僕が僕であること(仮)

ジードとルーブが大好きな4歳の息子とのウルトラ備忘録です。

~美しいだけではない「夢」と「絆」の物語~劇場版ウルトラマンR/B先行上映会inMOVIX八尾レポート

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 アリオ八尾で行われた、劇場版ウルトラマン最新作の先行上映会に行ってきました。

 今年は『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』。昨年の7月から半年間どっぷりハマったウルトラマンの映画ということで、息子と一緒にこの日を楽しみにしていました。今回の作品は、アサヒが変身するウルトラウーマングリージョや湊三兄弟が合体した最強形態・ウルトラマングルーブなど、テレビシリーズでは見られなかった新しいキャラクターたちの活躍が見どころ。上映会の前には湊兄弟が登場するヒーローショーもあり、ウルトラ尽くしの1日に僕も息子も大満足でした。

 ちなみに昨年の『ジード』の先行上映会レポはこちら。毎度のことですが『ジード』の映画がもう1年前とか、あまりにも早過ぎる時の流れに頭がクラクラしますね…。

www.bokuboku12.net

 

湊活海の物語として

 それでは早速、ネタバレを避ける形で映画の感想を。

 率直に、今まで見てきたニュージェネシリーズの劇場版の中では僕は一番好きな内容でした。「兄弟ウルトラマン」をコンセプトとし、「カツミとイサミの2人が主人公」という部分を慎重に描いていた印象のある『ルーブ』のテレビシリーズ。結果的にどちらかに偏ることなく、兄弟の物語としてのW主人公が上手く機能していたと思うのですが、今回の映画ははっきりと「湊活海の物語」で。これ、凄くいい判断だったと思います。作品全体をカツミの視点という軸で統一したおかげで、イサミやアサヒ、その他の登場人物も単なる脇役にはなることなく、それぞれの人生を生きている感じがこれまで以上に出ていました。

 物語の舞台は、ウルトラマンルーブがルーゴサイトを倒し地球の危機が去ってから1年後の綾香市。湊家のみんながそれぞれの夢や目標に向かって動きだす中、夢をあきらめた過去と今の自分の立ち位置に悩むカツミは、かつてお互いの夢を語り合った旧友のもとを訪れるが…というのが大まかなストーリー。

 テレビでもそうだったのですが、僕も2人兄妹の長男なのでカツミの微妙な心の揺れ動きには敏感に反応してしまいます。映画の冒頭、大学での研究が高く評価されたイサミに海外から留学の誘いが来ているくだりなんかは妙にリアリティがあって。あの胸の奥がきゅっとなる感じは長男ならではなんですよ。先を越される…ではないですが、自分より小さかった弟の成長にようやく気付けたと思ったら、実はもう遠くに行ってしまっていたという。でも、家族のいい話に長男が喜ばないわけにはいかない。イサミのあの屈託のなさは、兄の視点で見ると時に罪深いなと感じることがありますね。

 カツミは常に周りのことを考えながら動く性格で、クソがつくほど真面目で世話焼き。みんなから頼りにされる場面が多い反面、いざ「自分」のことを突き付けられると弱さが顔を出す。ウルトラマンの映画と言えば歴代戦士の客演などでお祭りと称されることも多い中、テレビでも積み上げてきたミクロな部分を中心に据えた展開は『ルーブ』らしくて良かったと思います。

気になったところを箇条書きにしておきます(順不同)

・ビルに突っ込んだら抜け出せないロッソの頭w

・高校時代のカツミの髪型(笑)

・あのリクが先輩ウルトラマンという感慨深さ

・ファルコン1のくだり笑いました

・イサミとリクの気が合うのは何故かわかりみ

・「ジーッとしてても染め上げろ!」

・親友にも無駄におせっかいなカツ兄

・走るカツ兄の表情が実に良いです

・地味に活躍するピグモン

・アサヒかわいい

・グリージョもかわいい

・どうなるクワトロM

・エンドロールの後にまさかの…

進化する特撮 CG対実写


3月8日公開!『劇場版 ウルトラマンR/B(ルーブ) セレクト!絆のクリスタル』最新公式PV -ロングver.-

 この映画の最大の見どころと言ってもいいのが、フルCGによるグルーブとトレギアの超高速バトル。公式から配信されている予告編でもその一部を見ることが出来ますが、これは本当にほんの一部分。本編はもっと凄いです。特撮を愛する全ての人たちに見て欲しい。できれば映画館で。

 映画『ULTRAMAN』での板野サーカスやフルCGウルトラマンに感動したファンの一人として、映像技術の進歩を好きな作品を通して体感することができたあの喜びと充実感が蘇りました。

ULTRAMAN
 

  グルーブに関しては、実写での登場はなく全てCGによって表現されています。ジードと並び立つシーンでもグルーブだけCGなんですよ。それでも全然違和感が無くて。CGのウルトラマンと着ぐるみの怪獣ががっちりと取っ組み合うシークエンス、ニュージェネシリーズではお馴染みの精巧なミニチュアと、その連続爆破に巻き込まれるCGウルトラマンには実写のスーツ以上の強烈な存在感。革新的な映像に、画面から目を逸らすことが出来ませんでした。僕はこのグルーブを見るためだけに円盤買ってもいいぞ。(何様

 

 昨年の『ジード』の先行上映会が人生初映画館だった息子。あれから1年が経ち、手に持ったおもちゃをころんころんと落とすこともなくなり(笑)、スクリーンを食い入るように見つめる彼の横顔は、あの頃と比べると確実に成長していました。映画館で買ったパンフレットも『ジード』のやつはその日の内にボロボロにされちゃいましたが、今回は大事そうにゆっくりとページをめくっていてその様子にA型気質の自分と似たものを感じたり。

 映画の最後には、湊兄弟の2人から子どもたちに向けたメッセージもあります。どうか息子には、このストレートなメッセージを真正面から受け止められる人間に育って欲しい。そして「夢」や「絆」といった言葉が、ただ美しいだけではないということをちゃんと理解して、自分の人生を見つめられるようになって欲しい。帰りの車の中、ルーブの人形を握ったまま爆睡する息子を見ながら僕はそんなことを考えたのでした。