僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな6歳の息子とのウルトラ備忘録です。

~ホームランを放つその日まで~息子とのエンジョイ・ベースボールを語ってみる

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 土曜日の朝。

 息子と毎週楽しみにしている『ウルトラマントリガー』を一緒にリアルタイムで楽しんだ後、青空の下、近所の芝生公園でベースの無いベースボールに興ずるのが最近の我が家のトレンドです。

 ベースボール…まあつまり野球なんですけど、野球と言っても、息子は別にどこかの少年野球クラブに入っているとかではなく、今使っているバットも100均で買ったプラスチック製だし、もう本当にただただ楽しく体を動かすだけのエンジョイ野球。ちなみに僕も本格的な野球経験は全く無く、むしろ球技の中では苦手な部類だったりして。

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 息子とは、3年くらい前からずっとキャッチボールを続けています。

 なんか、昔から憧れていた風景の一つだったんですよね、親と子のキャッチボールって。何でもない日に息子とキャッチボールをするだけで、自分も一応は父親としての役割を果たしている充実感で満たされる。嫁さんに言ったら怒られそうですけどね。「こっちのお手伝いでも満たされろ」って。

 

ームランを打ちたい!

 完全な親バカですが、息子はこの3年間でキャッチボールがめちゃくちゃ上手になりました。

 キャッチボールとは名ばかりの、「30代前半男の運動不足を解消させる球拾い」だったあの日々が懐かしい。最初の頃は息子があっちゃこっちゃに投げるボールを僕が必死に走って捕りに行っていたのが、今ではちゃんとラリーが続くようになりましたから。

 思いのままに全力でボールを投げるだけの段階は既に終わっていて、今では相手との距離を見て、相手が捕りやすいところに捕りやすいボールをふっと投げることができる。運動神経とか野球センスとは全く別の次元で、相手のことを考えながら、投げるボールに何かしらの意思を込める息子の姿にはやはり成長を感じます。

 まあ、それでも僕が一度捕り損ねたりしたら、面白がって変なところに投げてきたりもするんですけど。僕の運動音痴ナメんなよ、と言ってやりたい(笑)。

 で、息子も野球というのはキャッチボールをするだけのものじゃないと次第に気付き始めて、僕がテレビでプロ野球中継なんかを見ているとこう言うようになったんです。「俺もホームランを打ちたい!」と。

敗を成功につなげるプロセスを

 100均にあった子供用のプラスチックバットを買っていつもと同じ公園に行くと、キャッチボールだけだった時よりも息子の目線がぐっと上に向くのが分かります。「俺はずっとこれがやりたかったんだ…」という。もっと早めに買ってあげれば良かったかな、バット。

 いかんせん僕も野球経験が無いので実のある指導はなかなか難しいんですけど、「最低限こうした方がいいんじゃない?」レベルのことは助言できます。

 するとね、これも完全な親バカなんですけど、息子は僕の言ったことをスポンジの如く全部吸収してバッティングがメキメキ上達していくんですよ。

 最初は僕が下から投げるボールに大根切りで空振りばかりしていたのが、1時間もするとしっかりバットを振り切って鋭い打球を転がし始める。「次はもっとちゃんと当てるで!」と、一度の成功体験からどんどん好循環が生まれるんですね。子供のエネルギーってやっぱり凄いです。圧倒される。

 こういう、失敗から学びを得て成功につなげるプロセスは、子供のうちにどんどん経験したほうがいいですね。僕は子供の時にあまりスポーツをしなかったので余計にそう思います。

「いぶし銀」にはまだ早い

 ホームベースもフェンスも無い公園だと、息子の目標としている「ホームランを打つ」が具体的に何を指すのかが分かりにくいのですが、取りあえず彼の中では自分の納得の行く飛球が放てればOKということみたいです。

 でもこれがまた可笑しくて、僕の助言がそうさせてしまっているのかもしれないんですけど、息子のバッティングスタイルがホームランバッターとは程遠くて、ボールの上半分を叩いてゴロを打つ昭和の2番バッタータイプなんですよね。

 僕がちょっと意地悪してバットに届かなそうなところにボールを投げても、息子はぐっと踏み込んで逆方向にコツンとゴロを打ってくる。一体どこで身に着けたミート力なのかと。お前は西武の平野か、中日の井端かというね(笑)。

 だから息子がバッター、僕がピッチャーで「3球勝負!」とか言っても、ほとんどは僕が息子のミート力の前に屈してしまう。ただ、「ホームランだ!」と素直に喜べるような打球を息子はまだ打てていないのが現状です。いや、将来的に昭和の2番バッターを目指すのも全然悪くはないと思いますよ。でもお前まだ6歳やろと。「いぶし銀」はまだ早いよって(笑)。

 

 何と言いますか、息子が心の底から野球を楽しんでいる姿、「ホームランを打ちたい」という純粋な願いには、大人たちがしのぎを削るプロ野球ばかりを見ている僕の「野球観」みたいなものを根底から覆すパワーが秘められている気がします。

 ホームラン、打ちたいよな。プラスチックの100均バットに思いを託す息子のために、僕も色々と調べてみます。そして「『息子がとうとうホームランを打ちました!』の記事を書く」をこのブログの当面の目標としよう。ウルトラマンで楽しみな土曜日の朝に、また一つ楽しみが増えました。お前を昭和の2番バッターから、ダイヤモンドをゆっくり走れる4番バッターにするために、パパも精一杯応援するぜ。