僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

我が家のウルトラ“ソフビ”ギャラクシーファイト

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 『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』のYouTube配信開始に合わせて、我が家のウルトラ“ソフビ”ギャラクシーファイトもなかなかの盛り上がりを見せています。

 

 これまでブログにも書いてきた通り、息子はウルトラマンや怪獣のソフビが大好き。

 家電量販店のウルトラソフビコーナーに行っても、もう持っていないやつの方が少なくなってきました。変身アイテムを片手になりきり遊びに精を出しつつ、最近は家の中で大量のソフビを並べて自分だけのオリジナルストーリーを創作するのが一番のお楽しみです。

 僕が朝起きてリビングを見渡すと、テレビの前の広いスペースにはウルトラマンと怪獣のソフビがズラリと並んでいて……。息子が昨日の夜どんな風に遊んでいたか一目瞭然ですもんね。「お片付けせずに寝るなー!」と叱ってやりたいところだけど、彼の頭の中にどんな物語が繰り広げられていたか僕も想像を巡らずのが楽しかったりして。

 

 

 

 

フビならではの夢の共演

 僕も子供の頃は積み木をミニチュアに見立てて自分だけのバトルジオラマを作ったり、この間記事にしたようにドライアイスを使って風呂場で「特撮」やったりしていたので、息子の遊び方にはただただ共感するばかりです。

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 僕はよくウルトラマンとゴジラをよく戦わせていましたねえ。

 映像作品の再現というよりは、普段は絶対に見られない「夢の共演」を自分だけの世界で再現していました。キンググリッドマン対デストロイアとか、当時持っていたおもちゃのサイズ感がぴったりでテンション上がった記憶がありますよ。当時は今と違って携帯電話も無く、何でも写真に収める習慣が無かったので形として残っていないのが残念なんですけど。

 今は息子のほうから僕に写真撮影をリクエストしてきますもんね。ソフビを使ってどんな風に遊んでいたか、その作品の数々を大人になっても振り返ることが出来る彼が実に羨ましい。ここでその一部をご紹介します。

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 ガーゴルゴン&レッドキングの怪獣連合にやられ放題のウルトラセブン。このシチュエーション、本当ならウルトラマンゼロなりウルトラ兄弟なりが助けにやってくるところですけど、息子の中のギャラクシーファイトではどうなったんだろう、気になる。

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 まさかのウルトラマンブル三銃士!というか、アクアを持っているのは知ってたけどウインドとグランドはいつ誰に買ってもらったんだと(笑)。『ルーブ』ではブル推しだった息子。こうやって推しの違うフォームを並べたくなるの凄く分かる。

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 ウルトラ戦士大集合!…なんですけど、タロウだけ身長100mくらいありそうですねこれ。

 昔と違って最近のソフビは素材が柔らかくて、ぐちゃぐちゃに片付けていると変形して自立しなくなってしまいます。息子はそれを手でぎゅぎゅっと元に戻してるんですけど、それも上手くいく時といかない時があって。この写真、ドミノみたいに一生懸命並べる息子の姿が目に浮かぶ。

ァイトシリーズの遊び心

 今日から配信が始まった『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』。

 初っ端からジードとエックスという、これまであまり顔を合わせていなかったウルトラマン同士の共闘に興奮しつつ、相変わらずしれっとニュージェネ勢に加わってグリージョちゃんをナンパするゼロも見られて楽しかったです。

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 「人数も多くなってきたし、そろそろニュージェネの全員集合が見たいな」とちょうど思っていたところにこの企画。しかもTVシリーズの『タイガ』が現在進行形の中での完全新作ですから、「こんなに色々と楽しませてもらっていいの円谷プロ!」という心境。

 ウルトラファイトシリーズでは、同じく坂本浩一監督がメガホンを取った『ウルトラファイトビクトリー』、『ウルトラファイトオーブ』も、歴代戦士・歴代怪獣の大盤振る舞いとお得意のスピーディなアクションが炸裂していてとても見応えがありました。今回の『ギャラクシーファイト』はその坂本監督がニュージェネの全員集合を撮るわけですから、否が応でも期待が高まるというものです。

 僕も息子も、坂本監督の撮るファイトシリーズが大好きなもので。

 特にゼロが活躍する『ウルトラファイトオーブ』。これはもうほんとに、親子で数えきれないほど見返しています。そして何度見ても面白い。

ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします! [DVD]

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 坂本監督のファイトシリーズって、ある意味では息子がソフビで独自の物語を創作しているのと近い感覚があるんじゃないかと思うんですよ。

 ウルトラマンも怪獣も出し惜しみというものを一切せず、「自分が見たいもの」に対して従順であり続けているというか。もちろんプロの監督が撮る映像作品と子供の遊びを同列に語ることは出来ませんけど、それぞれの根底にある姿勢は凄く似通っているような気がします。

 『ファイトオーブ』だと、ゼロのピンチにウルトラ兄弟の3人が駆けつけるシーン。セブンはキングジョー、ジャックはグドンとツインテール、ゾフィはバードンとそれぞれ過去に苦戦した宿敵と相対するわけですけど、「あー、こういうの誰もが一度は考えたことあるよね」というド直球な画…言ってみれば「ソフビで再現したくなる画」ですね。これを最上級のアクション演出で見られるのが坂本監督作品の大きな魅力の一つで。

 『ウルトラギャラクシーファイト』では、本編の配信前に公開された予告編でニュージェネの最強形態が勢ぞろいしていました。あれもまさに「ソフビで再現したくなる画」ですね。タブレットを前に息子が「うぉー!」って雄叫び上げてましたから(笑)。

 毎週配信されるウルトラマンたちの超絶バトルと共に、息子が繰り広げるであろう“ソフビ”ギャラクシーファイトもこれからますます盛り上がっていくのでしょう。無限に広がるウルトラワールドから、僕も息子もまだしばらくは抜け出せそうにないようです。