僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな5歳の息子とのウルトラ備忘録です。

2020年、息子との思い出と『ウルトラマンZ』

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 約2ヵ月ぶりの更新になってしまいました。お久しぶりです。

 今回は、先週無事に最終回を迎えた『ウルトラマンZ』のまとめと、その間の息子の成長や変化について書き残していきたいと思います。

 2020年という年をざっくり振り返ってみると、やはり何を語るにしても「コロナ」の3文字で埋め尽くされそうで気が滅入りますね。我が家でも、息子と楽しみにしていた『劇場版ウルトラマンタイガ』先行上映会&舞台挨拶の中止に始まり、家族で行くつもりだった数々のイベントが一気に無くなってしまいました。特に4月~6月辺りは息子の通う保育園でも登園制限がかかったりして、今思えばあの頃の急速な状況の変化は相当な非日常でした。

 そんなコロナ禍に始まった『ウルトラマンZ』。僕たちのささくれだった心に、唯一無二の癒しとパワーを与えてくれた番組として忘れられない作品になりました。

 

待を裏切ることなく…

 今でも鮮明な、第1話を見たときの「お、これは面白いウルトラマンが見られそうだ」という期待感。

 初っ端からハードルを最大まで上げてしまったとも言えるのですが、『Z』に関してはその期待感を一度も裏切ることなくラストまで駆け抜けた。特撮でもアニメでもこんな作品って意外と珍しいんじゃないでしょうか。毎週繰り広げられる特撮スペクタクルや、「怪獣出現に対処する人類」にフォーカスした骨太なストーリーは圧巻の一言でした。

 最終回の放送直後にはTwitterで「最高の最終回」がトレンド入りする盛り上がりっぷり。盆栽を抱えて地球を去るジャグラー、バコさんセブンガーのカッコ良過ぎる助太刀、セレブロの最期等々…控えめに言っても「最高の最終回」だったと思います。ストレイジの面々はもちろん、変な言葉遣いのゼットさんにもまた会いたい。僕もしばらく「ゼットロス」が抜けそうにないです。

 息子と一緒に見ながら、同じ場面で「おーっ!」と盛り上がれて、同じ場面でゲラゲラ笑い合える…そうやってテレビの前で共感し合える度合いは、これまでのウルトラマンの中で『Z』が一番だったかもしれません。特撮好きの「ツボ」を見事に押さえてくる傑作でした。

 コロナ禍での撮影中断を経て、こうして無事に完走できたことにも拍手です。半年間、親子で楽しませてもらいました。また、盆と正月に帰ってきてなハルキ。

子と僕のウルトラマン熱

 これはブログの更新頻度が下がっていることにも直結しているのですが、来年から小学生になる息子の「ウルトラマン熱」が、実は少しずつ落ち着いてきています。

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 今の息子の一番はスバリ「ポケモン」。

 ちょうど体の成長に合わせてこれまで着ていた服を買い替える時期に来ていて、定番だったウルトラマンのシャツを見なくなったなと思ったら、いつの間にかポケモンのシャツに替わっていたなんてことが増えました。入学準備のために用意した筆記用具や巾着袋、手さげ袋なんかもほとんどがポケモン関連です。

 僕が仕事から家に帰ってくると、リビングに拡がっているのはこれまではウルトラマンとウルトラ怪獣のソフビでしたが、ここ最近はポケモンの指人形が9割5分。せっかく買ってあげたウルトラマンのソフビが、あまり遊ばれずに綺麗なまま部屋の隅に転がっているのを見ると、やっぱり少し寂しい気持ちになりますね。

 ただ、今も一緒におもちゃ屋へ行くと相変わらず息子が真っ先に向かうのはウルトラマンのソフビコーナーで、『Z』でも活躍したバラバのソフビが生産終了のままになっていることに憤る…というルーティンを繰り返しているのは見ていて微笑ましい。あのエースの客演回、めちゃくちゃ良かったもんなあ。

 3年前の『ジード』から続く、「土曜日の朝にウルトラマンを見る」という習慣が彼の中に強く根付いていて、何より『Z』が魅力的だったお陰で今年も息子とテレビの前でウルトラな毎日を送れたことには感謝したいと思います。

ツカワハルキに憧れて

 『Z』に関連した出来事で言うと、この秋、息子がハルキに憧れて空手を始めました。

 練習を見学に行くと、息子の周りには自分よりもずっと背が高くて大人びた上級生たち。僕ならシュンとなってしまいそうな環境で、先生の披露する型を必死に覚えようと真剣な表情を見せる息子は僕の目にとても頼もしく映りました。6歳くらいの子が口を真一文字に結んでキリッとしているあの感じ、大好きなんですよね。

 ただ、練習が終わるといつものおちょけな息子に一瞬で戻るのがまた面白くて。帰り道、道着を着たままハイテンションで拳を突き出し、「次回も、お楽しみに!」と「ハルキのウルトラナビ」のものまねを繰り返す様子はビデオに撮って何度も見たいくらい(笑)。

 息子は、自分が空手を始めたことをハルキに会って直接伝えたいようなのですが、それもコロナ禍のせいで接触イベントが無くなってしまったため実現しそうにないですね。無念です。

 

 彼の中に「ハルキに憧れて空手を始めた」という記憶がいつまで残っているでしょうか。父親としては、ウルトラマンを卒業した後も、ヒーローに憧れたその純粋な気持ちが彼の頭の片隅に少しでも残ってくれていたら嬉しいな、と。そして願わくば、2人で追いかけた『ウルトラマンZ』について、彼が大人になってからああだこうだと語り合ってみたい。

 コロナ一色だったこの2020年に、そんな素晴らしい未来を想像できたのは他でもないゼットとハルキのおかげです。2人が共にウルトラマンとして宇宙の平和のために地球を去るラストは、意表をつかれたのと同時に、劇場版も無くなってしまった『Z』という作品への余韻をより味わい深いものにしてくれました。

 息子の興味が移り変わっていく中、テレビ画面の向こうにいるゼットとハルキへ「がんばれ、がんばれ」と心の中でこっそり声援を送る。そんな見方をしていたからこそ、僕の中で『ウルトラマンZ』は他のウルトラマンとは違う特別な作品として記憶に残っていくのだと思います。

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