2020年6月20日。今日は朝から、新番組『ウルトラマンZ』にアガりっ放しの息子と僕。
1週間前の「ウルトラゼロマントキャンペーン」、そして今日からスタートの「金のゼロ&ジードメダルキャンペーン」と、財団Bの緻密な販促戦略にまんまと引っ掛かり、既にゼット関連のおもちゃがリビングに散乱している我が家であります。
第1話の放送を息子とリアルタイムで鑑賞した後、すぐさま大阪のウルトラマンショップへ向かい、予約してあった「DXウルトラゼットライザー」と今日発売のウルトラマンゼット・アルファエッジのソフビを購入。
昨年の『タイガ』の時と同様、息子と、息子に買うおもちゃを通じて新しい番組のスタートを一つのイベントとしてがっつり楽しませてもらいました。『Z』に関しては、コロナ禍による撮影の延期や放送スケジュールの変更といった影響も現時点では最小限という感じで、このまま順調に物語が進んでいくことを願うばかりです。
帰り道の息子。おもちゃの入った大きな袋を「自分で持ちたい~」とゴネ始める。そういうお年頃です。ウルトラゼットライザー、箱も大きいし子供が持つにはちょっと重たいんじゃないかと思ったんですけどね、彼もなかなか根性あって、家に帰るまでちゃんと自力で持って歩けました。
最寄り駅から自宅までは結構な距離で、2年前のルーブジャイロのときなんかすぐギブアップしてたのになあ。今日の息子の後ろ姿はとってもたくましく見えました。えらい。
掴みはOK
ここで、第1話『ご唱和ください、我の名を!』の感想を少し(ネタバレあり)。
冒頭から「視点の統一」に気を配る田口監督の演出が冴えていて、僕もテレビの前で思わず「おっ」と身を乗り出してしまいました。
体長20mのゴメスが出現して街を蹂躙したかと思えば、今度は50mの“特空機1号”セブンガーがそれを迎え撃つ。第1話に必要不可欠な、基本的な世界観の説明を、人間の目線から見た「事件」の映像だけで簡潔に伝えることに成功していたと思います。
ストレイジの面々のリアクションにもそれぞれのキャラクターの違いが反映されていて、前情報無しでも誰がどういう性格をしているのかが大体分かる。ひとまず掴みは文句なしといったところでしょうか。田口監督、さすがに上手いです。
あと、やっぱり一番面食らったのはゼットとハルキが初めて対面するシーン。「ご唱和ください、我の名を」って、変身の決め台詞としては違和感のある言葉選びだとずっと思っていたんですけど、「ゼットが地球語を覚えたて」という設定が下地にあるが故だったんですね。ウルトラマンに真顔で「必要なのでございます」とか言われたら、僕なら吹き出しちゃうけどなあ。こちらもやや冗談の通じなさそうなハルキくんとのやり取りが今後も楽しみです。
めちゃくちゃ「レイバー」していたセブンガーの描写も好きでした。瓦礫を片付けるところとかね、早くもフィギュアで再現したい。ソフビもいいですけど、是非フィギュアーツ化して欲しいところ。もちろん目の取り替えオプション付きで。
5歳児の「Alpha Edge!」
さて、お次はリアルタイム世代の息子の感想・行動をまとめてみました。
・オープニングテーマ、「♪ご唱和くださ~い」ってずっと歌ってる。
・放送前はウィンダム派だったのが、あっさりセブンガー派へ移行。
・20mしかないゴメスの小ささに大爆笑。
・ゼットはオリジナルよりもアルファエッジ。
・第2話予告にちらっと映ったネロンガに大興奮。
・リピート率、例年以上に高し。今日だけで少なくとも5回は見てる。
・「ブルトン」を怪獣図鑑から検索。
・ゼットライザーの音声を真似て、アルファエッジの発音が「Alpha Edge!」。
僕がこうしてブログを書いている横で、今も録画を真剣に見ています。
遠藤正明さんの唄うオープニングテーマは、歌詞もメロディもなかなかキャッチーで僕もいいと思いました。土曜の朝は、こういう勢いのある曲でシャキッと目覚めさせて欲しいものです。
息子は最近、ひらがなやカタカナの他に数字も読めるようになり、『Z』の放送が終わってから彼がまず取りかかったのは、怪獣図鑑を開いて登場怪獣の設定身長等を確認することでした。ゴメスがセブンガーよりも小さかった理由を、わざわざ怪獣図鑑から調べようとするなんて…僕の教育は間違っていなかったと実感した瞬間でしたね(笑)。
早速購入したDXウルトラゼットライザー。「トリガー、トリガー最後に押すの、そうそこ!」の台詞が収録されていないのは残念でしたが(あるわけない)、子供の手には大き過ぎるくらいのボリューム感で遊び甲斐あります。5歳児の「Alpha Edge!」、息子には悪いけどめちゃくちゃ笑えるのでここで音声を公開したいくらい。
人間的な成長の過程に…
さて、息子には、ウルトラマンショップで新怪獣・ゲネガーグとセブンガーのソフビもおねだりされたのですが、ここは「ちゃんとママのお手伝いして、お勉強出来たら買ってあげるから。今日は駄目」と、僕も久しぶりに父親らしい厳しめ発言でシャットアウト。
いやね、最近ちょっと、息子よりも僕のほうがおもちゃやらソフビやらが欲しくなっていまして、息子への態度が甘くなり過ぎているなと反省しているところだったんです。子供って大人のそういう態度にはめちゃくちゃ敏感で、言い方は悪いですが「舐められているな」と感じる瞬間もいくつかあったりして。
息子の喜ぶ姿はもちろん何度でも見たいんですよ。でも今日みたいに、重たくても自分のものは最後まで自分で持って帰る…そういう彼の成長ぶりを目の当たりにできる機会をこれからも作るためには、僕自身が自分の物欲とか行動をもう少しコントロールしなければいけません。5年も父親やっておきながら今更なんですけど。
ウルトラマンを親子で一緒に楽しむ。ただ楽しむだけではなくて、人間的な成長の過程の中にウルトラマンが在る…そんな形が理想的だよねと、僕は息子の背中を見ながらぼんやりと考えたのでした。