今年に入ってすぐのお話。
僕には2歳年下の妹がおりまして、その妹がデザイン関係の仕事をしているんですね。直接顔を合わせるのはそれこそ年末年始くらいなんですけど、久しぶりに会った勢いで頼んでみたんですよ。
「俺のブログのヘッダー画像作ってみてくれへん?」
ブログのヘッダー画像。
このブログを始めた頃から、僕も自分で画像作成アプリを使って色々と試行錯誤しながら作ってはいたんですが、なかなか納得のいくものが出来ずにいました。
2000年代前半にああでもないこうでもないと個人ホームページのレイアウトを延々いじくっていた人間からすると、せっかくブログをやるなら少しでも見た目にオリジナリティを加えたいとどうしても考えてしまう。これはもう、ミレニアムネット世代の性でしてね…。
何事もまずは形から入りたい。そして出来ることならお金をかけずに、でもあわよくばプロにお願い出来たらいいなあという我がまま過ぎる妄想。
「そんな都合のいい話、あるわけないか…」とずっと諦めていたんですけどね…いやいや親族におるやないけ!と、妹の顔を見て思い出したという(笑)。
妹、作成を依頼したその日の夜に完成したロゴを2パターンもLINEで送ってくれました。
「明るくポップな感じでよろしく」という僕のあまりにも抽象的なオーダーに対して、ここまでバチッと期待通りのものを出してくれるとはやはりプロは根本的なセンスが違います。
一応、僕がブログでどんなことを書いているかといった説明も簡単にはしていて、その辺りのイメージもデザインの中にしっかり汲み取ってくれていました。依頼したその日の夜ですよ?完成が早過ぎて頼んだ僕の方が何も準備出来ていなかったですもんね。
特にこの「僕」という漢字。字面的にあまりかっこいい形ではないような気がしていて、そこをカバーするのに最適なフォントはないものかとずっと悩んでいたところだったんです。妹にはそこまで細かい話はしていなかったのですが、完成した作品はまるでその悩みを事前に把握していたかのような仕上がり…いやぁ、感謝です本当に。
このタイトルロゴを元々使用していた画像に貼り付け、白枠を追加したり位置を微調整して見事新しいヘッダーが出来上がり。うん、いい感じ!パソコンで自分のブログにアクセスするのが楽しいです(笑)。
ブロガー共通の話題として、「自分のブログの存在を家族にどれだけ知られているか」というのがありますよね。
僕は基本的に、自分の家族へ積極的に公開はしていません。嫁さん、息子はもちろん、両親にも妹にもブログをやっていることを何となく話すことはあっても、その内容までは正直あまり知られたくなくて。
別に見られて困るということはないんですけどね。文章を書くときに、その向こうに親族の顔がちらつくと、書く内容にいつの間にかフィルターがかかってしまいそうで嫌なんです。あくまでフラットに、感じたことを自分の好きなように書きたい。そのためのブログですから。
ただ、今回直々にヘッダー画像の作成を依頼したことで、少なくとも妹には僕のブログの存在が知られてしまいました。これはもう、僕もそれを承知でお願いしたのでね。妹には、「素敵な作品をありがとう。報酬として俺のブログを読む権利を与えよう」と言っておきました。
そしたらなんか、「思ったより長文だったから、通勤のときにゆっくり読むわ」みたいな返事が返ってきましてねえ。読むのは全然大丈夫だしありがたいくらいなんだけど、くれぐれも感想とかは送ってくれるなよ。さすがにそれは照れるから、と(笑)。