僕が僕であること(仮)

ジードとルーブが大好きな4歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラマンゼロとの出会いを通じて息子が一回り成長した日

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  大阪のウルトラマンショップで行われた「ウルトラマンゼロ握手&写真撮影会」に息子と行ってきました。

 実は先月もタイガの同じイベントに参加させていただいたのですが「まあ本物のウルトラマンと写真が撮れる機会なんて滅多に無いしね…」と思い、今回もわざわざ3000円分お買い物して整理券をゲット。いやしかしね、これまでに息子がウルトラマンと撮ったツーショット写真を並べてみたら軽く10枚は超えていましたよ。「滅多に無い」なんてことは全く無かった。

 そして今日24日は、絶賛放送中『ウルトラマンタイガ』にてタイガの強化形態・フォトンアースが初登場し、その関連グッズの発売日でもある。つまりまあ、そういうことです。うちの息子もご多分に漏れず、ゼロのイベントの前にショップを物色し新しいソフビを見つける。そして「これ買ってー!!」と全力でねだる!おぉもう…俺の推しが客寄せに使われとるやないけ(笑)。

 

わないお約束

 僕もさすがにショップ側の戦略(と言ってしまうのは気が引けるのですが)には前々から気付いていたので、さて今回はどうしようと。

www.bokuboku12.net

 これまでのパターンだと、ねだられたら「一個だけやで」と仕方なくでも買ってあげていました。そりゃ、朝にウルトラマンのパワーアップした姿を見て興奮状態のままショップでソフビなんか見つけたら欲しくなるに決まっています。僕も同じ特撮好きとしてその気持ちが痛いほど分かるからこそ、一つ600円くらいのソフビなら別にいいかと少し甘く考えていた部分があって。

 息子も4歳半になり、直感というものが育ってきたなと思います。その中で「ここでこうすればおもちゃを買ってもらえる」みたいな、子供のちょっとずる賢い部分を感じることも増えました。うちの子がよくやるのはウソ泣き。お店の中で泣きわめくと、困った僕らが最終的には救いの手を差し伸べることを知っている。ウソ泣きってすぐ分かるんですけどね、涙出てないし。

 イベントの整理券をゲットしたときから、もうそういう場面がやって来ることをすぐに想像できたので、僕は息子とひとつ約束を交わしてみることにしました。

「ゼロに会える日は、絶対何も買わへんで!」

息子は「急にどうしたん」と言わんばかりの表情を見せたあと、「うん」と小さく頷きました。はてさて、当日はどうなることやら…。

っぱり欲しい!

 当日。ウルトラマンショップの新商品コーナーには、恐らく今朝『タイガ』を見てやってきたであろう子供たちが群がっておりました。息子も負けじと走る、走る。

 店頭のおもちゃでひとしきり遊んだ後、フォトンアースのソフビを片手に息子が一言。

「これ買ってー!!」

いやいや、あんた約束したやんか。今日は買いません。

ウルトラマンタイガ ウルトラヒーローシリーズ 68 ウルトラマンタイガ フォトンアース

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 なんかね、「これ買って―」の言い方がもう…僕と交わした約束のことなんて綺麗さっぱり忘れたような感じなんですね。これもいつものパターンなんです。僕が「今日は買わないって約束したでしょ」と言うと息子、泣きそうな顔。このときの悲しげな表情、そのままこのブログにアップしたい。子役にでもなったらと言いたくなるくらい上手で、同情の買い方を熟知しています。あー、危なかった。

 いつものパターンに持ち込めないと分かった息子は、お店の前でひたすらにわめく。この辺りで本気泣きに近づいてきました。目にたっぷりと涙を溜めて僕を睨んでくる。

しの成長を積み重ねていく

 で、結局どうなったかと言うと。ここは本日のイベントの主役・ゼロ様の力をお借りすることにしました。

 家を出る頃は、右腕に装着したゼロレットを上に掲げながら「これゼロに見てもらうねん」とウキウキだった息子。「そんな泣いてる顔でゼロに会うの?ゼロも楽しそうな○○が好きやと思うなー」と、まあこんな具合に説得してみたのです。僕の言葉に少しばかり考え込む息子。すると何かが吹っ切れたのか、彼の表情に少しずつ笑顔が戻ってきました。さあ、憧れのウルトラマンゼロに会えるのだぞ。堂々と胸張って行ってこい。

 僕の説得が直接利いたのかは分かりません。ただ、息子が考えるための一つのきっかけを与えてやれたのかなとは思います。確かにこう、彼の中で線を引いた瞬間みたいなものがあったように感じられたので。

 イベント開始。持ってきたゼロアイNEOを片手にキリッとポーズを決める息子。写真撮影の後は満面の笑みでゼロと握手。

 帰り道。嬉しいことがあったときの息子は、僕に色んなことをレクチャーしてくれます。

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「タイガのフォトンアースはめっちゃ強くてなー、金ピカやから最強やねんでー。ゼロとどっちが強いかな?」

 憧れのゼロに会えた嬉しさと、僕との約束をきちっと守れた充実感なのか、ちょっと偉そうにペラペラ話す様子が僕には可笑しくて仕方なかった。たまにはこんな風に彼に試練を与えてみるのも悪くないなと思いました。今日欲しがっていたソフビはまた今度、何か目標を達成したときに買ってあげるとしよう。

 ここ最近、つないだ手を離すと、僕よりも前を先々歩くようになった息子。その背中は、今朝のそれよりもずっと大きくたくましく見えたのでした。