僕が僕であること(仮)

ジードとルーブが大好きな4歳の息子とのウルトラ備忘録です。

僕の自由研究「ひと夏のミニ四駆の記録」を回想する

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今週のお題「わたしの自由研究」

 はてなブログ今週のお題は「わたしの自由研究」。今回は、僕が小学校3年生の頃に行った渾身の自由研究について語ってみようと思います。

 夏休みの自由研究、最初はなんて煩わしい宿題なんだと適当に済ませていたことを思い出します。やってもいないことを書いて、取りあえず提出できるようにまとめる。今でいう“ヤラセ”みたいなものですね。今思えば先生はお見通しだったのでしょうけど、子供心にこんなことして何の意味あんのって疑問に思いながら渋々やっていた記憶。

 そもそも「自由研究」の「自由」って、本当にどこまで自由なの?っていう疑問が常にあって。担任の先生によっても自由の尺度が結構違ったりする。結果、怒られたり悪目立ちしないように、無難なテーマで適当に書いとけー、となる。

 それが、僕の小学校3年生のときの担任の先生は違って、本当に何でも自由に研究していいと言ってくれたんですね。学校で習っている五教科から外れてもいい。何ならテレビゲームでもなんでも(!)。これまで不透明だった「自由」の定義がはっきりして、自由研究に対するやる気がみなぎってきたことを覚えています。そして僕が選んだテーマはスバリ、ミニ四駆!

 

活の全てがミニ四駆だったあの頃

 僕はいわゆる「第二次ミニ四駆ブーム世代」で、当時読んでいた漫画も『ダッシュ四駆郎』じゃなくて『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』。コロコロコミックが辞書代わりでした。

爆走兄弟レッツ&ゴー!!(1) (てんとう虫コミックス)

爆走兄弟レッツ&ゴー!!(1) (てんとう虫コミックス)

 

 父親がプラモデル好きだったこともあり、僕がミニ四駆に没頭するまでそう時間はかかりませんでした。週末は決まって父親と自転車に乗り模型屋へ。お互いに好みのパーツを選び、家に帰ってマシンを改造。リビングに広げたコースでそれを走らせるのが何をするよりも楽しかった。

タミヤ ミニ四駆限定シリーズ ジャパンカップ ジュニア サーキット (トリコロール) 94892

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 『レッツ&ゴー』にもそういうシーンがあるんですけど、授業中に教科書を立ててその裏でミニ四駆いじったりとか、やってたなあ。もちろん先生には何度も怒られましたけど(笑)。もう寝ても覚めても、という表現が大げさに思えないくらい、ずーっとミニ四駆のことを考えていましたね。そしてクラスの男の子もほとんどみんなそうだった。マシンを持ち寄って公園の滑り台で走らせたりもしました。

戦の地は住宅展示場

 当時(1990年代中盤)は空前のミニ四駆ブームだったこともあり、ミニ四駆に関するイベントがあちこちで行われていました。中でも住宅展示場でのミニ四駆大会には、数えれきれないほど参加しましたね。入賞したときのトロフィーがまだ実家に飾ってあったりする。

 大会ごとにコースが違うので、マシンの改造もコースに合わせて行います。それが上手くいくこともあれば、思いも寄らない結果を招くこともあって。「走らせてみないと分からない、自分の手を離れてからはただ見守るしかない」のがミニ四駆の大きな魅力。自分の作ったマシンが他のマシンを抜き去った瞬間のあの感動と充実感、忘れられない。僕の場合、プラモ好きの父親という頼もしい味方がいたおかげで、レースで入賞したりできたのだと思います。

 担任の先生が自由研究の「自由」を保障してくれて、僕は迷わずミニ四駆をテーマにしようと決めました。参加した大会ごとのコース、走らせたマシン、どんな改造を施したか、天候、結果を踏まえての所感。これを一冊の本にまとめたら絶対に面白い研究になるという確信が、生意気ながらあったんです。

しさに囲まれて

 夏休み明けの最初の授業。僕のまとめあげた「ひと夏のミニ四駆の記録」を、先生は興奮気味に褒めてくれました。「お前がミニ四駆好きなのは知ってたけど、これほどとはなぁ…」確か、そんな反応だったと思います。

 惜しむらくは、20年前のこの研究ノートが僕の手元にはもう無いこと。多分校内の優秀作品か何かに選ばれて、そのまま返ってきてないんじゃないかなあ。あれから20年経って、自分でも改めて読み返してみたいと思うのですが、叶わぬ願いになってしまいました。

 今でも父親とは、2人でミニ四駆に熱中していた頃の思い出話をします。ただ、マシンの改造については色々とアドバイスをくれていた20年前の父親も、僕の自由研究に関しては一切手を出さなかった。おかげで僕は、自分でやり遂げることの面白さと難しさ、記録することの楽しさを、自由研究から学ぶことができました。先生の与えてくれた本当の「自由」と、父親の見守る目。僕は大人の優しさに囲まれて育ったんだなと、改めて実感させられます。

 ちなみに今、ちょうど僕らのような直撃世代を中心にミニ四駆が再ブームになっているようで。僕もご多分に漏れず、Twitterではタミヤの公式アカウントをフォローしています。

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 息子がもう少し大きくなったら、親子3人でミニ四駆を走らせる…なんてことが実現するかもしれない。そのときは彼に、「パパはこんな自由研究したんやで!」と思いっきり自慢してやろうと思います。