僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

アルティメットルミナス 下から見るか横から見るか

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 この間、久しぶりにガシャポンの「アルティメットルミナス」を回してみたんですけどね、やっぱり素晴らしいですこのシリーズ。

 

 目やカラータイマーが光る上に、スーツのしわまで忠実に再現したリアルな造形で、「これはガシャポンのクオリティじゃねぇぞ…」と世のウルトラマンオタクたちを唸らせたのがもう3年近く前のお話。

 発売以来、僕もコツコツ買い集めていたのですが、実はここ最近はちょっと「ルミナス離れ」とでも言いましょうか、新しいシリーズの台を見つけても意識的に遠ざけていた部分がありまして。

 理由はズバリ、ウルトラマン、なかなか当たらない。その代わりにバンバン出てくるストラクチャー(模型)とルミナスユニット!

 ウルトラマンよりも、ストラクチャーの当たる確率のほうが圧倒的に高いことに気が付いてしまったのです。

 ガシャポンと言っても1回500円。そう何回もくるくると回すわけにはいかない額なんですよね。だからいつも「1回だけ!」と自分に言い聞かせてからチャレンジするんですけど、気が付くとカバンの中には大きな球体がゴロゴロと、なんてことがもう何べんも。

 よく考えてみてください、ウルトラマンのフィギュアが欲しいのにビルのミニチュアが出てくるんですよ?そんなむごい話ってあります?

 

 

 

 

目当てはリニューアルされたゼロ様

 じゃあどうして今回、久しぶりにアルティメットルミナスに手を出したかということなのですが、それはもう、「推しのウルトラマンゼロ様がラインアップされていたから」に他なりません。

 結局8回くらい回したでしょうか。その間、ストラクチャー5個、初代ウルトラマン2個、ゼロ1個という具合でした。最初の2回がストラクチャーだった時は心がポキッと折れそうになりましたですね、はい。

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 今回のゼロ、アルティメットルミナスの歴史の中でも特に造形の進化が目覚ましいです。

 ゼロの複雑な形状のマスクがほぼ完璧に再現されていて、思わず色々な角度からなめまわすように眺めてしまう。ゼロのかっこいい横顔もご覧の通り。アルティメットルミナス、下から見るか横から見るか。これなら4000円叩いた甲斐もあったというものです。

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 左が今回ゲットしたゼロ。右はアルティメットルミナスが登場した初期の頃のゼロです。

 こうして見比べてみると一目瞭然。

 マスクはもちろん、プロテクターの塗装や体格なんかの再現度も格段に進化していますよね。たったの3年間でここまで変わるかと驚くレベルです。初期のゼロも、初めて見たときは「うわぁ、本物みたい」と感動したものですが……。

「ジオラマづくり」というロマン

 お目当てのゼロを無事にゲット出来たのは良かったものの、ふと我に返ると僕の部屋を埋め尽くすのは大量の未開封ストラクチャー&ルミナスユニットたち。

 これが全部1つ500円だったのかと思うと、いくらゼロの出来が良くても「うわー、やっちまったぁ」と多少の後悔の念が襲ってきます。

 で、あまりにもストラクチャーばっかり当たるので、僕ももうヤケクソになって「こうなったらジオラマ組んで俺だけの“ウルトラマン空間”作ったる!」と(笑)。

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 家にあるストラクチャーを結集させて、今回ゲットした初代ウルトラマンのAタイプをローアングルで撮ってみると、おお、なんか凄くそれっぽい。

 いいぞ、楽しくなってきた。やっぱりこういうのはロマンよなぁ。

 背景が思いっきり家の壁になってしまっているので、ここに青空の写真なんかを入れ込むともっとリアルな空間を演出出来るかもしれない。ビルの配置にももっと明確なテーマがあれば、ウルトラマンがもっとかっこ良く見えるかな。

 こうして、理想の “ウルトラマン空間” を追求する時間が既にめちゃくちゃ楽しい。なんだ、当たるたびにあれだけがっかりさせられたストラクチャー君にも結構いいとこあるじゃんか。

 

 

 

 

近な同志、乱入!

 僕が一人ジオラマづくりに熱中していると、「あー!何してんのー!!」と聞き覚えのある甲高い声。

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 息子、乱入(笑)。

 

 現在YouTubeの円谷公式チャンネルで配信中の『ウルトラマン80』にハマっている息子。僕の初代ウルトラマンをサッとどけて80をジオラマに配置したかと思えば、下から見たり横から見たり、上から覗き込んだり、挙句の果てにはニヤニヤ顔で腕組みしながら「うんうん」と。

 さっきまでの自分もこうだったのかと思うと、息子のご満悦な表情に僕はもう何も言うことが出来ませんでした。

 ビルのミニチュア越しに見るウルトラマン、最高よな。この感動を共有できる同志が身近に居ることの幸せを噛みしめつつ、僕は今日も駅前のガシャポンコーナーをチェックし続けるのであります。