僕が僕であること(仮)

ジードとルーブが大好きな4歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラシリーズのサブタイトルに関するあれこれ

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 主題歌が流れる前に画面に大きく表示されるウルトラシリーズのサブタイトル、子供の頃からなんとなくですけど「かっこいいなあ」とずっと思っていました。

 やっぱり子供心に、親に「あんたまだこんなの見てんの?」とつつかれそうな番組は直感で分かるので、そう言われる前に自然と見るのを止めたりしていたんですけど、ウルトラシリーズに関してはSF小説のようなかっこいいサブタイトルが結構なバリアになってくれていた気がします。『故郷は地球』(ウルトラマン第23話)、『アンドロイド0指令』(ウルトラセブン第9話)とか、意味はよく分からなくてもその大人っぽさが凄く魅力的で。

故郷は地球

故郷は地球

 

 現在放送中の『ウルトラマンタイガ』も『星の魔法が消えた午後』の次が『それでも宇宙は夢を見る』で対になっていたり、第2話では「細かい説明は不要!」と言わんばかりに『トレギア』と超シンプルだったりして、随所にサブタイトルへの拘りが垣間見えるのは“サブタイフェチ”にとっては嬉しいところ。

 

めて触れるアートとして

 当ブログのタイトル『僕が僕であること(仮)』も、『ウルトラマンジード』第6話から拝借しています。『ジード』のサブタイトルは全体的に好みで、最終2話もそれぞれ番組のエンディングテーマとオープニングテーマの曲名がそのままタイトルになっていましたよね。本編始まる前からエモさ全開だった記憶。懐かしい。

 ニュージェネは『ギンガ』の『アイドルはラゴン』みたいにちょっと外した感じのタイトルもありつつ、基本的には初期のウルトラシリーズのクールなテイストを引き継いだサブタイトルが多かったように思います。それに加えて、『オーブ』『ジード』『ルーブ』の3作ではこちらもウルトラシリーズの伝統芸とも言える影絵を用いた演出が毎回凄く凝っていて、本編を見る前のちょっとした楽しみにもなっていました。

 SFの匂いを感じさせるおしゃれなサブタイトルには程よく背伸びさせられるし、それを強調する影絵も言わばアートの一種ですよね。これって、子供にとってはほぼほぼ初めて体験する“芸術”と言えるんじゃないかという気がしています。

 あと今の子たちは知らないと思うけど、録画したビデオテープのラベルに、収録されている回のサブタイトルを綺麗な字で書き写していく作業にどれだけワクワクしたことか。僕たちは「『狙われない街』~監督:実相寺昭雄~」とかいちいち全部書いたんだぞ!(笑)

イダーシリーズのサブタイトル

 サブタイトルの話でいうと『仮面ライダークウガ』の、全話を漢字二文字で統一するスタイルには驚かされた記憶があります。『クウガ』はドラマ性も高くて先の展開が読めなかったので、毎回提示される二文字から色々と想像をめぐらしたことを思い出しますね。

 続く『仮面ライダーアギト』ではその二文字すら無くなって、毎回最初に「第1話」などと話数が表示されるだけ。これ、当時中学生の僕にはたまらなくクールな演出に感じられたんですよね。戦隊シリーズも含め、それまで特撮ヒーローには回ごとのサブタイトルが絶対つきものというイメージでしたから、それを無くすという発想自体が斬新で。なんか大人が見るドラマみたいでかっこいいな、と。これも、ヒーローものの常識を平成ライダーが取っ払った一つの例と言えるかもしれません。

 近年のライダーシリーズでは再びサブタイトルが復活していますが、『クウガ』が漢字二文字で揃えていたように、シリーズごとにフォーマットが定められているのが特徴です。個人的には今『ドライブ』を追いかけている最中なので、Twitterでつぶやく時なんかに何かと最後を疑問形で終わらせたくなる衝動に駆られています。

ルトラシリーズを超えてゆけ!

 ブログ記事のタイトルや見出しも、ついついウルトラシリーズのサブタイトルをなぞった感じのやつをつけてしまう。もうこの癖は死ぬまで直らないんだろうなと思います。体に染みついて取れなくなっています。

 僕がここで言うまでもなくですが、タイガのお父さん『ウルトラマンタロウ』のサブタイトルも傑作揃い。かの有名な『ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!』や『怪獣を塩漬けにしろ!』みたいにやたらと「!」マークのつくタイトルが多い中で、突然『赤い靴はいてた…』とかマジなやつ来ちゃうのも侮れないところ。

 『タロウ』や『レオ』、そして『80』のサブタイトルに関しては『マン』や『セブン』の頃のSF風味は皆無に近いですけど、総じてリズミカルで口に出して言いたくなる独特の響きがありますね。『あ!キリンも像も氷になった!』とか。

 息子もぼちぼちひらがなが読めるようになってきて、テレビ画面に大きく表示される『タイガ』のサブタイトルに興味を示し始めています。漢字の上には小さくルビが振ってあるので、一時停止して一緒に音読したりしています。

 息子が大きくなって『タイガ』を含めたウルトラシリーズを懐かしむことがもしあれば、『夕映えの戦士』みたいにかっこいいサブタイトルからその物語の内容まで思い出してくれたらいいな、と。大人になって初めて「ああ、こういうタイトルだったんだ」と知るのもありですね。まあ、彼はほとんど怪獣のことしか覚えてなさそうですが、それもまたありです(笑)。