僕が僕であること(仮)

ジードとルーブが大好きな4歳の息子とのウルトラ備忘録です。

美容院で2時間おとなしく待っていられた息子をひたすら褒めたい。

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 僕の通っている美容院。高校生の頃から利用しているので、かれこれ10年以上お世話になっています。

 髪を切ってもらいながら、美容師さんとたわいも無い話をするのが結構楽しみで。長く通っていると、ある程度自分のことを知ってもらえている安心感からつい喋り過ぎてしまいます。いつも担当してもらっている美容師さんには、就職、結婚、息子の誕生と人生の節目となる出来事を自然と報告するようにもなりました。そして今日、初めて息子を連れて美容院へ。この、ちょっと照れくさくて背筋が伸びる感じ。何かに例えるのが凄く難しい不思議な感情でした。

 毎週土曜日は、息子と一緒に朝9時からのウルトラマンと恒例のお散歩。それらを終えてから美容院へ向かったのがお昼ごろ。土曜日の昼間。はい、美容院が一番混む時間帯ですね。お店の前に着いたところで「あちゃー」と思いましたよ。ざっと見ても5、6人は待っていたので最低でも散髪が終わるまでに2時間はかかる。僕一人ならまだしも、息子はこの2時間をおとなしく待っていられるのか…!

 

「待つ」ことへのハードルの高さ

 4歳の男の子にとって、「待つ」という行為へのハードルってもの凄く高いんです。

 目に見えるもの全てと言ってもいいくらい、ありとあらゆるものへ興味関心が抑えきれない時期なんですよね。電車に乗ったら窓の外を眺めたり眺めなかったりで落ち着かない、一緒にお散歩していても僕に対して「あれはなに?これはなに?」と質問が矢継ぎ早に飛んでくる。自分がやったことのないことは一度はやってみなきゃ気が済まない。「俺のやることは俺が決める、俺の時間は誰にも奪わせねえ!」そんな心の声が聞こえてきそうな天真爛漫ぶり。もちろん、だからと言って何でもかんでも彼の思う通りにさせるわけにはいかないのですが。

 あと、一緒にウルトラマン見てるときなんか、「CM飛ばしてー」ってよく言ってきます。あの2、3分がまだ待てない。

 「これは今やってるやつやから飛ばされへん」と僕が言っても、息子の頭の上には「?」マークが浮かんでますもんね。普段から当たり前のようにYouTubeやAmazonプライムビデオに触れているからか、映像作品は自分の好きな場面から見られるものだと思っている節があって。パパが子供の頃はビデオテープが擦り切れるのが嫌で、短いスパンでの早送り巻き戻しは極力しないようにしてたんだぞ。

強のアイテム登場

 僕たちが美容院で順番を待っていると、美容師さんが息子にあるものを持ってきてくれました。YouTubeを見るためのタブレット。あぁ、それは子供をおとなしくさせる最強アイテム…!

www.bokuboku12.net

 未だに僕のYouTubeへの嫉妬心は消えないのですが、どうしても息子におとなしくして欲しいときのYouTubeは最強です。これはもう否定しようのない事実で、あれこれ適当におもちゃを与えたり紙と色鉛筆を持たせたりするより遥かに手っ取り早いし効果も抜群。そして誰も困らない。はい最強。

 美容院でもわざわざタブレットを用意しているくらいですから、これは世間一般の常識として認知され始めているのでしょうね。どうして子供ってあんなにYouTubeが好きなんだろう。ヒカキンの顔がプリントされた飲料がコンビニに並んでいるのを見て最初は意味が分からなかったけど、今の息子のハマりっぷりを見ていたらなるほどって感じです。

らいぞ息子よ

 YouTubeを与えられた息子はそれまでの退屈そうな表情から一気にキラキラした眼差しへ。僕の膝の上にかかる重力も半分くらいになりました。そして僕がウトウトしている間に、来週から始まる『ウルトラマンタイガ』の予告ムービーへ素早い操作で辿り着く。あんた、いつの間に一人でそこまで出来るようになったの。

 美容院に入ってから僕が髪を切り終えるまで、結局2時間とちょっとくらいかかりました。退屈過ぎて大騒ぎしないかな、ちゃんと座っていられるかな、おしっこ漏らしちゃったりしないかな…

 これら息子への心配は、全て杞憂に終わりました。YouTubeさまの力をお借りしていたとは言え、本当に2時間おとなしく何事もなく待ってくれていたのです。僕は例えYouTubeがあったとしても、2時間も待たされるのは苦痛で仕方ないけどなぁ。

 僕は店内で思わず「えらいなぁ!」と声をあげてしまいましたよ。褒めてあげようという気持ちより、本当に心の底から出た声でした。4歳児がここまでおとなしく待っていられたのは珍しかったようで、美容師さんも息子の頭を撫でながら「こんな子初めてやわ~」とお褒めの言葉。

 そのときの息子の、「自分がどうしてこんなに褒められているか分からない」表情がとても印象に残っていて。普段は褒められたらドヤ顔決めてきますから(笑)。父親としての直感と言うと大げさですが、きょとんとしていた息子を見て僕は、今こそ目いっぱい褒めてあげなきゃと思いました。

 いつもより多めに褒められた息子は、帰りに寄ったスーパーで普段は買ってもらえないオレンジジュースをごくごくと飲み干し、ルンルン気分で家路に着くのでした。いやー、今日は本当にえらかったね。それじゃあご褒美にウルトラマンのお人形を…と言いたいところだけど、来週から始まる『タイガ』のおもちゃを内緒で予約してあるから今日は我慢なのだ、ごめんよ。