僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな11歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラマンカードゲーム/ギャラクシーカップ4度目の優勝!〜「スーパーティガブレーザー」ができるまで〜

 

 

 「いや、パパめっちゃ上手くなったな……強いわ」

 

 

 ウルトラマンカードゲーム(以下UCG)をプレイし始めてから早1年半。大会成績など実力で大きく水をあけられていた息子(小5)から、とうとうこの一言を引き出すことができました。

 

 

 ギャラクシーカップ、4度目の優勝。

 

 前回の優勝が昨年の4月とかなので、都合10ヶ月ほど栄冠から遠ざかっておりました(長かった……!)。その間も基本的には楽しく親子でUCG、楽しめてはいたのですが対戦環境の極端な偏りもあり、楽しみたい気持ちと競技として突き詰めたい気持ちを両立させるのがしんどなくなっていた時期がありました。もうこのカードゲームに自分の時間と体力を割くのはやめようと肩を落としたことも一度や二度ではなく――。

 

 しかし、10月末に発売された第5弾「勇輝の黎明」より導入された新たなゲームシステム「レベル4(クワッド)」と、それに伴い登場したグリッターティガ。このカードの存在が、消えかけていた僕のUCGへのモチベーションを微かにつなぎ止めてくれていました。1年半前の体験会の頃からずっとティガを使い続けていた僕にとって、このグリッターティガをなんとか上手に使いこなしたい……もっと言うと、

 

「『SKaRDを作った男』でグリッターティガを登場させて勝ちたい!」

 

この夢を実現させるまでは死んでも死にきれんな、と(笑)。

 ここから、僕の過去三度のギャラクシーカップ優勝を手繰り寄せてくれたティガブレーザーデッキをいわゆる「スーパーティガブレーザー」として復活させるミッションが始まりました。

 

 

 

 

築の変遷

 

 こちらが5弾発売直後のデッキレシピ。

 

 グリッターティガをクワッドで登場させる確率を上げるためにブレーザーの配分を以前までの6-7-8から4-6-5に減らし、その分ティガの枚数を増やした形です。

 このデッキでの戦績は息子が11月の猫耳ホンドー杯(自主大会)のBO3トーナメントで2デッキ目に使用し優勝。僕もチャレンジマッチで一度優勝することができました。

 決して弱いデッキではありませんでしたが、グリッターティガの採用枚数を2枚に絞っていることからSKaRDでクワッドが成立する確率は高くなく、加えて2つのキャラが同時にトリプル以上の成立を目指すことから下振れたときのどうしようもなさ(事故率の高さ)は解消できずでした。連戦が続くギャラクシーカップではどこかで下振れを引いてしまうこと多数で、結局優勝は叶いませんでした。

 

 

 続いてこちらが12月の中旬に発売されたウルトラデッキ・ティガブレーザーの新カードを採用したレシピです。

 

 キャラクターのレベル配分はそのままに、ティガの足回りと起動効果を持つブレーザーを採用。登場時にデッキトップを1枚確認できるレベル1のティガによる安定性の向上や、ダブルのブレーザーで確実に勝ち列を作る動きが可能になったことで以前よりも柔軟な戦術をとることができるようになりました。

 こちらも短期決着のチャンレジマッチでは優勝することができましたが、ギャラクシーカップではなかなかトナメに上がることができませんでした。原因はやはり事故率の高さですね。

 

つけた形

 

 1月末の新弾発売が迫る中、新しい環境でティガとブレーザーの組み合わせがどれだけ戦えるのかは正直未知数なところがあり……。

 

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 これまで散々ティガブレーザーを擦り続けてきて、ウルトラデッキという他のキャラクターにはない「お年玉」までいただいておきながら、このままの戦績で5弾環境を終われないぞという気持ちがありました。

 そこで、僕もちょっと本気になってデッキの構築を大幅に見直してみることにしました。

 



 こちらがギャラクシーカップ優勝時のレシピです。

 

 課題だった事故率を極力下げるためにブレーザーの配分を4-6-5から2-4-3と大幅に減らしました。個人的に瞬間対面必殺のブレーザーのカードデザインがとても好きで、脳汁も出るので(笑)、ブレーザーの枚数を減らすことにはためらいがありました。

 

 しかしながら、相方のティガがレベル4のグリッターティガと、登場時に自身も含めたティガのグレードを操作可能なレベル3のパワータイプを得たことで単体でも十分に戦えるスペックを獲得していました。単体でも戦えるティガにわざわざブレーザーを組み合わせる意味を考えたときに、「強力な登場時効果を持つティガをSKaRDの起動で登場させること」が最重要であると結論づけ、「ティガを最大限活かすためのブレーザー」と割り切った構築にしようと考えたわけです。

 

 それができるようになったのも、起動効果を持つレベル3のブレーザーの存在によることころが大きく。

 このカードの強さについては後ほど言及しますが、確実に勝ち列を作るにはトリプルを成立させるしかなかったこれまでのブレーザー(故にレベル1から3までを満遍なくデッキに採用する必要があり全体の枚数を減らしにくかった)と違い、特に新しいラウンドにおいて2-3のダブルでも確実に勝ち列を作ることが可能になったのは更に強いスーパーティガブレーザーを作る上で追い風でした。

 

 ブレーザーの枚数を減らし、先述したデッキトップを操作できるレベル1やマッスドローを得て足回りが強化されたティガの採用枚数を増やすとデッキの安定性は大幅に向上しました。初手に絶対引いておきたいティガのレベル1が8枚から10枚、対戦中に最低でも2枚は使いたいレベル2が11枚から13枚。マリガン後も含めこれらを同時に引けないケースはほとんど無くなったので、確実に勝っていくにはこの配分が正解に近いのだろうと思います。

 

レイングについて

 

 プレイングについても、ウルトラリーガーのお仲間にチェックしてもらいながら見直しを行いました。

 

 これまでの自分の試合を振り返ってみると、勝てた試合は

 

・SKaRDで無法レベルアップを決めたとき

・相手が下振れを引いたときorこちらが上振れを引いたとき

 

以上2つのいずれかしかなかったことに気が付きました。もう試合にならないレベルの手札なら割り切るケースも出てくるでしょうが、そうではない60点〜70点の手札でも勝てるプレイングを身につける必要がありました。

 また、構築をティガに大幅に寄せたことから「とにかく先手を維持してSKaRDを貼り起動効果で無法レベルアップを決めて勝つ」というこれまでの一辺倒な勝ち方以外の戦法が可能になっていたことにも気が付きました。いわゆる「ティガ単」と呼ばれるデッキの動かし方に近いものがあるかもしれません。

 自分の手札と相手の盤面の状況を見ながら、先手をキープし続ける「ティガブレ」をやるのか、後手を取って相手の弱い盤面を確認してから確実に勝ち列を作っていく「ティガ単」をやるのか。2つの選択肢を頭に入れておくことで、100点の手札を引かずとも勝ちを拾えるプレイングを目指しました。

 

 僕がこのデッキを回すときに最も意識していることは「ティガで強い面をたくさん作ること」です。

 そのために、時には手札に抱えているSKaRDやブレーザーをボトムに送る/捨て札にする という選択肢をとることが増えました。とにかく優先させるべきはティガ。これまでのティガブレでは絶対にやらなかったプレイです。

 ブレーザーはあくまでSKaRDの起動効果を使うためのキャラと割り切り、SKaRDを貼れない、もしくは割られる状況が見えたときには積極的にブレーザーを盤面に出さないことを心がけるようにしました。2-4-3の配分ではトリプルの成立はかなり確率が低いですし、ティガのパワータイプのダウン先になれるよう負け列になってもいいのでダブルにできそうなら出す、くらいの気持ちです。「ブレーザーを引きたい」だとティガをメインにしている以上どうしてもストレスになりがちですが、「引けたら嬉しいブレーザー」の感じでやるとデッキの回りがスムーズになりました。

 

 また、先程紹介した起動効果を持つブレーザーがティガやSKaRDととても相性が良く何度も勝利に貢献してくれました。

 ブレーザーの対面をグレードダウンさせる強力な起動効果を使うには自分の場のトリプルのキャラの一番上か下にあるカードを捨て札に送る必要があります。そこで好相性なのが、好きな対面に移動できるゼペリオン光線と手札を1枚切ることで対面のグレードを1下げることができるマルチタイプのティガです。

 前者はドロソで止まってくれたラウンドに移動することで、次のターンまで一番下のレベル1を捨て札に送っても13000までの火力を相手は高い確率で超えられないという状況を作ることができます。後者は対面のグレードを下げたあとに同じく一番下のレベル1を捨て札にしても勝っている状況を作る、もしくは上のレベル3を捨て札に送りSKaRDの起動でレベル3のティガがなんでもいいから乗れば勝ちという状況を作ることが可能です。

 どちらも動きが決まれば2面勝ちは確定ですからゲームの勝利に大きく近づくことになりますし、前提としてティガのトリプルを多く作ることを意識しながらこちらはプレイしている、かつ起動ブレーザーはダブルでも効果が使えることから盤面形成の難易度もそこまで高くありません。

 もちろんSKaRDが貼れていればもっと強力な盤面を作ることができますが、確実に勝つ場所を作りながらシーンを貼ることはカードプールも大幅に増えた今容易ではないため、後手に回ったときのプランを常に考えながらプレイしていくことを意識するようにしました。

 

 

 

 

 構築とプレイを変えてからのスーパーティガブレーザーの戦績は、ギャラクシーカップに6回出場し内トナメ進出が4回(ベスト4が2回)、優勝が1回となります。勝率も計算してみたところ27勝12敗で約7割。凄い、僕じゃないみたい。

 

 優勝した大会では予選トナメ含めて6戦全勝でしたが、そのうち3勝はSKaRDを貼らずに勝つことができました。これも今までの僕ではあり得なかったことです。ちなみに決勝戦はSKaRD起動からのグリッター登場による3ターンキルというこれ以上ない勝ち方で運にも恵まれました。優勝するときって最低でも1回はこういう運勝ちがあるよなというのがUCGをやってきたこの1年での実感なのですが、この日もご多分に漏れずでしたね。

 

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 息子が僕のデッキを使って自主大会を優勝してくれたのはとても嬉しかったのですが、いかんせん僕の作ったデッキを一番上手く使いこなしているのが息子というのはやはり一プレイヤーとして悔しさを感じる部分もあったので。いい加減、彼にかっこいいとこ見せないととちょっとマジになりました。結果を残せて良かったです。

 何より強い彼から「パパ強いわ」の一言を引き出せたことがね、もうこれは本当にウルトラマンカードゲームを親子で遊ぶ上での僕の一番の目標でしたから。家での対戦でもそう簡単には負けなくなった。新年早々、目標を達成しちゃってじゃあ次はどうしようっていう気持ちでいます。

 

 僕が上手くなれば、息子も自然と上手くなる……はずです。

 もうそろそろ、息子の優勝記事を書きたいところですが、6弾環境はどうなりますやら。なんかとんでもなく強いデッキが見つかったと研究中の彼は申しておりますね……!