僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

真骨彫ティガ(パワータイプ)が何故か我が家に2つある、という話


 かねがね予約しておりました、『S.H.Figuarts 真骨彫製法ウルトラマンティガ・パワータイプ』が我が家にも届きました。

 

 

 …えーっと、何故でしょう、2つ届いてしまいました(笑)。

 

 約半年前の僕、最初にツブラヤストアで予約出来たのをすっかり忘れていたのか、イオンの予約サイトでも注文してしまっていたようで。ネットショッピングってもんには未だに慣れんですね。

 いや、まあ、フィギュアを「ガシガシ遊ぶ用」と「大切にしまっておく保存用」に分けて2つ購入することは特撮オタク界隈では今どき珍しいことではないのでしょう。ただ一方で、毎日のお昼ご飯をなるべく3コイン以内とかで済ませようとしている貧乏人のすることでも絶対に無いよな、という(笑)。7,000円あったら美味いもんいっぱい食えるぞ〜。

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 せっかくなので、ここはフィギュアーツが大好きな息子に1つ贈呈するとしましょうかね。

 「マルチタイプは触らせてもくれなかったパパが、どうしてパワータイプはポンと渡してくれるんだ?」と息子もさぞびっくりすることでしょう。理由は簡単。2つあるからです。

 

 

 

 

ざ、開封!

 真骨彫ティガ・パワータイプ。早速、開けてみました。

 

「君を待っていたのだよウルトラマンティガ!!」

 

 

 箱を開けて取り出しただけのこの状態でも十分に伝わってくる高級感、品格。やっぱりティガは素晴らしいです。

 成田亨さんのデザイン画をCGで忠実に再現したシン・ウルトラマンの美しさが話題ですが、僕は個人的な思い入れも込みで、初代やシンを含めた全ウルトラマンの中でもティガの美しさは群を抜いていると未だに思っています。それまでのウルトラマンとは異なる要素を取り入れながら、オリジナルの美しさを維持した奇跡のデザインである、と。

 ティガはこのように上からのアングルが一番かっこ良く見える気がします。頭部の独特な形状は、光の当たり方によって印象が変わるのも芸術的な要素ですよね。いやー、かっくいー。

 

 

 

 

働を試みるものたちへ

 ウルトラマンのフィギュアに関しては、毎度「お前、それどうしても欲しいやつなのか…?」と、心の中に潜むもう一人のケチ臭い自分と格闘しながらぼちぼち収集している僕も、この真骨彫ティガのシリーズはリリースの情報が出た瞬間に値段も見ずに予約サイトへ直行しています。

 一見しただけでは分からない微妙に左右非対称なマスクを忠実に再現したり、当時のスーツアクターの体型をスキャンしてまで出来る限り「本物」に近いフィギュアを作ろうというメーカーの心意気がファンの心をくすぐりますよね。「Figu“arts”」というだけあって、玩具というよりも美術品を手に取るような感覚があります。

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 ただ、前回のマルチタイプは胸部から腹部にかけて使用されている軟質素材の塗装があまりにも剥がれやす過ぎるという問題点もあって。実際、僕もマルチタイプはこのレビュー記事を書いて以降、全く動かさずにケースに入れて飾ったままです。

 今回のパワータイプは、少し触ってみた感じだと塗装の剥がれやすさはかなり改善されているように感じました。経年劣化が懸念されるところではありますが、少なくとも現時点では手に取って自由に遊べるレベル。稼働させる際のドキドキ感も全くありません。何故最初からこうしてくれなかった……!

 個人的に譲れない、プロテクターの独特な形状も納得の仕上がり。映像では主にパワータイプを演じていた中村浩二さんのマッシブな体型も、マルチタイプの権藤さんのときと同じく完璧と言ってもいい再現度で、本当に小さなティガが家に来てくれたみたいな存在感です。

 しかしまあ、こうして並べてみると、紫のスカイタイプがいないことへの違和感が凄い。

 ティガはどちらかと言うとスカイタイプの方が人気というイメージなので、細身の権藤さんのスキャンデータを活用して恐らく近いうちにスカイタイプも発売されるでしょう。さすがの僕も、「ここまで来たら買わんわけにはいかんぞ」という気になっている。

 そう考えると、同じウルトラマンに複数の属性を持たせたティガのタイプチェンジというアイデアは、商法的にも偉大な発明だったことを改めて実感させられます。

 ただ、僕みたいに、1つでいいのに慌てて2つ買っちゃうようなある意味「いいお客さん」ばかりならそんなアイデアも必要なかったのかもしれませんね…!

 と、今回は無理やり締めておきましょう(笑)。

 スカイタイプまで2つ届いてしまったら、今度はマルチタイプを1つしか持っていないことにムズムズしそうで今から怖い。財団Bの手先になってしまうのは何としても避けたい、という心境であります。