「じゃーん!今日はブレーザーストーンのレアver.をゲットしてきましたー!」
仕事帰りに見つけたガシャポンのブレーザーストーン03、気合で金色のレアVer.を引いてやりましたよ……。何べん回したかはもう聞かないでください、あはは(ノ∀`)。
せっかくなので息子(小3)に記念写真をお願いしたら、僕は何の指示も出していないのに極々自然な流れで手のひらにストーンを合わせて「じゃーん!」と。
これね、完全にYouTuberの影響なんです。
何かしら新しいおもちゃなりゲームなりを買ってきたら、我が家でいつの間にか始まっているのが息子のYouTuberごっこ。「さあ、今日紹介するのはこちら!」と、もう発声から板についてきている。紹介する手付きが慣れ過ぎていて傍から見ていてもびっくりします。今の小学生の「なりたい職業ナンバー1」がYouTuberなの、最初に聞いた時は信じられなかったですけど、息子の一挙手一投足を見ていると納得するしかありません。
まあでも、僕のカメラに向かって「ゲットしてきましたー!」って一体誰に言うとんねんという話ですが。ゲットしてきたのはパパや!(笑)
そこでふと思ったこと。
もし息子が突然「将来はYouTuberになりたい」なんてことを言い出したら、僕は親としてどう対処すべきなのでしょう。
これまで明確に息子の「将来の目標」を聞いたことはないのですが、例えば習い事……今は空手と水泳に行かせていますが、続けていくかどうかは基本的に彼の意思に任せています。嫁さんとも「この子がやりたいようにやらせよう」というスタンスでいくことを共有しています。
息子ももう小学3年生ですから、そろそろ「大人になったらこれになりたい、これがしたい」ということを大真面目に言い始めてもおかしくありません。もちろん習い事と同じように、それが何であっても彼の意思を尊重しようという気持ちではいるのですが、「YouTubeで生計を立てていきたい」なんてことを本気で言い出したらやっぱりちょっと戸惑うかもしれない。
「公務員以外は認めません」とまではいかなくても、自分の子供にはそれなりに安定した職についてほしいというのが親心というもの。息子には、「今、将来の目標が無いのならとりあえずお勉強だけはしておきなさい」と言ってあります。
僕の脳内アップデートが足りないからなのでしょうか、どうしてもYouTuberが「まともな職業」とはまだまだ思えないところがあって。Twitterがイーロン・マスクの一存で突然Xに変わってしまったように、YouTubeだってある日を境に急に無くなってしまう可能性だって無きにしもあらずですから。それに動画だけで食べていける人気YouTuberなんてほんの一握りです。
遊びでやる分には全然構わないんですけどね。むしろ動画投稿とか、自分でスキルを磨いてやってみてほしい。
息子のYouTuberごっこ、ちょっと前までならただただ微笑ましいだけの光景だったのが、なんだか最近は見方が変わってきてしまいました。
嫁さんとも最近よく言ってるんです。「あと10年もしたらこの子も20歳やで」的なことを。
これまでの息子の成長を見ていたらね、10年なんてもうあっという間です。ウルトラマンで言ったら『ギンガ』がちょうど10年前ですか?ああもう、そんなのあっという間あっという間。
だからそれがYouTuberじゃなかったとしても、例えば息子がなにか大きなことに挑戦したい、なりたいと意思表明してきたときに、現実的な観点からよく考えろと釘を刺すのか、どーんと背中を押してやるのかっていうことはそろそろ僕もきちんと考えておかねばなりません。
そのためにはYouTuberについてももう少し勉強しておく必要がありますね。「俺の分からんもんには手を出すな!」では、それこそただの老害になってしまいます。老害チックな方々、僕の周りにも結構いますからねえ。ああならないように脳内アップデートを進めなければと、ニコニコでストーンを紹介してくる令和キッズの息子を見ながら思うのでした。