ポ、ポーズが瓜二つ過ぎるっ……!!
ウルトラショット。1枚1500円は僕の感覚ではぶっちゃけ「高くない?」の一言なんですが、こうして息子がキレッキレのポーズをまだ披露してくれているうちは全然、出せちゃいますね。
やっぱり、「我が子が好きなものに本気になっている姿」を写真という形に残しておけるのは親としては嬉しいもの。そしてそれを引き出してくれている頼もしいウルトラマンたちには改めて感謝なのです。
というわけで、今年も行って参りました、『ウルトラヒーローズEXPO2024 ニューイヤーフェスティバル』。
親子でウルトラにハマり始めた『ジード』の頃は、まだ「遠い遠い地で行われている憧れのイベント」という感じだったこのニューイヤーフェスもこれで3年連続の参加です。
息子、年末が近づいてテレビでCMが流れだすと「これ、今年も行こうな!」と割と気軽に言ってくる。そして僕も、最初は交通費等々のことを考えて渋るものの、気が付いたときにはスケジュールを確認してチケットを手配して……と行く気満々やないかい、というのがここ最近の流れ。
息子のウルトラマン熱がここまで長く続いていることにも正直言って驚いているのですが、特に昨年から始まった『ブレーザー』に関しては僕自身がここまでハマると思っておらず。SKaRDメンバーが登場するライブステージも、2月に公開予定の劇場版関連の展示も、息子の興味とか関係なく普通に僕が見に行きたくって仕方なかった。
だから帰り際に息子が「あ~、楽しかったあ!」って両手の拳を突き上げて全身のパワーを放出させている横で、僕も全く同じ気持ちというか、もう全然保護者の立場とか忘れて、プリズムホールの入口の真ん前で「ほんま楽しかったなあ!」って。友達か!って(笑)。
まあそんなわけで今年の「ウルトラ詣」、しっかり済ませてきました。
広がるウルトラワールド
では、ここからはささやかながらイベントのレポートを。
まずは入口。毎年のことですがプリズムホールのこの場所でまずぐいっとテンションが上がる。
充実の展示。おそらく撮影で実際に使用されたのであろうゴンギルガンの着ぐるみと、崩壊寸前の国会議事堂のミニチュア。画面の手前に小さく映る土管のミニチュアで感動していた『ギンガ』の頃を思うと隔世の感がありますねえ。
テレビシリーズからはタガヌラーの着ぐるみ。初めて見たときはまさか君が『ブレーザー』においてこんなに重要な役割を担う怪獣になろうとは思いもしなかったよ……
今度ネトフリでやる『ULTRAMAN RISING』のコーナーも。新しい翼竜怪獣、世代的には『ウルトラマンG(グレート)』に登場したシラリーを思わせるデザインでなかなか良いです。
こちらも恒例ソラマチのニュージェネワールドの告知。今年も開催決定とのこと。
「ウルトラマン基金」のお賽銭スポットでもパシャリ。
新商品コーナーにはプレバンで発売予定のアースガロンMod.4などなど。いやあ、Mod.3ユニットは一般販売にしてほしかったぞ……!
あと、この「ギャラクシーウルトラライジングシリーズ」っていう胸像のフィギュアが芸術点高くて良いなあと思いました。
「Mod.3ユニットは一般販売してくれよ……」と背中で語る息子。
ウルトラマンとのふれあいを
今回はウルトラショットが2レーン制になっていて、前回までのように会場の外に長蛇の列……ということもなくスムーズに参加できたのも良かったです。
しかしまあ、トリガーのスカイタイプのポーズを即座に再現できる息子のオタクっぷりが凄い。
ゲント隊長とエミ隊員が登場するライブステージ。こちらも期待に違わぬ迫力で楽しませてくれました。
テレビに出演している演者の方々を間近で見られる喜びと、今回は特にゲント役の蕨野さんとエミ役の搗宮さんの生のアクションシーンが多くて思わず「おおっ」と身を乗り出してしまいました。この内容のステージを連日4公演とは恐れ入る。
ストーリーもテレビシリーズが最終回直前ということで、一心同体であるブレーザーとゲントの絆に焦点を当てた内容。人間の言葉が伝わらないブレーザーにいかにして自分たちの「思い」を伝えていくのか。ゲントの奮闘ぶりが印象に残るステージでした。この辺りはおそらく最終2話でも深堀りされるテーマなのでしょう。
ステージの最後にはニュージェネウルトラマンたちが客席まで降りてきてくれました。息子はマントつきのゼロにグータッチ&頭をポンポンされて完全に両目が「♡」になってましたね(笑)。
さて、2024年です。
始まってからまだ一週間も経たないうちに、色々とこう、心がすり減ることばかりが起こって。
「この先どうなっちゃうんだろう?」と、ただただ漠然と不安な気持ちばかりが先走りメンタルが変になりそうだったので、とにかく楽しいばかりの1日を過ごせて本当にウルトラマンに救われた気分です。
実はライブステージの最後には、ゲント隊長やエミ隊員が子供たちに向けてちょっと特別なメッセージを残す場面もあり。あれは今年に入ってから付け加えられた内容なのか元々あった演出なのかは分かりませんが、しっかりと触れるべきところには触れて、今、自分たちの出来ることをやっていくんだというとても力強いメッセージで。
見る人にとってはたかがヒーローものの着ぐるみショーかもしれない。ただ、実際に役を演じている俳優さんたちがその部分に自覚的であるからこそ、子供たちへの真剣な語りかけにより説得力が生まれ、ウルトラマンというキャラクターがエンタメとしての普遍性を今なお持ち続けられている。そんな気がしました。こういう姿勢でウルトラマンを作ってくれているなら、そりゃもう応援するしかないよね、という。
2月に公開される『ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突』がますます楽しみになりました。まだまだ息子と一緒に「俺たちが、行く。」の精神で、ブレーザーを応援させていただきます。