僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

「さいっっっこうのやつ始まったで」 / 『ウルトラマンブレーザー』第1話を見ました

 

 

 「いやいや、さいっっっこうのやつ始まったで……」

 

 


www.youtube.com

 

 『ウルトラマンブレーザー』第1話「ファースト・ウェイブ」を見た直後の息子(小3)の感想。

 

 僕も一緒に見ていましたが、もう本当にね、彼の言う通り「さいっっっこうのやつ」になる可能性、大いにありますよこの番組。30分をまるごと使って『ブレーザー』の世界観をどんどん画だけで見せていく大胆な構成、緻密なミリタリー描写と考証。前情報から予想していた通り、円谷プロが満を持して送り出してきた「本気のウルトラマン」という感じが第1話から全開でした。

 特に気に入ったのは、明らかにこれまでのウルトラマンとは違うブレーザーの声や動き。全体的にリアリティを重視した世界観セッティングの中で、ちょっとうるさいくらいに雄叫びをあげて怪獣を威嚇したり、ビルによじ登ってからのジャンプキックをかましたり、そのヒーローらしからぬ野性味溢れるスタイルにはとてつもない「異物感」があって。

 もう僕らウルトラマンって今まで何人も見てきているわけで、ちょっとやそっと変な人が出てきてもそう驚かない自信があるんですけれども。ブレーザーに関しては「おお、そうきたか!」と。良い意味で「浮いてる」というか、この感じをテレビのウルトラマンでここまで徹底してやるのかという驚きがありました。

 左右非対称で複雑なデザインも含めて、この明らかに人間とは相容れなさそうな存在が今度どのようにヒーローになっていくのか、もしくはならないのか、とにかく見ものです。

 

 

 

 

www.bokuboku12.net

 さて、今年のお正月にもらったお年玉で『ウルトラマンブレーザー最強なりきりセット』を予約した我が息子。発売日は番組開始日。つまり今日です。ちなみに彼、ブレーザーの諸々が楽しみ過ぎて今日は朝の5時に目が覚めたらしい。

 

 2人で第1話を見終わった後、「おもしろかったなー」とニコニコで梅田に向かう。普段はちょっと歩いただけで「疲れた〜ジュース飲みたい〜」を連発する息子も、この日ばかりは自然に足が動きます。

 

 息子、無事に『ウルトラマンブレーザー最強なりきりセット』を受け取りこのピースサイン。この満面の笑みをブログに公開できないのが心苦しい……。

 どさくさに紛れてバザンガのソフビを買わされたが、今日はいわゆる「お祭りの日」だから許すとしよう。こういうのは発売日に買うべきだ、うん。

 帰りの道中。おもちゃが気になり過ぎて何度も立ち止まり袋を覗き込む。

 電車の中でもずっとこうでした(笑)。

 帰ってきたら早速なりきる。彼はブレーザーに限らず、ポーズを真似するのが非常に上手です。空手をやっているからでしょうか。

 

 

 

 『ブレーザー』1話。怪獣好きの息子はバザンガがほぼ出ずっぱりだったのが楽しくて仕方なかったようで、ウルサマでお馴染みの池袋を舞台に大暴れする新怪獣に興奮しっぱなし、という感じでした。

 ゲントたちが通っていたサンシャインシティの通路とか、息子も見覚えがあるから「あ、ここは」ってなるわけです。で、自分が行ったことのある街が舞台だからミニチュアのビルが一つ壊れただけでも「あぁー!」と思わず声が出ちゃう。僕も半分本気で「池袋が危ない!」とハラハラしちゃいましたもんねえ。今年のウルサマも中止になっちゃうんじゃないかと。

 

 あと、最初にも触れたブレーザーのちょっと変わった雄叫び。息子が早速真似していて。あの文字に起こせない、「シュワッチ」とも明らかに違う何を言ってるか分からない声がキッズには逆に引っかかるんですね。

 ゲントの決め台詞「俺が行く。」も汎用性が高くて、結構色んな場面で既に息子が使っているのを耳にします。トイレに行くときにわざわざキリッとした顔を作って「俺が行く。」みたいなね(笑)。『シン・ウルトラマン』でメフィラス構文が流行ったときのような、日常にエンタメが染み込んでいくあの感覚。ああ、今年も新しいウルトラマンが始まるんだなあと嬉しくなる瞬間でもありました。

 


www.youtube.com

 次回からはいよいよSKaRDのメンバーたちも本格登場。この硬派な予告編を見るだけで「さいっっっこう」の予感しかしないですね、はい。