僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

「ルパパトロス」が我が家を襲う!

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 大阪はオリックス劇場で開催された『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ファイナルライブツアー(以下 FLT)』に行ってきました。

 

 このイベント、全国各地でチケットの売り切れが続出していたようですね。テレビの本放送が終わっても未だ衰えぬルパパト人気。我が家でも子多分に漏れず、まだまだ家族でルパパトを楽しんでいます。嫁さんの買ってくるBlue-rayシリーズ、特典映像のキャストトークが僕も密かに楽しみだったりして。見れば見るほど、レギュラーの7人それぞれに愛着がわいてきます。

 ファイナルの名の通り、ルパパト関連の公式イベントもこのツアーで一旦終了。テレビが終わってもGロッソがあった、Gロッソが終わってもまだFLTが…となんとか繋ぎとめていたルパパト旅も、本当に本当のエンディングを迎えてしまいました。

 今回は我が家を襲う「ルパパトロス」について。このロス現象に、我が家で最も苛まれている嫁さんはこれから果たして生きていけるのか…!

 

 

 

 

在進行形であることの尊さ

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 番組の放送が終わっても、イベントやオリジナルビデオなんかで作品自体は少しの間だけ現在進行形でいてくれる。これがファンにとってどれほど嬉しく、どれほど尊いことなのか。GロッソもFLTも、小学生が遠足を指折り数えて待っているみたいに楽しみにしていた嫁さんの姿を見て僕は実感しました。

 特に戦隊シリーズは、ライダーやウルトラに比べても新作のプッシュに特に力を入れている印象があり、この辺も前作ファンのロスを加速させる一因なのかもしれませんね。別に敵視しているわけではないのでしょうが、現在放送中の『リュウソウジャー』を微妙な表情で見つめる嫁さんの目には、常人には理解できない複雑な感情が含まれているようにも思えました。

 ルパパトに関しては、実はまだ『ルパンVSパトレンVSキュウレン』のVシネリリースや、ルパパトメンバーがリュウソウダンスを番組内で披露というトピックスが残っていて。でもこの一つひとつが確実に終わっていく感覚、僕も近年のウルトラで体験しているだけに、事あるごとに「ぬぉー!!」と唸り声を上げていた嫁さんの気持ちがよく分かる(笑)。

lupin-pat-kyuranger.jp

の後の活躍を祈りつつ…

 ヒーローとしての活躍を終えると、出演者の方々は個別の役者さんとしてそれぞれの場所へ羽ばたいていくことになります。

 最近では松阪桃李、菅田将暉、福士蒼汰、志尊淳…特撮ヒーロー出身で、今やその名を知らない人はいないほどの超売れっ子となった俳優さんたちが何人もいます。

 彼らの活躍を見ているとイメージが湧きやすいんです。ルパパトのみんなもこんな風になって欲しいなって。伊藤あさひ、結木滉星、工藤遥…彼らが今以上に有名になったら、僕も「売れる前から注目してた!」と自慢できるし、何より今抱えているこの「ルパパトロス」がある意味最高の形で昇華されることになる。1年間、ルパパトを追いかけてきたファンのひとりとしてこれほど誇らしいことはありませんから。

 それに今日のステージでもそうでしたが、僕も彼らをまだ役としてしか見ていないところがあって。ご本人たちからすれば余計なお世話でしょうが、役名ではなく俳優の名前で今日と同じような歓声を浴びるようになってほしいし、その姿を是非見てみたいと思います。

東映特撮ファンクラブで配信されている『ルパパト ヒロイン旅』では、ルパンイエロー役の工藤遥さんが今後の展望についてこんな風に語っていました。

10年後…最近の戦隊の流れでいうと「10YEARS AFTER」とかで再集結するじゃないですか。でも私は正直なところ「10YEARS」なんて出来ないくらいになっていたい、みんなで。

なんて力強い決意表明なんだろう。僕の嫁さんらルパンイエロー推しで、「くどぅーをずっと応援していく!」と言っています。

ンディングを見届けて

 今回の大阪公演が、3月から続いてきたFLTの千秋楽ということもあり、出演者の方々も見に来ているファンの方たちも、「これが最後のルパパト」であることを相当に意識しているのは僕にも伝わってきました。

 トークショーの最後には、メンバーがひとりずつ会場のファンへ挨拶する場面も。ここで素晴らしいと思ったのは、誰もウケ狙いで変なこと言ったりしないし、照れ隠しでニヤついたりもしないんですよ。1年間苦楽を共にしたメンバーと離れる寂しさや、ファンへの感謝の気持ち。ありきたりな言葉でもいいからストレートに伝えようとしている姿にとても好感を持ちました。

 舞台の幕がゆっくりと降りていく間、嫁さんはGロッソのとき以上に泣いていました。1年間、家族3人でハマったルパパト。2月のGロッソに今回のファイナルライブツアー。僕たちへこんなに素敵な思い出を作ってくれたルパパトという作品に改めて感謝したい。そして、

「あー、明日からどうやって生きていけばいいのー」

と、死にかけている嫁さんのためにも、今日のステージで大活躍だった7人がこれからもっともっと大きな舞台へ羽ばたくことができますように。こっそりですが、僕も応援しています。