僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

二軍のTシャツには二軍なりの役割がある…「俺のフツーの服はどこへ消えた?」

今週のお題「二軍のTシャツ」

 

 Tシャツ、めちゃくちゃいっぱい持ってます。

 

 当方、ファッションに関して特別なこだわりはありません。普段の服装に関しては、嫁さんの言うことをふむふむ聞いているだけの着せ替え人形と化しています。しかし、これがTシャツとなると話は別で。

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 Tシャツ、息子とウルトラマンのイベントに行ったときの物販コーナーでほぼ必ずと言ってもいいほど手に取ってしまうんですよね。

 ウルトラマン関連のTシャツも、最近はいかにも子供向けというデザインが減ってきて、むしろ大人が堂々と着ても恥ずかしくないようなかっこいいデザインのものが増えてきた気がします。サイズのバリエーションも昔に比べると豊富。

 ほら、イベント中って気分がハイになってるでしょ。「記念に1枚買っとくか!」って謎の勢いにまかせて財布の紐が勝手にほどけていくんですよ。

 僕はもう毎年のように「イベントに行ってはTシャツを買い…」を繰り返していて、いつの間にかタンスがTシャツだらけ…それもウルトラマンや怪獣の柄のものばっかりになってきている。

 するとね、例えばちょっと親戚のうちにお邪魔するときとかに凄く困るんです。「おいおい、俺のフツーの服はどこへ消えた?」って(笑)。

 いくら普段着できると言ったって、親戚の集まりにウルトラマンのTシャツなんか着て行ったら、お酒飲んでご陽氣になられている方々の標的にされるだけなのでね…ああいうの本当に苦手なんです。出来ることならなるべくそっとしておいて欲しい。

 

 

 

 

 ……と言うわけで、僕にとっての「二軍のTシャツ」は、そういう少しパブリックな場に着ていくための、当たり障りのない「フツーのTシャツ」のことを指します。

 コロナのおかげで会社の飲み会なんかも減りましたけど、そういう「わざわざ特撮オタクであることをアピールしたくない場所」で駆り出されるのもまさしく「二軍のTシャツ」たち。

 黒地に、なんかよく分からない外国の街並みの写真…そこに適当な英単語があしらわれているTシャツなら、まあオシャレとまではいかなくても、周囲に自然に溶け込むことは可能です。こんなこと言うと本気でファッションを追求している人に怒られそうですが。

 僕にとっては、周りに溶け込むための二軍のシャツより、ウルトラマンティガのビッグTシャツとか、庵野秀明展で買った帰ってきたウルトラマンTシャツのほうが断然「一軍」なんですよね。

 一軍Tシャツはもちろんパジャマになんてできないし、汚れるのが嫌なので晩ご飯を作ったりするときも絶対着ないようにしています。ウルトラマンの顔に油とかハネてたら、割と本気で落ち込みますよ僕。

 でももしかして、他の人たちから見たら当たり障りのない二軍Tシャツのほうが一軍に見えている可能性、結構ありますかね。

 たまたま二軍のTシャツを着て自分の実家に行ったら、母親から「あら、あんた今日やけにオシャレやん」なんて言われたりね。絶対、ティガのビッグTシャツのほうがかっこいいのになあ。

 まあ誰に何を言われようと、僕は一軍と二軍を行き来させるつもりはありませんよ。……って、こういう言い方をするとなんか駄目なプロ野球チームの監督みたいですけど。

 でも、一軍があるからこその二軍。二軍には二軍の役割がある、というわけです。