僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな5歳の息子とのウルトラ備忘録です。

息子の「おうち特撮」が憧れの田口清隆監督にほめてもらえた日

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 来年の4月からいよいよ小学生になる息子。

 このブログでは、主に息子のこと、息子と見るウルトラマンのことについて記事を書いてきました。しかし、ここ最近は今までのように息子と一緒に一日中ウルトラマンを見る機会も少し減ってきた気がします。

 これはまた別の機会に記事にしようと思っているのですが、日々成長していく息子の視野や興味関心の広がりを、僕は今父親として毎日のように実感しているところで。僕が仕事帰りに買ってきたウルトラマンや怪獣のソフビよりも、息子はニンテンドーSwitchの『ポケモン』やアニメ『鬼滅の刃』の方に夢中だったりする。寂しさもありますが、そういう時期なのかなあと思います。

 そんな中、息子がYouTube巡りである動画に辿り着き超絶反応。


田口清隆監督完全監修「キミにも怪獣映画が撮れる!!」 ~「ウルトラマンX超全集」連動企画~

 『ウルトラマンX』の頃に田口清隆監督の監修で企画された「キミにも怪獣映画が撮れる」動画。

「これやりたーい!!」

 段ボールや色紙を使い手作り感満載の「おうち特撮」は、息子の「特撮のDNA」を大いに刺激してくれました。僕もその前のめりな姿勢に、助監督&カメラマンのオファーを二つ返事で承諾したというわけです。

 

子の初監督作品、完成!

 実際に撮影した動画がこちら。

 近所のスーパーにお願いして要らなくなった段ボール箱をいくつかいただき、100均で買った画用紙を貼り付けてビルに見立てています。なるべく会社のロゴの入った段ボールをセレクトし、田口監督の動画に倣ってそれっぽい看板もいくつか制作。ビルの内装は息子が書きました。

 ミニチュアを一通り作って、じゃあ次はどんなシーンを撮ろうかとなった時に息子が持ってきたのがウルトラマンジードのお面。

「ジードの『バーン!』って出てくるところやりたいねん」

 監督からのリクエストにお応えして、助監の僕が段ボールをカットしてビルの瓦礫を用意しました。

 息子ジードがフレームの外から着地するタイミングに合わせて、左手にカメラを構える僕が右手に掴んだ瓦礫を投げます。…が、これが意外と難しい。2人の息が合わず、瓦礫が地面から舞い上がって落ちていくあの感じが上手く表現できません。

 結局、10~15回は撮り直したでしょうか。なかなか監督のOKが出なくて(笑)。完成した動画を改めて見ると、着地してから立ち上がるまでに少し間を置いた監督兼スーツアクターの演技力が素晴らしいですね。瓦礫の投げるタイミングはもう少し改善の余地ありかなと思います。

「たぐちきよたかかんとく」からのメッセージ

 この動画をTwitterにアップしたところ、予想外の反響をいただきまして…。

 1500を超えるリツイートに5000のいいねなんて、芸能人のアカウントでしか見たことないぞ息子よ。もう一日中通知に次ぐ通知で、僕のiPhoneの画面がずーっと点きっぱなしでしたもんね。「バズる人の携帯っていつもこんな感じなんだ…」と。

 そして、バズったおかげでこの動画がなんとあの!あの田口清隆監督の目に届き、直々にお褒めの言葉までいただいてしまいました。

 もう嬉しいやら何やらで…。息子にも慌てて報告。

 息子は「えー!たぐちきよたかかんとくがー!!」と歓喜の声をあげたあと、一文字ずつ「た、い、へ、ん」とiPhoneの画面を指差しながら無事にメッセージを自分で読むことができました。5歳児に合わせてひらがなでコメントしてくださった田口監督に改めて感謝です。

 ちなみに息子は最近、YouTubeで配信されているウルトラマンを見ながら「『たぐちきよたかかんとく』って凄いなあ!」と呟いています。5歳児にしてウルトラマンを監督目線で見るとか将来楽しみ(不安)過ぎるでしょ(笑)。

撮の原点を見る

 憧れの田口監督に褒めてもらい、気を良くした息子による第2回監督作品がこちら。

 息子はまだまだやる気のようで、今後はビル以外に信号機や電柱のミニチュアを増やしつつ、「パパも怪獣やってや~」となかなか骨の折れそうなオファーまで出してくれています。息子の演技力についていくの結構大変そう。

 

 この「おうち特撮」をしていて僕が強く感じたのは、「人が中に入って演じる」着ぐるみの手法を怪獣映画に取り入れた特撮の神様・円谷英二監督の偉大さです。

 クオリティを追求しなければ誰でも安く短時間で真似をすることができますし、そこに「なりきる」楽しさもプラスされる。実際にウルトラマンを見ていても、「自分でも頑張ればこんなシーンが撮れたりして…」と思うことってありませんか?今でもほとんどの怪獣が着ぐるみで表現されていることを考えると、アメリカの『キングコング』がコマ撮りだった時代にこの手法を確立させたのは本当に大発明だと思うんですね。

 息子もこれまではウルトラマンそのものに憧れていたのが、今度はそれを撮っている「たぐちきよたかかんとく」に興味関心が移っていて。一緒にウルトラマンを見ながら「これどうやってやって(撮って)るん?」と僕によく聞いてくるようになりました。

 背景はもろに家の壁やタンスでも、画用紙と箱で作ったビルを並べて、ハサミで切った段ボールを瓦礫に見立てるだけでこれだけワクワクできてしまう。現実には存在しない空間を自分たちの手で一から作る。動画の撮影を通じて、日本式特撮の醍醐味に親子で触れることができたのは貴重な体験でした。

 また息子の最新作が完成したらTwitterにアップしようと思います。僕も助監督兼カメラマン時々スーツアクターとして頑張ります。