『ウルトラマンフェスティバル2020』の開催中止が発表されました。
正直「まあ、そうだろうな」という感じで、ある程度構えていた分、精神的なダメージは思っていたよりも少ないです。ただ、この決定を受けてTwitterでは過去のウルフェスのレポや思い出をつぶやく方が結構いらっしゃって、それを眺めていると僕も「本来あったはずのものが無くなる」寂しさがどんどん大きくなっていくのが分かりました。やっぱり悲しいですね、うん。
いわゆる「池袋ウルフェス」に関しては、関西住みの僕は昨年初めて参加しまして、本場の盛り上がりっぷりに圧倒されたことを思い出します。レポートも書いていますのでよろしければ。
今年こそは息子と池袋に!…と、思っていたのですがそれも叶わず。来年から小学生になる息子と一緒に楽しめる最後のウルフェスになるかも、という思いもあって、今回の中止は悲しいというより悔しいと言った方が正しいでしょうか。冬のひらパーにもあまり期待しないほうがいいのかなあ。
今回は、最新シリーズ『ウルトラマンZ』放送開始前夜の我が家のウルトラマンライフについて書いていきたいと思います。一体どうなる?2020年のウルトラマン。
気分だけでもウルフェス
ウルフェスは中止になってしまいましたが、ウルトラマンショップは今月から無事に営業を再開。
本当なら、『Z』関連のおもちゃが発売されるタイミングに合わせて行くのがお財布事情的にも都合がいいのですが、僕も息子も我慢できずに足を運んでしまいました、大阪梅田のウルトラマンショップ。
久しく買えていなかった息子お気に入りの「こどもびいる」と、指人形をいくつか。買い物としては微々たるものでしたが、顔馴染みの店員さんからは「お変わりありませんでしたか?」と優しい言葉もかけてもらい、「こっちが感謝の言葉をかけたいくらいなのに…」などと色々考えているうちに過ぎていった楽しい時間。帰り際、息子は見えなくなるまで「ばいばーい!」と店員さんに手を振っていました。かわいいのう…。
ウルトラマンと触れ合えるイベントが無くなってしまった今、大阪のウルトラマンショップの店頭にあるエースのスーツは生でウルトラマンを拝める貴重な展示です。ウルトラマンイベントの常連さんなら共感してもらえると思います、あのスーツ独特の匂いがたまらないんですよね。記念写真も撮って、ほんの少しウルフェスに行った気分も味わってきたのでした。
ご唱和ください、我の名を!
現在放送中の『ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED』では、いよいよ新番組『ウルトラマンZ』のCMも放送されるように。
今回はいつにも増しておもちゃの販促に力が入っていて、変身アイテムを予約すると限定メダルがついてくるいつものやつと、指定のソフビを買うと数量限定の「ウルトラゼロマント」がもらえるWキャンペーンが実施されるとのこと。
イベントでの出費が無くなったオタクたちの懐をガンガン攻めてくるなあ…という印象(笑)。でもあのゼロマントは正直僕も欲しいし、ウルトラゼットライザーも遊び甲斐のありそうなボリューム感とギミックの数々がなかなか興味深い。「ご唱和ください、我の名を!」のポーズ、既に息子と一緒に練習中です。「ウルトラマン、ゼーット!」の「ゼーット!」のところでめちゃくちゃ野太い声を出すとより一層なりきれる感じがします。
オンラインで行われた制作発表会も見ました。ライドメカをロボット怪獣に置き換えて防衛隊を復活させる試みはいい意味で意表を突かれましたね。しかもそのロボット怪獣がセブンガーとは…!あまりにも意外な人選(ロボ選?)過ぎてスマホの前でひっくり返りそうになりました。
ストレイジは戦闘部隊の他に整備班もがっつりレギュラーとして配置されていて、パトレイバーみたいな感じをウルトラでもやりたいのかなと勝手に妄想。
発表会では、田口監督がセブンガー、ウィンダムに次ぐ特空機の存在にも触れていました。全く新しいロボット怪獣が登場するのか、はたまた過去の名怪獣が復活するのか。その辺りを想像しながら見るのも楽しそうです。個人的には『ダイナ』のマウンテンガリバー5号復活を希望。
子供の強さの秘訣
記事のタイトルで大袈裟に「どうなる?」とか言いつつ、なんだかんだで我が家はがっつりウルトラマンを楽しんでいます。ウルフェスが中止になった代わりにオンラインでのイベントも企画されているようですし、今度はどんな楽しみ方が出来るだろうとワクワクしている自分もいます。
現在、ウルトラシリーズの一部作品がYouTubeで無料配信されていますが、YouTubeにウルトラマンがあると息子とも好きなシーンだけパッと見たりとか、とにかく気軽に触れられる印象があって。より日常生活の中にウルトラマンが密着しているなと感じます。円谷プロの取り組みの数々に、改めて感謝です。
昨年から楽しみにしていた『タイガ』の映画はいつ見られるか分からない、外へ遊びに出かける機会も減り、もちろん遊園地にも行けない、毎日通う保育園にも仲良しの友だちが来なくなる。そんな状況が約3ヵ月も続いた中で、久々に行ったウルトラマンショップで買ったこどもびいるに満面の笑みを浮かべる息子を見ていると、子供って強いなあとしみじみ思います。その強さの秘訣、もしかしてウルトラマンだったりする?
「2020年のウルトラマン」が息子にとって、また多くの子供たちにとって良い意味で特別な作品になるよう、僕も応援しないとね。イベント等で直に触れ合うことが出来なくても、ウルトラマンから教わることは沢山あるはずですから。