僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

2025年の誕生日と父の日 ~ふたりをつなぐウルティメイトゼロ~

 

 

「パパのゼロ、これで『フルパラ』やな!」

 

 

 「フルパラ」というのはフルパラレルの略。カードゲームにおける、デッキのカードたちのレアリティがもれなく上がっている状態のことを指します。

 

 6月――。

 

 通算30ホニャララ回目の誕生日を迎えた僕に息子(小5)がプレゼントしてくれたのは、ウルティメイトゼロのSPカードでした。

 例によって例の如く休日に親子でカード屋に出向いたら、彼がコソコソと店員さん呼んでシングルカード買って……って普段はできない挙動を見せていましてね。一体何をしてるんだろうと思っていたらとんだサプライズ。どうやら、僕へのプレゼントのために嫁さんからお金を預かっていたらしい。「パパ、最近ゼロデッキ使い始めたやん?」というところからの息子セレクト。う~ん、粋なことしてくれるじゃないか、小学5年生。

 

 そしたら今度は別日に「父の日」のプレゼントとして同じカードをもう1枚買ってくれまして。ウルティメイトゼロのSPは元々2枚持っていたので、息子からのプレゼントと合わせてデッキに入れる4枚が揃いました。

 ヒロイックでかっこいいウルティメイトゼロを眺めながらプレイするウルトラマンカードゲーム(以下UCG)はとても楽しく、同じテキストでもイラストやレアリティが違うだけで自分の中のモチベーションがぐんぐん上がっていくのが分かります。このカードたちを使って何とかして勝ちたい。

 

「息子がプレゼントしてくれたゼロで勝ちました!」

 

という報告をいつかどこかで絶対にしたい、という欲に駆られています。

 

 

 

 

闘の記録

 

 さて、ここで先月親子で参加した「ウルトラマンカードゲーム ジャパンチャンピオンシップ in Japan」のお話を備忘録として少し。

 

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 2敗した時点で強制ドロップという厳しいルールの中、息子は予選5試合目まで駒を進めることができましたが惜しくも予選落ちでした。

 

 前日の夜、もうお客さんもほとんどいない閉店間際のサンシャインシティを親子で下見に行き、「ここで絶対優勝するぞ!」と意気込んでいただけに決勝トーナメントへ進めなかったことにはやはりショックを受けていましたね。

 

 ただ、UCG界の秋元康(?)こと迎隊長にサインをもらったり一緒に写真も撮ってもらったりして、良い思い出にはなったようです。新ヒーローのウルトラマンオメガにも頭なでなでしてもらってましたし(子供はいいなあ……!)。

 

 ちなみに僕は予選7試合を無事完走できたものの最終戦で敗れトーナメントにはあと一歩及ばず。最終順位47位でフィニッシュでした。

 大会開始前に「2敗した時点でドロップ」と聞いた時点で「ああもうこれは多分上がれないだろうし、やれるだけやって楽しむぞ」というマインドでしたから、最後は悔しさもありましたがどちらかと言うと「よくやったな自分」という気持ち。初めてお会いできた関東のウルトラリーガーの方々にブロガー名刺をたくさんお渡しできて実りのある大会となりました。

 

 チャンピオンシップは、UCGを通して親子共々普段から大変仲良くさせてもらっているウルトラリーガー・猫耳族さん(@NEKOpotproが見事優勝。

 関西のUCG仲間の方たちと一緒に会場の最前列を陣取って猫さんを応援している時間はとてもエキサイティングで、僕の長い長い人生の中でも忘れられない出来事の一つになりました(応援に熱が入り過ぎて予定していた帰りの新幹線の時間を無理やりズラしました 笑)。この歳になってああいうエネルギッシュな団結の輪の中に入れるって、本当に幸せなことです。

 

note.com

 こちらは猫さんのゼロネクnote。強さの言語化とユーモラスが両立していてとても読みやすい。もちろん僕も参考にさせてもらっています。

 

 

 

ロを自分の手で勝たせたい

 

 身近な猫さんの日本一の瞬間を目の当たりにし、僕ら親子のUCGへのモチベーションは更に上昇中。

 

 チャンピオンシップに次ぐ大型大会「ギャラクシーカップEX」では息子が大阪でベスト16、僕が京都でベスト8とお互いそれなりの結果を残すことができました。ただゲームがどんどん成熟していくにつれプレイヤーのレベルも上がり、UCGの優勝への道は以前に比べるとかなり険しいものになっているなという実感もあります。

 

 息子は現在、圧倒的環境トップを誇るメビウスヒカリデッキのプレイを磨きつつ「自分だけのオンリーワンのデッキ」を追い求め日々研究を続けています(僕が界隈で「ティガブレーザーの人」と認識されているのが羨ましいらしい)。

 ……まあ、〆切が2週間も過ぎたPTA免除申請の用紙を朝の忙しい時間帯に出してきて嫁さんにきつ~くしぼられる、みたいな大ポカもありつつなので、もうちょっと学校関係頑張れって感じではありますが(笑)。

 

 僕はというと、チャンピオンシップで使用したところ無類の強さを発揮し、日本一になられた猫さんの代名詞ともなっているゼロネクサスデッキをなんとか使いなこなせるよう頑張っております。

 ゼロとネクサスはとても強いカードたちではあるのですが、効果を発揮させるタイミングがとても難しく加えて相手が何のカードを出してくるかという読みも必要になってくるので、下手な僕は現状まだまだ苦戦することも多いです。ティガやブレーザーは練度の低い僕を「勝たせてくれた」カードたちでしたが、ゼロネクサスは「自分の手で勝たせる」ことが求められる、という感覚ですね。このデッキで日本一にまで上り詰めた猫さんは本当に凄い。

 

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 上の記事にもある通り、ゼロは僕を父親にしてくれた思い出深いヒーローです。

 息子がそのゼロのカードを誕生日と父の日にプレゼントしてくれたっていうのはやっぱり特別嬉しいですし、ある意味で必然なのかなあとも感じています。

 「ギャラクシーカップの決勝で親子対決」は僕がUCGを頑張る上での大きな大きな目標の一つですが、ここに「息子がプレゼントしてくれたウルティメイトゼロで勝つ」もこっそり付け加えておくとしましょうか。

 「お前にもらったあのカードで勝てたぞ!」って、彼に直接伝えたいですから。「あのパパがゼロで?!」ってびっくりさせてやります。僕ももうちょっとUCG、上手くなりたい。ますます練習、頑張らなきゃですね。