僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラマンショップに写真撮影イベントが帰ってきた喜びをつづる。

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 大阪・梅田のウルトラマンショップで開催された「ウルトラマントリガー クリスマス写真撮影会」に息子と行って来ました。

 

 いわゆる「イベント整理券ゲットチャレンジ」は休みの関係で嫁さんに依頼。「早めにとっておかないと定員いっぱいになっちゃうから…」と僕がちょっとビビらせ過ぎたのもあっていつも以上に気合を入れてくれた嫁さんは、持ち前のバイタリティで見事に撮影順1番の整理券を取ってきてくれたのでした。

 最前列で拝むトリガー様のあまりのかっこ良さに我々は一瞬声を失ってしまい…息子と顔を合わせて2人で「ママ、ありがとう…!」と以心伝心(笑)。

 トリガーはテレビで見るよりも実物のほうが何倍もかっこいいという、芸能人とかでよく聞く例のやつでした。顔の小ささが元々のスタイルの良さを更に際立たせていて、本当に見た目がモデルさんみたいだったんですよねえ。心なしか、集まったちびっ子たちからも「うわぁ…」と恍惚とした歓声が上がっていたような気がします。

 

 

 

 

「普通の父」からの脱却

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 大阪のウルトラマンショップにはオープンした頃から息子と足繁く通っておりまして。

 向かいにあるキディランドが、僕が幼少期から大変お世話になっていたおもちゃ屋だったということもあり、語り尽くせないほどの思い出が詰まった場所になっています。

 通い始めた最初のほうは、せっかく気さくに声をかけてくれたウルトラマンショップの店員さんに対しても「息子がウルトラマン好きなもんで…」と自分の素性を隠しあくまで「普通の父」を装ったりしていました。今思えば、「あの頻度(多いときは毎週寄っていた)で通ってりゃ絶対親も好きに決まってるでしょ」ってバレバレだったんだろうけど…あぁ、お恥ずかしい限り。

 次第にごまかせなくなってきて、今ではすっかり僕も店頭に並ぶグッズをまじまじと眺めては「このフィギュア欲しいなあ!」などと童心に帰って楽しんでいます。

 昨日も若い男性の店員さんに「親子でウルトラマンお好きなんですか?」と訊かれて、もう胸を張って堂々と「息子も好きですが、僕も大好きです!」と返事が出来ました。30過ぎた男がどこで胸張っとんねんという話ですが(笑)。

「ふれあい広場」への思い

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 コロナ禍になる前は毎年クリスマスと夏休みの恒例イベントだったんです、ウルトラマンショップの写真撮影イベント。

 店舗の営業がめでたく再開された後も、やはりこのご時勢ということもあってヒーローに直接会えるイベントは長らく自粛されていました。

 今回トリガーとのイベントを告知するポスターが店頭に貼られているのを見たときは、喜びのあまり嫁さんと一緒に指差して「あーっ!」と変な声を出してしまいましたもんね。我が家にとっては小学校の運動会や保育園の頃のお遊戯会と同じくらい、息子の成長を再確認できる大切なイベントになっていたのです。

 大阪店でのイベントは店舗のすぐ近くにある「ふれあい広場」という場所で行われるのが恒例で。

 このふれあい広場、普段は買い物客が腰かけられる休憩スペースになっているんですけどね。コロナ禍になってからというもの、僕はここを通りかかる際に「あぁ、この場所にウルトラマンが来ることはもう無いのかな…」と毎度毎度何ともおセンチな気分になっていました。

 で、息子はというと、そんな僕をよそに「ここでウルトラマンと写真撮ったなー、また撮りたいなー」といかにも子供らしい天真爛漫さに溢れた一言を言い放ってくるわけです。そんなの言われたらね、「ソフビの一つや二つ買ってあげにゃいかんなあ」ってなるじゃないですか(なりません? 笑)。子供の可愛らしさは時にあまりにも罪深い。

 

 

 

 

子、気合の1枚

 今回登場したトリガーはなんとサークルアームズ持参という特別バージョン。武器を持ったウルトラマンをまじまじと見られる機会は少ないので、ここは僕のようなオタクにとっても嬉しいポイントでした。

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 こちらが撮影会での1枚。

 息子、ポーズをとるのに気合を入れ過ぎて肝心の顔が映ってないし、後ろのトリガーもその息子の背中をじーっと見ている感じなのが可笑しい。顔が映ったショットもなんとか撮れたのですが、個人的にはこの1枚がベストでしたね(笑)。

 久々の撮影イベントだったからか、息子も含めて会場に集まったちびっ子たちの反応も凄く良くて。司会の方の「昨日のトリガーの放送は見てくれましたかー?」との呼びかけに、すぐさま「アボラス!バニラ!」と登場した怪獣の名前がバンバン飛び出す辺り、みんなちゃんと見てるなあと僕は勝手に感心してしまいましたよ。

 『ウルトラマントリガー』もいよいよ最終章に突入していく中、毎年恒例だったクリスマスのイベントが帰ってきたことで再び感じられたこの季節特有の「ウルトラの匂い」。当たり前が当たり前でなくなることを経験した後だからこそ、その匂いを大事に大事に噛みしめることが出来た1日でした。