僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな6歳の息子とのウルトラ備忘録です。

息子がウルトラマンに帰ってきた。

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 この写真、何だと思います?

  今、息子と一緒にレンタルDVDで『ウルトラマンガイア』を見返しているんですけどね。それに登場するもう一人のウルトラマン、アグルに息子がぞっこんで。その登場ポーズを全力で真似しているところがあまりにも可愛くて、こっそり1枚撮ってしまったのです。

 スマホのシャッター音を聞いて本人は「撮るなー!」って怒ってました。こっちにバタバタ向かってくる息子の勇ましさはまさに、破滅招来体に立ち向かうアグルそのもの。

 『ウルトラマンZ』が最終回を迎えた直後にアップした記事で息子のウルトラマン熱が段々落ち着いてきていることを少し書いたのですが、最近になってまたウルトラマンに帰ってきました。

 一番のきっかけは、多分ガシャポンです。近くのショッピングモールへ出かけた時に、ちょっと前のアルティメットルミナスの台が残っていたのを僕が偶然見かけまして。久しぶりに買ってみるかと何度か回して、お目当てのアグルが出てきたもんだからテンション上がって公式サイトからプレイマットをダウンロードして一人で飾り込んで遊んでいたら、息子が「あーっ!」とか言って割り込んできた…というわけです。

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分で作り上げる楽しさ

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 アルティメットルミナスのジオラマ作りには定期的に熱中してきた息子ですが、これまでは父親の僕が手を加えたり写真を撮ってあげたりしていたのが、今回はもう全部「自分でやるの!!」と言います。

 公式サイトからダウンロードしたプレイマットも彼の創作意欲を高める要因の一つになっていて、僕が仕事から帰ってきたらリビングのテーブルの上に「勝手にお片付けしてくれるなよ…」と言わんばかりに息子の力作ジオラマが組まれているのは何とも微笑ましい光景。

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 そしてまたこれがなかなかのセンスをしていて。

 「どうすればウルトラマンが巨大に見えるか」を、彼なりに一生懸命考えながら作っているのが偉いなと思うんですね。ちゃんと下から煽って撮ることもいつの間にか覚えている。ちなみにこのガイアとアグルの写真は息子の作品。高速道路をガイアの股の下にくぐらせたり、後ろに高いビル、手前に低い工場のミニチュアを配置する辺りはとても6歳児のセンスとは思えない。親バカですかね。

 そんな息子の作品を見ていると、僕も「いっちょやったるか」的なノリで大切なコレクションを引っ張り出してきたくなる。お互い作ったジオラマの写真を嫁さんに送って「どっちがかっこいい?」みたいな(笑)。

長を感じる「ウルトラマンの見方」

 『ウルトラマンガイア』を見返しているのは、現在放送中の『ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ』で平成ウルトラ三部作が取り上げられている影響です。

 毎日がウルトラマン一色だった1,2年前に比べると、息子の「ウルトラマンの見方」もかなり変化してきているのが分かります。

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 『ガイア』の最終章を30分にまとめた回では、設定身長600mのゾク第二形態がビルを踏み潰すシーンに大興奮しつつ「これ誰が撮ったん?!ヤバいって!」と感想がもういよいよ特撮オタクのそれ(笑)。約半年前に田口清隆監督の存在を知って以来、凄い特撮シーンを見るたびにこれを誰が撮ったのかが気になって仕方ないようです。

 また、特撮や怪獣のこと以外に例えば「『手加減』って何の意味?」といった具合に、自分の中で飲み込み切れなかった言葉の意味をよく聞いてくるようにもなりました。

 彼がちゃんと物語の内容を理解しようとしているからこそ、僕にそういう質問を投げかけてくるのだと思います。『ガイア』における主人公・高山我夢と藤宮博也の関係性の変化、XIGメンバーの人間ドラマ等、子供には少し難しいかもと思えるような内容もそれなりに理解しながら見ていて、息子のおもちゃ遊びのBGM代わりにDVDを流していた感もあったあの頃が遠い昔のように思えてきます。

ってきた息子に思うこと

 もしかすると、僕が「息子もそろそろウルトラ卒業か」と感じていたのが単なる早合点だったのかもしれません。ちょうど自分がウルトラマンを見なくなった時期とも重なっていましたしね。

 今月の終わりに息子はいよいよ保育園生活を終えるわけですが、小学生になったら環境もガラリと変わって、これまで以上に色々なものに触れる機会が増えると思います。周りの目も気になってくる。「小学生にもなってウルトラマンを見ているなんて恥ずかしい」と感じることだって多分あるでしょう。

 僕が強く望むのは、その中で別にウルトラマンにこだわる必要は無いけれど、この映像を誰がどうやって撮ったのかを知りたがる好奇心や、物語を理解しようと考える力、自分で考えてもの作る力を伸ばす歩みを、息子には止めて欲しくないということです。

 初めて耳にする言葉、『ガイア』のちょっと難しい理系の長台詞なんかも、知りたいと思ったことはどんどん聞いてきていいよ、と。ジオラマが作りたいのならプレイマットは何枚でも印刷してやるぞ、とか(笑)。息子がウルトラマンに帰ってきて単純に嬉しい気持ちもありつつ、父親としてはそんなことを考えさせられたのでした。

 冬から春にかけてのこの時期特有の、ちょっと切羽詰まった空気が息子との時間をより大切にさせている気がします。あまり好きではなかった季節を、息子のおかげで好きになれた瞬間でもあります。