僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな7歳の息子とのウルトラ備忘録です。

2022年…息子の春は、お風呂掃除の春。

f:id:ryo_nf3000:20220408164543j:plain

 

 そう、時は春。

 

 今年も見事な花が咲く。桜前線の北上に合わせるように、事件も小休止の季節であった。宇宙人も怪獣も、花の匂いに誘われてしまったのか―。(『ウルトラマンティガ』第37話『花』より)

 

 今年の桜はとても空気が読める桜だな、と。そう思います。うちの地元では、毎年入学式のシーズンになると既に桜は散ってしまっていることが多いのですが、今年はどこもかしこも綺麗な花が奇跡的にキープされている…開花してちょうど一週間くらいですか。花見に行ったわけでもないのに、こんなに桜を楽しめた春というのも珍しい気がします。

 1年前の同じ頃、息子の小学校の入学式でした。時間の経つ早さは相変わらずですが、今年もやってきた「春」という季節、4月から2年生になる息子の変化にはますます注目が高まるばかりで。

 

 

 

 

子のお小遣い

www.bokuboku12.net

 今年のお正月に、息子が生まれて初めて自分の財布を手にしたことはこの記事にも書いた通り。

 息子の財布にはこの時に残してあったお金が4ヶ月経った今もまだ残っていました。せっかく貰った財布からなけなしのお小遣いが無くなってしまうのが嫌だったようです。

 歳の割にえらく堅実な資産の管理をしていて驚いたのですが、僕としては「堅実」であることは悪いことではないけれど、今の息子にはそれよりももっと「自分で選択する機会」を与えてあげたいと思いました。ここは2年生になることだし、家のお手伝いをしてくれたら作業に見合ったお小遣いをあげる…そういう風にしてみようかと。

 僕、小学生の頃に家のお手伝いをしてもお小遣いなんて1円も貰えませんでした。「そんなの当たり前でしょ」って、「お小遣いを目的に家の手伝いをすることはやましいことだ」という考えが当時の両親にはあったようです。

 もちろんそれが100%間違っているとは思いませんが、僕の感覚としては、例えお小遣いが目的だとしても、お手伝いをして「当たり前のように暮らしている家の中にも、こんなにやることがある」と知ることは息子がこれから生きていく上で結構大事なことなんじゃないかと思いましてね。

風呂掃除の春

 最近彼に任せているのはお風呂掃除。浴槽を洗剤でゴシゴシ洗ってお風呂を沸かす、までをワンセットでやってもらっています。

 これを1回やるごとに100円、お小遣いとして息子に渡すことにしました。1日、1回、100円。1ヶ月休まずに続けると3000円。小学2年生にあげるお小遣いとしては恐らく破格の額でしょう。ちょっと渡し過ぎかもしれない。でも多分、1回10円とかにして三日坊主で終わったらこんなのもう全く意味が無いわけです。だから思い切って100円にしました。

 息子がお風呂担当になってから一週間。最初は「え、これどうやるん?分からん~」を連発していた彼も、僕や嫁さんが何も言わなくても、夕方になったらお風呂を掃除して沸かすまでを勝手に一人でやってくれるようになっています。えらい…えらいぞ!

f:id:ryo_nf3000:20220408164637j:plain

 浴槽をゴシゴシする息子の図。

 長ズボンをちゃんとまくって、こなれた感じが出てるでしょ(笑)。

む息子のドラマ

 僕から貰った100円玉を、息子は1枚ずつ大事そうに財布に入れていきます。

 財布の中でチャリンチャリンと景気のいい音が鳴るようになった頃、自分の手と足で稼いだお金を彼が何に使ったかというと…

f:id:ryo_nf3000:20220408164525j:plain

 

 安定の「ウルトラマン・フュージョンファイト」

 

 1回100円でプレイできる、ウルトラマンのカードを使ったアーケードゲームです。

 お風呂掃除も1回100円だから、彼の中で計算がピタリと合ったのでしょうね。てっきり1ヶ月頑張って3000円で何か大きなものを買うのかなと思っていたのですが、まあ子供にとっての1ヶ月って長いですからね。こうやって短いスパンで楽しく使うのも正しい選択です。

 で、この時彼が持っていた100円玉は5枚。サクッと4回プレイした後に、「そろそろ終わろっかなー、どうしよっかなー」とくねくねし始めました。財布の小銭入れから100円玉が無くなってしまうのは避けたい…そんな気持ちもあったようで。ここでも彼の微妙な堅実さがひょっこり顔を出していました。

 ゲームの台を前にして、息子が頭を抱えてこれまでに無いくらいめちゃくちゃ悩んでいるわけです。「今日はいいカード出てないしなあ…あと1回やったらいいやつ出るかもしれへんしなあ…」と。

 悩みに悩んだ挙句、出した結論は「もう1回やる!」

 こういう息子の悩む姿がねえ、凄く微笑ましいんです。それも自分で稼いだお金だからこその悩みっぷりという感じが凄く出ていて。僕もそれを横でずっと見ていたからか、息子がゲーム機に100円玉を入れてカードが出てくるまでの僅か数秒の間、両手を合わせて拝む彼の横で僕まで「良いカード、出ますように!」って祈ってましたからね(笑)。

 結果、彼の願いに応えるかのように、大好きなティガとダイナが一緒に映った金色のレアカードがポンと出てきて、「え?え?!マジで?やったーっ!!」と息子は狂喜乱舞。いやあ、なかなかに奥ゆかしいドラマを見せてもらいました。

 

 春がいい季節だなと思うのは、こうやってたっぷり遊んでクタクタになった帰り道も、桜のおかげで自然と目線が上向きになるからなんですね。本当に、今年の桜はいい桜でした。

f:id:ryo_nf3000:20220408164608j:plain

 次に息子と遊びに行く頃には、もう散ってしまっているかな。それでも、彼がお風呂掃除を頑張ってこんなにドラマチックな日々を過ごしてくれるなら、僕はいつでも上を向いて歩けそうな気がしてきます。