僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

~新たなる希望の光~新ヒーロー・ウルトラマンZ(ゼット)への期待

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 ウルトラシリーズの最新作『ウルトラマンZ(ゼット)』が正式発表されました。今年は例年より約2週間早く、テレビ東京系にて6月20日からスタートです。

 新しいウルトラマンとの出会い…ここ最近のパターンでいうと、まずは児童誌に掲載されるシルエット画像を見て「どんなデザインなんだろう?」と想像をめぐらすことから始まっていました。ロッソやブル、そして昨年のタイガはウルトラマンらしからぬなかなか個性的なシルエットだったので、円谷プロからの正式発表を少し不安な気持ちで待っていたことを思い出します。

 しかし今回の『Z(ゼット)』は、放送開始が早いこともあってか事前情報がほとんど無い中での突然の発表で、本当にただただびっくりしたというのが正直なところ。現在放送中の『ウルトラマンクロニクル』の発表もまだついこの間という感覚だったので余計に驚きました。

 しかも主役のゼットは「ウルトラマンゼロの弟子」と言うじゃありませんか。新ヒーロー・ゼット君には悪いのですが、僕は後ろでおろしたてのマントを颯爽となびかせるゼロ様しか目に入りませんでしたよ、ええ。

 

ルトラマンゼロの10年

 それにしても、10年前に「セブンの息子」として登場したウルトラマンゼロが、今度は「ゼットの師匠」として、しかもそれが番組を象徴するキャッチコピーとして出てくるこの流れ、ゼロ推しの僕としては実に感慨深いものがあります。

 ニュージェネの歩みと共に、この10年間のウルトラシリーズは「ウルトラマンゼロの成長を描く10年」だったと言い換えても決して大袈裟ではありませんよね。人気キャラクター故に、色々な作品の色々な場面に引っ張り出されて少々お疲れかもしれませんが、一ファンである僕が光の巨人にそんな心配の目を向けるなんて恐らく2万年くらい早いのでしょう。弟子のゼットを宮野真守ボイスでビシバシ鍛えるゼロの姿が目に浮かぶ…とにかく楽しみです。

 「タロウの息子」や「ゼロの弟子」がいるなら、例えば「エースの妹」とか「ベリアルの幼馴染」みたいなのがいてもおかしくないなあ、などとどんどん膨らむ妄想。もうあと何十年後には、いよいよ「ゼロの息子」とかが見られたりするのでしょうか。僕もそれまでは生きなきゃなと思います。

ルトラマンは希望の光

 ただ正直なことを言うと、新型コロナの影響で劇場版タイガの公開が延期になり、タイガの物語(もっと言うとニュージェネのクライマックス)が完結していない中で次の新ヒーローが発表されてしまうことには少し複雑な気持ちもあって。この感じじゃ多分、タイガはキャストが揃ってのグランドフィナーレも迎えられないですよね。辛すぎる…。

 テレビやSNSなど何かしらのメディアに触れる以上、もうコロナ関連の情報を完全に遮断するのはほぼ不可能に近い状況になっています。イベントの中止や延期はもちろん悲しいし、そんな中でも何とか楽しみを見つけて前を向いていきたいと思うのですが…

 「自粛ムードだからって変に暗くなる必要はないよ」というのは確かにそうなんですけど、僕の場合は、自粛ムードだからというよりは「これからの生活や家族の健康が心配で不安だから気持ちの上げようがない」が正しい気がしています。ポジティブとかネガティブという次元ではなく、漠然とした不安や行き場のない怒り、どうしようもない負の感情が一気に押し寄せてくる感じがあって。

 そんな中、今朝新しいウルトラマンが発表され、楽しみを根こそぎ奪われてばかりで久しく味わっていなかった「与えられる喜び」を享受できたのは至福でした。

 たかが子供番組ど侮るなかれ。ウルトラマンは僕にとって確かに「希望の光」であり、心の支えになっている。負の感情が完全に消えることはなくても、そこに光を当ててくれる唯一無二の存在を大切にしようと改めて思った次第です。今のこの逆境、ウルトラマンには何とか乗り越えてもらいたい。家族で応援しています。

 息子は先に寝てしまったので、ゼットのことは明日お知らせしてあげようと思います。喜ぶだろうなあ、きっと。