがギリギリの手札でグレード上げたりパンプしたりしてラウンドを引き伸ばすかの如く2人で嫁さんへ粘りの交渉を行い、なんとか無事に「0回戦」を突破していたのでした。

 

 店舗のTwitterで公開される優勝コメントをボールペン片手に考える息子。勝者の背中は大きく、そしてたくましい。

 この写真の左側に足だけピョンと映っておられる方が息子の決勝のお相手でした。僕も何度か大会で対戦させていただいているんですが(この日も1回戦で当たった)、本当にめちゃくちゃお強い方で一度も勝てたことがありません。先日開催された大型大会「ギャラクシーカップEX」でも準優勝されていました。

 そんな強プレイヤーに一歩も引くことなく真正面から戦える息子、本当に誇らしいです。

 

 ただ、僕もこうして彼が勝ったときだけ記事にしているの少しズルいよなと感じる部分はあって、実は結構負けてるときもあるんです息子。

 「絶対優勝して有名人になるぞ!」と鼻息荒く臨んだギャラクシーカップEXは2勝4敗で本人曰く「ボロボロやった」みたいですし、ギャラクシーカップでも予選落ちすることは結構普通にあります。で、勝ったときの喜び様とは一転して負けたときの落ち込みっぷりが周りの大人に気を遣わせてしまうくらいのレベルだったりして。感情の起伏がそのまま態度に出ているところを見ると「やっぱりお前もまだまだ小学生だな〜」と。その辺の感情のコントロールも含めて彼の今後の成長ぶりを見守っていきたいなと思います。

 

 

 

 優勝した日の帰り道。

 僕も割と一生懸命UCGやってるんですがどうしても息子の戦績を超えられないので、悔しさのあまりズバリ訊いてみたんです。「なんでそんなに勝てるん?」って。そしたらね、彼が僕を軽蔑するようなつめた〜い目をして

 

「いや、カードの効果ちゃんと読んでるから」

 

と言い放ったというオチ(笑)。

 「効果くらいワシも読んどるわい!」と内心思ったんですが、これ多分「ちゃんと」ってところがミソで、要は対戦に勝つことに常に視点を向けながらテキストを読んでますよということですよね。いやあ、本当に僕の子じゃないみたい。いつの間にそんな成長しててん君は。

 

 僕ね、息子が優勝して何が嬉しいかって、心の底から「おめでとう」という言葉を彼にかけられることなんです。自分の子供に「おめでとう」を言える機会って誕生日とか卒業式とか年に何回かある定期のイベントがほとんどで、実は日常生活の中にはそんなに無かったりするので。

 だからリビングに飾ってある息子のWINNERカードを眺めながら「ああ僕はこれだけの『おめでとう』を彼に言えたんだな」って、そんなことを考えている時間が今は一番幸せですね。次の「おめでとう」を言える日も、おそらくそう遠くはない未来なんだろうという確信があります。僕が優勝したときも息子は「パパおめでとう」と言ってくれた。時間が経っても、お互い自然とそう言い合える親子の関係でいたいなと思います。