僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

どうして息子(小3)の「あそぼー」に応えずにはいられないのか

今週のお題「何して遊ぶ?」

 

 「ねー、パパあそぼー」

 

 息子もいよいよ小学3年生になり、「一緒に遊ぶ」対象はパパよりも学校の友達…というケースが圧倒的に増えました。ただ未だに、休みの日のなんとな〜くダラりとした時間帯、「ねー」とこんな風に僕の肩をポンポンとしてくることもまだまだあります。

 久しぶりにブログを書こうと思ったら、はてなブログから出されていたお題が「何して遊ぶ?」でしょ。僕の脳内では一発で息子の声で再生されてしまったもんだから、これはもうお題で記事を書かないわけにはいかんぞと今キーボードを叩いているところです。

 

 何を今更って感じなんですけどね、なかなかに面白いんですよ息子と遊ぶの。

 色々と予定を立てて遠くへ遊びに行くのももちろん楽しいんですけど、あてもなく近所をぶらぶら散歩しながら、たまたま通りかかった公園なんかで息子が繰り広げる遊びの数々。これがまあ独創的で面白くって。

 こちらの写真は、バイクで走りながら風を受けるシン・仮面ライダーを公園の遊具で再現する息子。「ああ、この遊具をそう使うか」っていうね。自転車でやろうとしてもできないポーズだもんなあこれは。もう真似するチャンスがあれば絶対やるんだぞっていう彼の前のめりな気持ちがビシビシ伝わってきて、思わずスマホのカメラでパシャリと。

 こうやって不意に面白い写真が撮れたりするから、息子の「あそぼー」に応えずにはいられないんですねえ。

 

 

 

 

 

 まあしかし、小学3年生にもなると親の僕も「よーし遊ぶか!」ってそればっかり言ってられない側面もあったりして。

 

 家にいると大抵はゲームをするかYouTubeを見るかフィギュアを触っている息子。

 ちょっと前までなら微笑ましく見られた光景も、そろそろそれだけじゃあなくなってくる。息子が遊びに夢中であればあるほど、まるでドリフの加トちゃんみたいに「宿題ちゃんとやったか?」みたいなことをまず確認したくなってしまうのは、これはもう親っていうのはそういうもんなのでしょうか。

 息子の「パパあそぼー」に対する僕の返事が「宿題はやったのか?」なの、会話としてあまりにも味気なさすぎて我が事ながら辛い。宿題なんてね、別に1日や2日やらなくてもどうってことないじゃんと思わなくもないんですけど。でも時々訊いちゃうんですよね、条件反射で。ついつい息子の「あそぼー」をシャットダウンしちゃうことがあって。

 

 そんな風なことを考えていたら、彼の学習机の上に教科書やノートじゃなくてウルトラマンのフィギュアがずらりと並んでいる光景に何も言えなくなってきたりしてね。

 内心「絶対宿題やってへんやーん」と思いつつ(笑)、「お、おう……すげぇな」って、すっかり息子のペースに巻き込まれている自分がいる。だって息子が嬉しそうに「見てー!」って腕引っ張ってきてくれたら嬉しいじゃないですか。嬉しいんですよ。「そうか、そんなに俺に見てほしいのか……!」って、嬉しいんです。

 

 で、いつの間にか始まっている謎の記念写真大会。

 これは『ウルトラマンZ』に登場する特空機というロボットと一緒の踊る息子。めっちゃ楽しそうでしょ(笑)。彼の「あそぼー」に付き合うとね、こういう最高の1枚が撮れてしまうというわけなんですよ。

 

 ゴールデンウィークもあと4日ですか。我が家は特別どこかへ遊びに出かける予定はありませんが、特別な予定がなくても愉快な思い出はどんどん増えていきそうな気がしています。それは息子の「あそぼー」に、応えずにはいられないからなんですね。