僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

2021年、息子と僕とウルトラマントリガーの事情を語ってみる

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 息子が7歳の誕生日を迎えました。

 「今年の誕生日はどこに行きたい?」

 嫁さんの質問に、息子は「ポケモンセンターでポケモンメザスタをやりたい!」と答えたそうで。「…いや、それじゃ普段の土日のお買い物と変わらんのでは?」という疑問を夫婦で抱きつつも、好きな場所で好きなものに囲まれながら誕生日を過ごした息子はそれはもう幸せそうでした。良かった。

 写真は、同じ日に寄ったいつものウルトラマンショップにて。相変わらずポーズが決まっていて微笑ましいでしょ(笑)。

 息子の誕生日プレゼントには、彼が前から欲しい欲しいと言い続けていた『マインクラフト』というゲームを買いました。家に帰ってきてからゲーム画面と延々にらめっこしている息子を見ると、親としてはやっぱりソワソワしてしまうんですけどね。でも、これほど熱中できるものを自分で見つけられたことは褒めてあげなきゃいけません。

 気付けば今年も残りあと2週間と少し。今回は「息子と僕とウルトラマントリガーの事情を語ってみる」と題して、我が家の2021年を締めくくってみようと思います。

 

 

 

 

画館にウルトラマンが帰ってくる!


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 先日のツブコン2021で発表された『劇場版ウルトラマントリガー エピソードZ』。

 『ウルトラマンX』以降、毎年当たり前のように公開されてきたウルトラマンの劇場用作品が昨年で途絶え、今年も『トリガー』の劇場版は恐らく無いのだろうなと半ば諦めていたところだっただけに、この気合の入った予告映像にはワクワクが止まらなかった。トリガーやGUTS-SELECTのメンバー、円谷さんにもおめでとうを言いたい気持ちです。もちろん僕も最高に嬉しいです。

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 思えば、延期になった『ウルトラマンタイガ』の劇場版が公開されてからもう1年以上経つんですね。

 映画館にウルトラマンの姿が無くなってから、家族3人で一緒に映画館に行くことはそれなりにあっても、僕と息子2人で映画を見る機会って実はウルトラマンくらいしか無かったんだなということに気付かされました。それもウルトラマンの場合は、親子で、というよりも「好き」を共有する男同士で…という感覚が強くて。息子も小学生になり、学校で出来た友達と遊ぶ時間の割合が増えていく中で、そういう感覚はますます貴重なものになりつつあるという実感があります。

 ツブコンは親子共々リアルタイム視聴出来なかったのですが、劇場版トリガーの予告映像を学校から帰ってきた息子に見せてみるとその反応がもう100点満点でしてね…

 動画の序盤、「これ、もしかして次のウルトラマン~?」と息子の予想。中盤、見覚えのあるGUTS-SELECTの面々が登場して「あっ…」と何かを察した表情を見せる息子。終盤、イーヴィルトリガーのシルエットを見て彼の疑念が確信に変わる…!

 

「えーっ!トリガーの映画やるん!やったー!!」

 

しい誤算

 このブログでは、「息子がウルトラマンを卒業する日はいつになるだろうか」というテーマで度々記事を書いてきました。

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 長い間、彼の中で一番の座を譲らなかったウルトラマンがとうとうポケモンに取って代わられたのが昨年の冬辺り。実は僕、丁度『Z』が最終回を迎えるタイミングで「息子、いよいよウルトラマンを卒業す」みたいなタイトルの記事を書く準備までしていました。これ、今だから言える話。

 しかし、今年の『ウルクロZ』から『トリガー』への流れが息子にスマッシュヒット。以前のように寝ても覚めてもウルトラマン…という状況ではなくなり、今年はガンプラにも目覚めつつある彼の中の「特撮の因子」はまだまだしっかりと息づいていて、劇場版の一報にも両手をあげて喜んだりする。毎週土曜朝9時の視聴習慣が強く根付いているのも大きいですね。

 『トリガー』に関しては、闇の三巨人の存在と、時折見られるケレン味の溢れる演出や怪獣の存在が息子にはツボのようです。

 『タイガ』でラスボス怪獣だったウーラーの着ぐるみを改造して生まれたメツオーガが、『オーブ』の中ボス怪獣・マガオロチをリペイントしたメツオロチに変貌した第16話~17話は録画を何度も見返していました。メツオロチのフォルムは男の子みんな好きよな。

 僕、ブログをやめるつもりは今のところ無いんですけどね、現時点で想定している「息子のウルトラマン卒業報告記事」は、このブログにとっての一つのピリオドになるのだろうという気がずっとしていて…。でも、我が家の現状を考えるとそんな記事を書くのはまだまだ先になるかもしれません。嬉しい誤算です。

分で選択していくこと

 2021年の息子に関するトピックとして個人的に大きかったのは、彼が3歳の頃から続けてきたある習い事をやめたことです。

 これまで僕や嫁さんが「これやってみる?」と提案した習い事を、息子は不思議なほど自然に受け入れてきました。自分が子供の時のことを思い出しても、特に幼少期の習い事なんてほとんど「親に言われるがまま」だったりしますもんね。

 それが、今年になって息子は自分から「やめたい」ということをはっきりと口にするようになりました。元々本人がやめたいと言うなら無理に続けさせるつもりも無かったので、その習い事は11月のレッスンが最後になりました。

 これまで息子と通ってきた場所にもう足を運ぶことはなくなる…家族で共有していた習慣が一つ無くなることへの寂しさは確かにあったのですが、僕はそれ以上に、彼が「やめる」選択を自分の意思でできたことが父親として凄く嬉しかったんですよ。

 その一方で、去年自分からやりたいと言って始めた空手は楽しそうに続けているわけです。こういう取捨選択って、子供が少年なり少女になっていく上での一つの大きな契機だと思うんです。自分で選ぶということは、例え失敗しても自分で責任をとるということじゃないですか。大人に近づいているなあ、と。いやまあ、本人にそんな自覚はまだ無いでしょうけど。

 で、最終的に何が言いたいかいうと、そうやって習い事に限らず自分の意思で物事を選べるようになった息子が、一番ではないにしろウルトラマンを「好きなもの」にカテゴライズして楽しんでいる。ゲームなりYouTubeなりガンダムなり、色々な楽しいことに触れる中でウルトラマンもまだ彼に選ばれ続けていることが僕はたまらなく嬉しいわけです。

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 年末、東京ドームシティで開催される『ウルトラヒーローズEXPO2022 ニューイヤーフェスティバル』に行ってきます。僕も息子も初めて参加するイベント。一緒にウルトラマンを見始めた『ジード』の頃からの念願がようやく叶いました。男同士の良き2人旅になることを祈りつつ…