僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな5歳の息子とのウルトラ備忘録です。

~ウルトラシリーズの「らしさ」とは~ウルトラマンマックス『第3番惑星の奇跡』を5歳の息子に見せてみた

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  2005年に放送がスタートした平成ウルトラマンの第6作『ウルトラマンマックス』。

 前作『ネクサス』の不振を受け、半ば突貫工事で急遽企画された番組であり、平成ウルトラシリーズの中で唯一劇場版が製作されていないちょっと不遇なウルトラマンでもあります。

 『ネクサス』『マックス』『メビウス』の、中部日本放送制作のウルトラマンの中で僕はこの『マックス』が一番のお気に入り。基本的に1話完結で、昭和シリーズの名怪獣たちも含めた個性豊かな怪獣・宇宙人を中心に据えたストーリーはまさにウルトラシリーズの原点回帰。横軸重視の作風につき、監督が代わると画面の雰囲気がガラリと変わるのも魅力で毎週の放送が楽しみでした。

 ただ、息子と一緒に見る機会がこれまであまり無かったんですね。

masakigoon.hatenablog.com

 読者登録させてもらっているれんたろうさんのブログに、こんな記事がアップされていました。『マックス』の第15話『第3番惑星の奇跡』を幼少期に見たときの印象が強烈だったというエピソードです。

 この記事を読んで、僕は息子が怪獣図鑑に載っているイフの第一形態(白い塊)に興味を示していたことを思い出しました。僕にとってもこの第15話は好きな回なので、せっかくだし一緒に見てみようと、そう思ったわけです。

 

じめてのウルトラマンマックス

 まず、イフがどうのと言う前に『マックス』自体がほぼ初見の息子。

ウルトラマンマックス

ウルトラマンマックス

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  • provided courtesy of iTunes

 「♪マックス!マックス!マックス!」とハイテンションなオープニングテーマに早速反応する。一番喜んでいたのはこちらも原点回帰の影絵ですね。「あ、ピグモン!レッドキング!ゼットン!」と、一つひとつ出てくる影絵を指差してはニコニコしていました。いいよねぇ、怪獣の影絵。

 僕も子供の頃に『帰ってきたウルトラマン』のオープニングを見ながら同じことやりましたもん。DASH隊員のシルエットには、「えーっと…みんな!」と若干投げやりになるところも多分同じ(笑)。

 さて、ここで『第3番惑星の奇跡』のあらすじを簡単に説明しておきます。

突如出現した正体不明の白く巨大な物体に地球防衛チーム・DASHが攻撃を加えるも、凶暴な怪獣に進化。「火で焼こうとしたら火を噴くものに、ミサイルで攻撃したらそれを発射するものになったのでは」というエリーの解析通り、ウルトラマンマックスの必殺技をも吸収し取り込んだ完全生命体イフは街を焼き尽くす。そんな地球壊滅の危機に、ひとりの少女がとったある行動。そこで起きた奇跡とは―

…といった感じ。

 前半の「攻撃すればするほど強くなっていく怪獣なんて倒せるわけが…」という絶望感と、ラストの奇跡(少女のフルートの音色でイフが沈静化)の対比がミソで、ウルトラシリーズには珍しい「泣ける」タイプの傑作回です。僕もリアルタイムで見たときは、これは凄いものを見たと感激しました。こういう回があるから、大人になってもウルトラはやめられないんだよな、と。

 で、一緒に見終わった後の息子の第一声、「マックスと怪獣の戦うシーン少ないわ~」。確かに、それも一つの正しい意見だ(笑)。

「もう一つのエンディング」がツボに

 息子は、イフの体から楽器がにょきにょきと伸びてくる場面で「え、なんで?これどうなってるん?」ときょとんとするばかりで、その「奇跡」の意味合いをまだ理解出来ていないようでした。白い塊から怪獣に進化したときは、ポケモンのイメージもダブらせていたのか「おー!」と身を乗り出していたのですが…。

 物語が終盤に近づくにつれて、テレビ画面へ吸い込まれていくように動かなくなった彼の様子を見ると、いつものウルトラマンと少し違う空気は感じ取っていたのだろうと思います。正直、「ちょっと見せるのが早かったかな」という感じもしましたが、こうして子供が頭の上に?マークを浮かべながら画面を見つめる光景もまた、半世紀前から続くウルトラシリーズの「らしさ」だと言えなくもありません。

 それより、息子の最大の関心は『ウルトラマンジード』のルミナさん(ゼロに変身するレイトさんの奥様)が、『マックス』ではDASHのミズキ隊員として登場していたことでした。女優の長谷部瞳さん。演じている人が一緒だったんですね。

「ルミナさんいるのになんでレイトおらんのー?」

と、しつこく何度も訊いてくるので、僕も適当に「まだ結婚する前やねん…」と答えておきました(笑)。何年か経って息子に「適当なこと教えるなー!」と怒られるかもしれない。

 あと、この『第3番惑星の奇跡』にはDVDの特典映像として「もう一つのエンディング」なるものが用意されていまして。これがもうね、全特撮ファンに見てもらいたい衝撃のアナザーストーリー。

 息子は本編よりもこの「もう一つのエンディング」がドツボにハマってしまい、今日も家に帰ってきてからずっと、ミニカーを使ってマックスの“ある失敗"のものまねを披露してくれています。興味のある方は是非、マックスのDVD第5巻をご覧ください。どうしても知りたい方はDMかコメントを頂ければ、僕が直接お教えしたいと思います。もういっそのこと、ものまねをする息子の動画をここにアップしたいくらいなのですが(笑)。