僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

「色」のことを考えていると何故か楽しい気持ちになる。

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 今週のお題「わたしの好きな色」

  「色」と聞いてまず思い浮かべるのは、幼稚園の頃に買ってもらった12色のクレパスと色鉛筆。子供の頃から絵を描くことが大好きだった僕は、クレパスや色鉛筆の箱を開けたときに目に飛び込んでくるあのカラフルさに魅了されていた気がします。何を描こうかなんて決まっていなくても、そこに色が沢山あるというだけで何故か手が動きました。今は絵はほんの趣味程度ですが、マイ色鉛筆は一応持っていますよ。

 今週のお題は「わたしの好きな色」。僕の好きな色はズバリ「赤」です。

 大人になっても「好きな色」の話って結構しますよね。例えばプレゼントを贈るときなんか、その人の好きな色を把握しているかどうかはかなり重要なポイントで。僕は周囲には「阪神タイガースが好きな人」で通っているので、赤が好きだというと大抵驚かれます。「赤はカープやん」と。

 

は中心の色

 小学生の頃は特に、赤が好きだというと周りの友達にはからかわれました。

 赤とピンクは女の子が好きになる色、というイメージなんですね。確かにランドセルは男の子が黒で女の子は赤が基本だったりするからそれも分からなくはない。でも、当時の担任の先生から「赤が好きな男子なんて珍しいなぁ」と言われたのは正直驚きました。いや、そこはからかわれないように何か気の利いたこと言ってよって(笑)。

 だいたい、戦隊ものだって男の子はみんなレッドが好きだったんじゃないの?どうして小学校へ上がった途端に「赤は女の子の色」になってしまうの?今でこそ笑い話ですけど、自分は変な奴なんじゃないかって結構悩みました。

 特撮で育ってきたからか、僕にとっての赤のイメージは「中心の色、なきゃいけない色」で。戦隊ヒーローの真ん中には必ずレッドがいたし、ウルトラマンも今でこそカラーリングは様々ですが当時はほぼほぼ赤とシルバー。大好きな色鉛筆も、赤を抜き取った途端にそれまでのカラフルさが消え、どこか物足りさが感じられる。ほんと、赤が無いだけでめちゃくちゃ味気ないんです。

 これ書いてて気づきましたけど、眼鏡も靴も赤を使ってますよ僕。相当な赤好き。

の役割を考える

 新卒のときのグループディスカッションでチームワークの話になったとき、

「ゴレンジャーが全員キレンジャーだったら敵に勝てないでしょ!」

と、力説した非常に恥ずかしい思い出がありまして(笑)。人にはそれぞれ適した役割があるということを当時の僕は言いたかったのでしょうが、唐突に「ゴレンジャー」とか言われてもみんな「ポカーン」ですよね。でも、5人の異なる役割を色の違いで表現したゴレンジャーは偉大な発明だと思います。

 逆に5人がみんな僕の好きな赤だったら、それはそれでチームとして機能しなさそう。赤を中心に、クールな青、ひょうきんな黄、冷静沈着な緑、紅一点のピンクがいることで全員が引き立つわけです。さっきの色鉛筆の話で言うと、例えば青や緑が無くなると何かカラフルさの根源が失われるような気がするし、黒がなくなると全体的にふわふわして締まりのない印象が残る。何色も集まることでそこに役割が生まれてくる面白さがあります。

己主張はこっそりと…

www.bokuboku12.net

 僕が最近沼にハマりつつある『モーニング娘。’19』にもメンバーごとに指定の色が割り振られていて、これがなかなか面白い。

 ライブの映像を見ていると、それぞれ推しメンのカラーを身にまとったファンの人たち。誰が誰のファンなのかが一目で分かるから、名前も知らないような周りの人たちとも自然と親近感が湧いてくる。僕はまだモー娘。のライブへ行ったことはありませんが、その輪に飛び込んでみたいと思わせてくれるのはこの色分けによる効果も大きいです。

 モー娘。でも特撮でも、例えば公式に出されているロゴや写真がでっかくプリントされたTシャツとかは普段使いしにくいという悩みは常にあって。でも、それが単に推しメンの色をしたシャツというだけなら堂々と着られる。分かる人は分かる、誰か分かってくれないかな、と。なんにでもついている「色」という要素でこっそり自己主張が出来たりすると、「いつでもファンでいるぜぇ!」と自分の中にある謎の満足感が満たされていきます。

 ちなみに僕の好きな赤が割り振られているのは、13期メンバーのかえでぃーこと加賀楓さん。モー娘。の中ではまだ推しメンと言えるメンバーのいない僕ですが、好きな色・赤つながりで数日後にはかえでぃー推しになってたりして。

 「色」のことを考えていると、何故が気持ちが上向きになるんです。周りのものを見渡して、普段気にも留めていないものにもちゃんと色がついていることに気づいたりして。ブログ書きながら、こんなに見える景色が変わるのかってちょっと驚いています。かえでぃーのことが話題に出てくるなんて思ってもみなかった(笑)。

 これからは気分が沈みそうになったとき、「色」のことを考えてみるといいのかもしれません。