東京は池袋サンシャインシティにて絶賛開催中の『ウルトラマンフェスティバル2019』。
毎年行きたい行きたいと思いつつ、「ま、冬にはひらパーでやってくれるだろうから」となかなか大阪から東京まで足が向くことが無かったのですが、ちょうど仕事の関係で東京へ向かうことになり……。
その足で行ってきました池袋ウルフェス!
今年は、主役のタイガがウルトラマンタロウの息子ということもあって「親子でウルフェス!」のキャッチコピーが例年以上にまぶしく見えました。
毎度毎度言ってるような気がしますが、僕が子供の頃はウルトラ兄弟の末っ子で、甘えん坊キャラが身の上だったあのタロウが父親にねぇ……。なんかこう、M78星雲の親戚のおじさんにでもなったような気分でついしみじみしてしまいます。
当日は第1部の最終日ということもあり、夏休みを満喫する親子連れ(と、大きなお友達)でかなり賑わっていました。会場に到着した時間の関係でライブステージを見ることが出来なかったのは残念でしたが、展示物だけでも見応え十分で。
今回は、Twitterでつぶやいたレポートと共に、公式がわざわざ「親子で」と言うておるのにひとりで勝手にウルフェスへ参戦したオタクな父を、同じくウルトラ好きの我が息子はどう見たか。その辺りを書き残しておきます。
アンバランスゾーンが目の前に
ウルフェスの大きな目玉の一つ、ウルトラマンと怪獣たちの戦う場面を再現したバトルジオラマ。
昨年のひらパーで見たのも凄かったけど、今年のジオラマもかなりの出来映えでした。
#ウルフェス レポ①
— Ryo (@ryo_nf3000) 2019年8月6日
毎年楽しみなバトルジオラマ。これだけ精巧に作り込まれたミニチュアをこんなに近くで自由に撮れるのはたまらん。部屋越しにガイアが見えるカットを撮っているときは、やり手の特技監督になった気分でした(笑)。 pic.twitter.com/f9y7voyVXU
ミニチュアの作り込み具合がなんかもう……リアル過ぎてまるで自分が巨人になったんじゃないかと勘違いしそうな。
電車が線路からギリギリ落ちるか落ちないかみたいなスリルもあって、臨場感ハンパなかったです。現代のSNSの定着ぶりと、このミニチュアを楽しむ文化はかなり親和性が高いと思いましたね。
こちらは昨年のひらパーウルフェスのレポートです。よろしければ。
#ウルフェス レポ②
— Ryo (@ryo_nf3000) 2019年8月6日
ウルトラマンの変身アイテムの展示が壮観でした。オーブリングやジードライザーの撮影用プロップは汚しも入っててかなり重厚な出来。スパークレンスやリーフラッシャーも撮ったけど、どうにも映り込みが回避出来なかったのでアップ不可(^_^;) pic.twitter.com/BCLqsRzeif
歴代ウルトラマンの変身アイテム、特に実際に撮影で使用されたプロップの展示にもワクワクさせられました。
中でも傷だらけになっていたスパークレンスは、平成最初のウルトラマンであるティガと平成ウルトラマンの23年に渡る歴史までが刻まれているようで、つい見惚れてしまいました。すみません、ちゃんと写真も撮ったんですけど、ガラスに思いっきり僕が映っちゃってて。
「好」きを共有できる空間は素晴らしい
#ウルフェス レポ③
— Ryo (@ryo_nf3000) 2019年8月6日
ウルトラマンと怪獣たち。ゴメスは近づいて見るとますますゴジラそのものだった(笑)。エックス、オーブ、ジードの3人は上からお出迎え。ニュージェネ勢はヒーローも怪獣もディテールが細かいから撮ってて楽しいです。 pic.twitter.com/l2tDO9DvnY
#ウルフェス レポ④
— Ryo (@ryo_nf3000) 2019年8月6日
10周年を迎えたゼロ関連の展示も充実。やっぱり勢揃いしたウルティメイトフォースゼロは圧巻でした。テレビシリーズ抜きで独自の世界観を築いたゼロ・サーガへの思いがますます。旧ゼロアイなど、映画に登場した数々のアイテムも撮影用プロップ。 pic.twitter.com/LnthGUecXo
こうしてウルトラマン関連のイベントに何度も通っていると、スーツや着ぐるみ特有のあの匂いが段々愛おしくなってくるのは僕だけでしょうか。
展示物そのものの楽しさはもちろん、周りにいる人たちもみんなウルトラマンが好きでここに来ている。その空間にいられる幸福感は、ウルフェスのようなイベントならではの感情ですね。
顔も名前も知らないけど、身に着けているグッズや、展示をどんな風に見ているかでその人の趣向がなんとなく分かって一人で勝手に「うんうん」と頷いたり。好きなものを自然と共有出来る空間って素晴らしいです。
#ウルフェス レポ⑤
— Ryo (@ryo_nf3000) 2019年8月6日
ジオラマの中に変な人たちを発見したので貼っておきます(笑)。ダイナがグリーディングに来ていてこれまたびっくり。ストロングタイプは赤だ!(byコウダ)最後はゼロのヒーローショットで締め。ライブステージに間に合わなかったのが唯一の心残り( ´ω`) pic.twitter.com/RKyw86mcCR
僕が会場へ到着したときに、ちょうどストロングタイプの赤いダイナがパトロールをしていました。ダイナというだけでも嬉しいのに、ストロングタイプとはこれいかに。
ウルフェス恒例のウルトラショットコーナーには我が推しのゼロ様が来てくれていて。
係の方に「あのー、僕写りたくないんですけどいけます?」と尋ねると、「はい、ご購入前提になりますが(ニッコリ)」とのことだったので言われるがまま(笑)。
ちなみにこのときのゼロ様、僕がかけていたウルトラセブンモデルの赤い眼鏡にもすぐに気づいて、控え目にアイスラッガーのジェスチャーまで披露してくれました。なんてサービスの行き届いたウルトラマンなんだ。
愛しさと切なさと…
このウルフェスに息子を連れていってあげられなかったのが、もうひたすら「すまん!」と謝りたい気持ちで。
散々楽しんでおいてエエカッコすなと怒られそうですが。
ていうか、これ僕一人で行ったなんて言ったら息子ちんは絶対プンプン怒り出すに違いない。お土産、何て言って渡そう(笑)。いっそのこと内緒にして独り占めしちゃうか(ノ∀`)アチャー #ウルフェス
— Ryo (@ryo_nf3000) 2019年8月6日
最初は内緒にしておこうかと思ったんですけどね。子供に嘘は良くないなとさすがに思い直して。
「ごめん、パパひとりでウルトラマンフェスティバル行ってきてもうたわー」と決死の告白。もう息子が泣こうがわめこうが、怒って暴れようが僕の責任!
僕の告白を聞いた息子は一瞬考えこんだ後、こう答えました。
「パパはなー、ひとりでウルトラマンフェスティバル行ったけど、今度は一緒にふたりで行くねん。タイガとゼロに会いに行こうなー」
……えっ、なにこの愛しく切なく心強い、100点満点の答えは。
前までだったら、こういうシチュエーションだとプンスカ怒ってその後めちゃくちゃに泣くのが息子のパターンだったのに!
成長してるなあ。どこでこんなに優しくなることを覚えたんだろう。子供は親の知らない間にどんどん大きくなっていく。僕、なんっにも言い返せなかったですもんね。
もちろんひとりでオタ活するのはそれはそれで楽しいし、僕の生き甲斐の一つでもあるんですけど。取りあえずこの夏のうちに、息子をウルフェスへ連れていってあげたいなあ。