僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

息子のそばに、ウルトラマンと僕がいる。 / ウルトラヒーローズEXPO2022 サマーフェスティバル

 

 ずっとずっと、「いつか撮りたい!」と思っていた写真がやっと撮れました。

 

 名付けて、「僕と息子とウルトラマン」。

 ……え、そんなもんこれまでにも散々撮ってるだろって?

 いやいや、それが実は違うんです。

 確かに「息子とウルトラマン」のツーショットなら、それこそ山のように撮ってきたんですけどね。どの写真を見ても、息子のそばに僕の姿がひとつもなかったんですよ。

 ウルトラマン関係以外にも、息子のいろいろな姿をカメラに収めているうちに気付いてしまったんです。「僕と息子」が一緒に映っている写真の、あまりの少なさに。

 どうしてだろうと考えてみたら、なんのことはない。僕はいつも、「スマホの裏面(表面?)を見ながらシャッターボタンを押す側の人間」だったからですね。それが自分の、自分だけの役割だと、すっかり信じ込んでしまっていて。

 これまでの息子の成長の記録にひとつ後悔があるとすればここですね。息子のそばに、僕がいない、見えない。

 

www.ultra-expo.com

 池袋サンシャインシティで現在も開催中の「ウルトラヒーローズEXPO2022 サマーフェスティバル」、通称ウルサマ。ウルトラシリーズのファンにはお馴染みの夏のイベントです。

 今回、関西からはるばるやって来た僕と息子で、Twitterの相互フォロワーでありブロガー仲間でもある虎賀れんとさん(id:kogalent)とご一緒させていただきました。

 この写真、実はそのれんとさんが「撮りましょう!」と言ってくださったおかげの一枚で。

 僕と息子とウルトラマンのベストショット。写真を見たときに「これだ!」と思いましたもん。「僕ら親子に足りなかったもの、これだ!」って。

 この一枚だけでも、今年のウルサマは僕にとって一生の思い出になった気がします。息子にとっても、そうなってくれていたらいいのですが。

 

 

 

 

「ウルトラ特撮」を体感する

 さて、ここからはウルサマ2022の簡単なレポートです。

 こちらがイベント会場入口。

 池袋サンシャインシティは、施設の入口からこのイベントホールまでにまあまあ距離があります。なので、ここに着いた時点でふつふつと湧き上がっていたワクワク感が既にマックス最高潮。

 土曜日だったこともあって、親子連れも多く会場内は大賑わい。毎年実感している「ウルトラマン人気の復活」を、今年も肌で感じることができました。

 会場に入ってすぐに迎えてくれたのはハネジロー。実物は思ったよりも大きかった……かな?昔、こんな形の喋るペットのおもちゃ、「ファービー」ってありましたよね。あれを応用した「ウルトラレプリカ・ハネジロー(HANE2)」、待ってますよ……!

 息子の推し怪獣の一体、メガロゾーア第1形態は、撮影用の着ぐるみが堂々展示されていました。『トリガー』のラスボス怪獣だけあって実に禍々しい造形。息子もびっくりのド迫力でした。

 メイン展示のバトルジオラマ。

 渾身のミニチュアワークに、思わず「うおー!」と声が出てしまいそうになるウルトラマンと怪獣たちの存在感。こちらもメガロゾーアと同じく、少なくとも怪獣は撮影用の着ぐるみと思われます。

 ちなみにバトルジオラマの写真は、このように全て息子が撮ってくれました。巨大特撮の基本「煽りのアングル」が自然と身についている。うむ、なかなか上手に撮れているぞ。

 「煽り」を意識するあまり、意図せず発生してしまう「実相寺アングル風」はご愛嬌(笑)。

 こちらは主に『ウルトラギャラクシーファイト』で大暴れしたアブソリューティアン3人衆。

 この人たち、最初に見たときは「なんかウルトラらしくないなあ」と思ったものですが、慣れというのは怖いですね。実物はどれも重厚感があって本当にかっこ良かった。ディアボロなんか、今にも小川輝晃さんの声で喋りだしそうな威圧感でした。

ルトラマンのいる世界へ

 ジオラマを撮るときはオタクな息子も、ウルトラショットや撮影スポットでは、「無邪気なウルトラマン大好き小学2年生」に戻ってしまうのがこれまた微笑ましくて。

 それにしても、ペガの横でちゃんとドンシャインのポーズをとるの「分かってる」なあ(笑)。

 ちなみにウルトラショットはエースかレオの2択でした。息子、悩みに悩んだ結果レオに決定。列に並んでいる最中もレオのポーズの練習には余念がなく、おかげでいいショットが撮れました。

 『シン・ウルトラマン』関連の展示は意外と少なかったですが、この1体限定で300万円もするというスタチューはさすがに思わず見惚れる美しさでした。

 息子は「メフィラスのソフビ早く出してほしいわ〜」と文句をたれつつ、パネルの前でポーズはばっちり。

 

 

 

 

 展示を見終えた後は、最新ヒーロー・ウルトラマンデッカーが活躍するライブステージへ。

 ネタバレするといけないのであまり多くは語れないのが残念ですが、前作『トリガー』とのつながりを物語に巧みに取り入れながら、チビっ子たちへのサービス精神も旺盛な実に豪華なステージでした。

 『ダイナ』のエッセンスを受け継ぐ『デッカー』らしく、終始熱い展開で大人の僕もちょっと本気でヒートアップするくらいには楽しめました。映像でもう一回見たい。

 客席までせり出したセンターステージのおかげで、多くの観客が間近でウルトラマンと怪獣のバトルを楽しめる作りになっていたのも高得点。息子も目の前で怪獣と戦うデッカーに大興奮のようでした。

 また、当日は『デッカー』の主人公・アスミカナタを演じる松本大輝さんの出演日でもありました。

 生で見るカナタくんの、まあ爽やかで顔が小さくて脚が長くてかっこいいこと。最前列のお子さんに手を振って笑顔で応える様はまさに理想のヒーローそのものでした。ありゃ売れますわ(何様)。

 

 ウルサマの後は、こちらも虎賀れんとさんの粋な計らいで新橋の怪獣酒場へ。

 以前から、いつか行ってみたいと思っていた念願の場所です。

 怪獣の皮膚を再現した内装といい、怪獣や宇宙人がウルトラマンをボコボコにする映像ばかり流れるモニターといい、出てくる美味しい料理といい、全てがウルトラ怪獣づくしの夢のような空間でした。

 ウルサマと合わせてナビゲートしてくださったれんとさん、改めて、ありがとうございました。

 

www.bokuboku12.net

 あ、これは2ヶ月前に書いたウルトラマンTシャツの記事。

 「今年も息子のおかげでいい夏になりそうな気が――」って、見事に伏線回収しちゃいましたね。

 せっかくなんで最後に、この記事を書いた過去の自分のことも少しだけ褒めておこうと思います。それでは。