僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

小学2年生の『シン・ウルトラマン』は「空想と浪漫と好奇心」の世界

 

 もうずっと、『シン・ウルトラマン』のことで頭がいっぱいです。こりゃあ紛れもなく、外星人への「恋」というやつです。

 

 昨日は家から最寄りの映画館に、朝9時の回を1人で、15時半からの回を息子と。計2回見に行きました。

 平日だったので、息子は当然学校です。授業が5時間目までの日は、いつもだいたい帰ってくるのが14時半頃。学校帰りの息子と一緒に見に行くつもりで前日からチケットを確保していました。僕は1度目の鑑賞から一旦帰宅し、ブログを書きながら、パンフレットを読みながら、そして「空想と浪漫」の余韻に浸りながら息子の帰りを待つ。スケジューリングは完璧でした。

 

 

 

 

子、失意の帰宅

 しかし、待てども待てども息子が帰ってこない。

 15時を過ぎて何の連絡もないので、さすがにおかしいと思い学校に電話をすると待っていたのは驚きの事実。

 

「すみません、今日2年生は授業が6時間目まででして……」

 

……えっ、聞いてない聞いてない。

 いや、まあ僕が事前に確認していなかったのも悪いんですけど、前日に「ちゃんとおやつの時間までには絶対帰ってきてや」と息子に釘を差していたのに、6時間目まであるんやったら先に言うとけ〜!

 15時半。チケットに記された上映時間が過ぎた頃に、息子が慌てて帰ってきました。

 そしたらね、もう涙をボロッボロ流して玄関で立ち尽くしているわけです。

 5時間目の授業を終え、「『シン・ウルトラマン』見に行くぞ〜」のテンションで家路につこうとしたら、その日は授業が6時間目まであることを知ったという息子。帰り道の間に「パパ、1人で見に行っちゃってるわ……」の予感がして、それで泣きながら帰ってきたんですって。

 「ちゃんと時間割くらい確認しとき!」と一言言うつもりだったのに、これじゃ何も言えません。

 この間ユニクロで買ったばっかりのウルトラマントリガーのTシャツを着て、意気揚々と学校に向かった息子の背中を見ていただけに、あまりの変わりっぷりにこっちまで涙が出てきそうになってしまい……。

想と浪漫の世界へ

※以下、重大なネタバレを含む箇所があります。

 チケットは手元にあるのに、上映開始時間にまだ2人とも家にいるというこの絶望的な状況。

 しかしながら、涙で顔がぐちゃぐちゃの息子に「今日は行くのやめとこっか」などとは言えるはずもなく(当然「パパはもう朝に見に行ってるし」なんて言ったら息子大爆発です)、そのまま急いで映画館へ向かいました。

 結局、映画館に着いたのは16時前くらいでしたかね。直前の予告集、映画泥棒はもちろん、既に本編も『ウルトラQ』怪獣の総進撃とネロンガ戦が終わったあとでした。

 それでも、席に着いた息子はスクリーンに映るガボラの迫力に圧倒され、シン・ウルトラマンの「得体の知れなさ」に驚き、ザラブとメフィラスの暗躍を目に焼き付け、ゼットンのかっこ良さと強さにノックアウトされていました。上映が終わった後に「どうやった?」と訊くと、さっきまでの涙がまるで嘘のように「テンション爆上がりですわ!」と一言。その切替の早さ、ほんと見習いたいっす。

 

 

 

 

 上映後、ご満悦の息子。

 物販コーナーで買った箱入りフィギュアはガボラとシン・ウルトラマンが当たりました。彼がまだ目撃していないネロンガじゃなくて良かった。

 とは言え、今回は大幅に遅刻してしまい無念の鑑賞でもあったので、もう一度息子とは『シン・ウルトラマン』、見に行きます。結構、怪獣……もとい「禍威獣」が出てこないシーンが長い映画で、彼には退屈かなと思ったんですけども。そこは僕の長年の英才教育の影響か(笑)、しっかりとセンス・オブ・ワンダーを感じ取っていたようです。息子の感想も近いうちに記事にまとめたいところ。

 家に帰って僕がパンフレットをパラパラめくっていると、息子は目を両手で覆って「まだ見せんといてや!」と言う。自分が見られなかったところについてはやはりまっさらな状態で見たい、と。いつの間に「ネタバレ」の概念を知ったんや君は。

 次は一緒に禍特対のピンバッジを身につけて、もう一度「空想と浪漫の世界」に浸ろうぜ。

M八七

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  • provided courtesy of iTunes

 米津玄師の『M八七』もいいですね。息子と毎日これ歌ってます。