僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな7歳の息子とのウルトラ備忘録です。

〜僕にとってはどちらも眩しい〜「父親兼ブロガー」の悩みをつづってみる

 

 「父親兼ブロガー」になって早4年半。僕には、未だに解決できずにいる悩みがあります。

 

 息子にとって「良き父親でありたい」願望と、ブロガーとして少しでも「良き文章を残したい」欲望。この二つがなかなか同居してくれないのです。

 例えば今日も、僕がこのブログを書いているのは、「息子の水泳教室を見学している」まさにその時だったりする。

 ガラス越しに見える息子は、今日がちょうど進級試験。自分の体よりも大きな横幅のビート板を持って一生懸命にバタ足で水面を進んでいる。

 地面に足をつけずに何mか泳ぎきれたら、ガラスの向こうの僕にニコッと笑いかけてサムズアップまでかましてくる。うん、かわいい。めちゃくちゃかわいいよ。

 我が息子が目標のために頑張る姿。父親にとって、それはもう、どんな宝石よりも眩しいもんです。

 しかし、ガラスを隔てたベンチに座って小一時間スマホを触っていられる時間。これも、日々の仕事に追われるサラリーマンの僕にとって、貴重な貴重な眩しい時間には違いなくて。

 

 

 

 

ロガーとしての細やかなプライド

 水泳教室には、息子以外にも沢山の生徒がいます。そして男の子は皆、同じ水着に同じキャップと似たようなゴーグルをしている。

 ブログの執筆に集中していると、いつの間にか息子の泳ぐ番が終わっていたりする。

 「ハッ」と気づいたその時、僕はもう息子の姿を見失っている。頑張る息子の眩しさから目を背けてしまっていた事実にまた「ハッ」となる。

 最近は特に、「パパ全然見てへんかったやろー!」と練習後の息子からお叱りを受けることも多いです。いやあ、面目ない。

 ただ、それはそれとして、僕は「ブロガー」でもあります。

 何の脈絡もなくふっと思ったこと、感じたこと、考えていることを活字にして残したい。それらは今残しておかないと、忘れて消えていってしまうものなんです。僕に文才は多分、そんなにないです。ないけれども、そういう性質を持ってしまってる人間なんです。

 ほら、今もこうしてスマホのフリック入力に苦戦しながらもブログを書いている。書くことに一度集中してしまった僕の目には、息子の宝石にも勝る眩しささえも届かないんですよね、残念ながら。

めて父親として

 息子は、自分の頑張る姿そっちのけでスマホとにらめっこしている僕をどう思うのか。

 さすがに涙を流して悲しんだりはしないけど、僕に言わないだけで、子供なりに寂しさを感じる瞬間があったのかもしれない。

 そんなことを考えていると、そもそもこのブログにそうまでして書く価値があるものかと疑ってしまう。ブログ書いてたせいで見逃した息子の勇姿もまあ、結構あると思います正直な話。

 で、こんな自問自答を繰り返しつつも、書きたい時はやっぱり書くことを優先してしまう自分がいる。ね、まあまあ深刻な悩みでしょ?

 

 

 

 

 ……てなことをウダウダと書いていたら、息子、進級試験に見事合格したとのこと!おめでとう!半分見てなかったけど!

 合格が嬉しすぎた息子。満面の笑みでブロガーの僕にタタタッと向かってくる。

 彼の勇姿を半分見てなかった僕。「ようやったなー!偉いぞ!」って、まるで何かを取り返すかのように、大げさに彼の頭をなでなでしてやる。いやだって、半分見てなかったからさ……。

 帰り道。息子には合格のご褒美にウルトラマンデッカーのカード付きウエハースを買ってあげました。あんたが泳いでた間ブログばっか書いてた僕だけど、最後にちょっとだけ「父親」させてな。

 ああ、こんなとりとめのない記事でも、何年かした後に読み返すと「書いといて良かった~」なんて思えたりするから、まだまだブログはやめられそうにないんですよねえ。