僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな7歳の息子とのウルトラ備忘録です。

いついつまでも、シン・ウルトラマン。

 

 どういうわけか、スマホを開くといつの間にか「シン・ウルトラマン」の検索が始まっているんです。

 

 Googleを開いても、YouTubeを開いても、検索の欄に最初に打ち込む文字はいつも「シン・ウルトラマン」。

 一番身近にいる嫁さんに「手が勝手に『シン・ウルトラマン』って打ち込んじゃうねん!」と訴えてみましたが、「病気なんちゃう?」と一蹴されてしまいました。もしかしてほんとに病気なのかしら。

 この間息子と行ったウルサマの物販コーナーでも、自分ではそんなつもり無かったのに、いつの間にかメフィラスの合意書を模したクリアファイルや防災庁のレターセットが買い物カゴに入っている。

 大阪のウルトラマンショップでは、大の大人がしゃがみ込んで指人形コーナーをじゃらじゃらと漁ってました。ようやっと見つけたザラブ星人。初代のほうだけど。こうして見ると、やはり素晴らしいデザインだ。

 

 .....と、まあこんな風に、僕、割と粘着質な人間なのか、「シン・ウルトラマン熱」が一向に冷めてくれません。もう上映が終わっちゃった映画館のほうが多いこの時期になっても、です。

 

 

 

 

「彼ら」にどうしても会いたくて

 ネロンガやガボラ、ザラブにメフィラスにゼットン。

 彼ら(?)にどうしても会いたくて、暇があれば円谷プロの公式サブスク「ツブイマ」を開いて初代『ウルトラマン』を見返す日々です。

 宮内國郎さんの勇ましい劇伴をバックに、突如として人間界に姿を現すネロンガとガボラの異質感とかっこ良さ。これだ、これがウルトラ怪獣だ。

 ザラブ星人が化けたにせウルトラマンとウルトラマンの対決は、ちょっとした仕草からリアクションまで『シン・ウルトラマン』と何もかも一緒だった。こ、これがオリジナルか……!と、リスペクトが更に強まる。

 メフィラス星人とゼットンはとにかくカリスマ性が凄い。一体、実生活で何を見てきたらこんな唯一無二のデザインを思いつくんだろう。成田亨さんって本当に宇宙人だったのでは?!

 

 初代『ウルトラマン』ってこんなに面白くて、こんなに凄かったんだ。

 

 『シン・ウルトラマン』を見るまでは、まさかここまでとは思っていませんでした。すげぇぞ『ウルトラマン』。みんなで見よう。

「ウルトラマンブーム」という夢

 「『シン・ウルトラマン』と『デッカー』、どっちが面白い?」

 あるとき息子に訊いてみました。すると即座に、

 

「デッカー!」

 

と返ってきた。彼はもう当然のように次のウルトラマンに興味が移っている。確かに『デッカー』も面白いもんなあ。

 

 しかしそれでも未だに僕が『シン・ウルトラマン』のことばかり考えてしまうのは、単純に忘れたくないからなのかもしれません。ウルトラマンそのものがちょっとしたブームになった、公開中のあの期間のことを。

 長い特撮オタク人生。いつかそういうことが起きないかなあと、半ば夢を語るように妄想し続けてきたことだったのでね。初めてウルトラマンでそういう光景に遭遇できて、嬉しくて嬉しくて仕方なかったんです。

 僕も結局、『シン・ウルトラマン』のために合計7回も映画館に足を運びました。こんなに何度も楽しませてくれる映画、これまで無かった。

 

 円谷の公式YouTubeチャンネルで配信されている制作回顧録。庵野さんがスペシウム光線のポーズをとるときの力の入り具合がかわいい。

 CGと言っても、こうしてメイキングを見るとミニチュアやスーツといった従来の特撮の手法とは別の意味で、「手作り」の感触がきちんと残っているのがいいですね。メイキングのロングバージョンを早く.....!早く見せてくれい。

 

 東宝の公式チャンネルで配信されている名場面集。こんなに短い映像なのに、巨大なゼットンにひとり立ち向かうウルトラマンの姿に涙してしまう。

 今からこんな調子で、いざ円盤が発売されてしまったら僕の情緒は一体どうなるんでしょう。多分、休みの日はずーっと、もう延々と見ていそうな気がします。それほどまでに、僕は『シン・ウルトラマン』のことが好きになってしまいました。

 

 たださすがの僕も、いつまでも同じ映画のことばかり考えて視野が狭くなってしまうといけない。なんとか別のものにも興味を持とうと、あれやこれやと探りを入れているところではあるのですが。

 やっぱりなんというか、自分でも無意識に、自室の机の引き出しにこんなものを作っている。

 ここまでいくと、浅見弘子が巨大化させられて生気のない目をしていたのと同じように、いついかなる時も『シン・ウルトラマン』のことをつい考えてしまう僕の脳は、メフィラスの策略に侵されているのかも。いや、もうそうとしか思えない。