大阪梅田で開催中の「ウルトラヒーローズEXPO2024 うめだサマーフェスティバル」に息子(小4)と行ってきました。
いわゆる「ウルサマ」には3年前の『ウルトラマントリガー』の頃から毎年息子と池袋まで遥々足を運んでいたわけですが、今年はなんと我が地元・大阪にも「ウルサマ」がやって来てくれることになりまして……!
かつてはひらかたパークでウルフェスが何度か開催されてはいたものの近年途絶えていただけに、今回の大阪上陸は我々親子にとって一大ニュース。イベントの発表直後から「これはもう例年以上にアクセル全開で楽しまにゃいかんだろう!」と息子と誓いを立てておりました。
「今年は東京への交通費がなくなる分、グッズがいっぱい買えるぞ~!」と2人で本当にどうしようもない計算をしつつ(笑)、結局お盆休みの5日間のうち3日間を「うめサマ」に費やすこととなりました。
財布はものの見事にすっからかんになりましたが、僕も息子も夏休みに最高の思い出を作ることができました。今回はそんな僕たち親子の「うめサマ備忘録」です。
見どころたっぷりライブステージ
今回のうめサマレポート、あまりにも盛り沢山だったので4つの項目に分けて書き残していきたいと思います。まずはうめサマのメインイベント「ライブステージ」についてです。
早速、見てきた感想を一言で。いやー、池袋のステージにも全然負けてないぞ!
サウスホールでの初開催ということで規模的にどうなんだろうという不安が正直あったのですが、メインヒーローであるウルトラマンアークの活躍と、今年15周年を迎えたウルトラマンゼロのスペシャルステージの2部構成でたっぷり楽しませてくれました。
アークがテレビシリーズで毎週披露しているバリアを使ったいわゆる「想像力大喜利」がステージでも再現されたり(現物とスクリーンの切り替えが見事でした)、これは毎回お馴染みですがバルーンを使った超巨大着ぐるみのシャゴンがラスボスとして登場したりと、毎週放送を見ているファンのツボを相変わらず押さえてくれています。バルキー星人率いる宇宙人軍団のコテコテ昭和風コントもキッズたちにウケていました。
ゼロの15周年記念ステージでは、ゼロの永遠のライバル・ベリアルが客席から登場するサプライズ。2人が戦う前にお互い顔を突き合わせてにらみ合うシーンは思わずため息がもれるほどのかっこ良さでした。
また、言葉の応酬を繰り広げるゼロとベリアルの間に「ルロァァァァ!」と雄たけびをあげて登場するブレーザーにもこれまでのウルトラヒーローとは一線を画す存在感が。ライブステージならではの異色の組み合わせをしっかりと見せてくれるのも嬉しいポイントでしたね。
僕と息子、運良く通路に面した座席だったので、ショーが終わった後に客席を歩いて回るレオやブレーザーに直でタッチすることができました。目の前にウルトラヒーローが来てくれたときの喜びと興奮は大人になってもやっぱり変わらないなあと思います。あのスーツ特有の(ウルトラのイベントでしか味わえない)匂いがまたクセになるんです。
ちなみにライブステージの入口ではいつかのイベントで多分会ったことのあるウルトラマンの巨大立像がお出迎え。息子、僕がまだ何も言ってないのにナチュラルにポーズをとる。わかる。思わず体が動くよなあ、これ見ると。
うめサマのウルトラショットはちょっとズルい
続いて、ライブステージに次ぐこちらもウルサマのメインイベント「ウルトラショット」です。
以前のウルサマレポでも何度か言及している通り、このウルトラショットを通じて息子の成長ぶりを感じられる瞬間が僕にとっては本当に至福の時でして。
1枚1500円は正直ちょっとキツいけれども、ウルトラを愛する父親にとってこの喜びは他には代えがたいものがあるのです。今回撮ってもらったショットも、息子の顔がもう立派な「お兄ちゃん」だもんなあ……!
こちらはイベント初日のアークとロッソ。
しばらくブログを書いていなかったので全く触れていませんでしたが、今年の『アーク』も息子は毎週楽しみに見ております。ウルトラ卒業の気配なし。
ちゃんとこの日のためにDXアークアライザーも持参していましたしね。ちなみにこれまでの放送回で一番好きなのは第3話『想像力を解き放て!』とのこと。モノゲロスがディゲロスに形態変化するのが「怪獣好きとしてめっちゃツボ」だそうです。
そして息子の大本命、ブレーザーとのショットがこちら。
ブレーザーとショットが撮れる日時を狙ってわざわざ出向きましたとも、ええ。しかもこの日のブレーザー、珍しくチルソナイトソードを持って出てきてくれまして。なかなかレアな瞬間に立ち会うことができ、同じくブレーザー推しの僕もカメラを構えながらホクホクしたのでした。息子のポーズもなかなか決まってるでしょ。
当初は撮る予定の無かったデッカーともパシャリ。
ステージが終わって出口を出てすぐのところでウルトラショットやってるの、うめサマのちょっとズルいなあと思ったところです。
こんなの「入場してすぐにハイテンションでショット撮る→ステージ見る→ステージ見た後だからハイテンションでまたショット撮る」って流れになるに決まってるだろ!って(笑)。
案の定、ステージを見た後の息子が「デッカーと撮りたいなあ……デッカーも大好きやから」とか僕の腕を掴みながら言い出すもんで、そんなの言われたら「ほな撮ってこい!」ってなるじゃないですか父親は。そういうのも全部見透かしているなんて、ほんとにズルいですようめサマは。
しかしまあ、息子は連日色んな推しウルトラマンたちとショットを撮っているというのに、なんで僕は愛しのリピアーくんといつまでもショットが撮れずにいるんだ……!(オタクのどうしようもない嫉妬 / リピアーはフルCGだから無理)
ウルトラマンカードゲームの世界へ
3つ目の項目は「ウルトラマンカードゲーム先行体験会」です。
息子がウルトラマンにハマり始めた頃から遊んでいた、カードを使ったアーケードゲーム・ウルトラマンフュージョンファイトの稼働が終了して以降、それに代わるホビーの登場を親子で待ち望んでいたところに突如として発表されたこのウルトラマンカードゲーム。
我が家でカードゲームと言えば今までは専らポケモンだったわけですが、「これからはウルトラマンの時代が来るかも……」なんてことを先行体験会に参加して思わされた次第です。実際にプレイしてみた感想、かなり面白そう。
子供にも分かりやすいルール、一度敗れてもその後に逆転の可能性を残すというウルトラマンの戦いを再現したゲーム性、書き下ろしのイラストも目を引く美しいカードデザイン等々。カードゲームとして支持を得る要素を確実に押さえにきている。
体験会では参加者にテストデッキが無料で配られたり、イベントを通じたプロモカードの配布にもかなり積極的で、運営側が相当な力を入れてウルトラマンカードゲームを「流行らそう」としているのが伝わってきました。
家に帰ってから、もらったテストデッキで息子と対戦してみたところこれがまあなかなかに盛り上がる。
カードの下の部分にBP(バトルポイント)と呼ばれる数字が書いてあって、お互いに裏向きでカードをセットとしてせーので表向きにした後このBPを比べて数字の大きいほうが勝ちです。
なんかこう、子供の頃に何かしらのカードを買ってもらって、ルールとかよく分からないまま書かれた数字を見比べて独自ルールで勝敗を決めたり、みんな一度はしましたよね?あの感じに近いです。
スタートデッキやブースターパックは今年の10月下旬から11月上旬に向けて発売予定。息子も僕ももう待ちきれなくて、朝倉リクこと濱田達臣くんが出演しているYouTubeのティーチング動画を繰り返し見てはテストデッキのカードを広げてあーでもないこーでもないってやってます。
息子はブレーザー、僕はティガとゼロを中心にデッキを作っていますが、現状はブレーザー関連のカードが結構強い印象。ポケカと同じく、推しのカードが強いとやはりカードをさばく手つきも滑らかになるもので、息子のカードゲーマーっぷりが段々板についてきました。今後ウルトライベントで対戦会があったりしたら息子がどんなカードさばきを見せてくれるのか楽しみです。
うめサマならではの展示を堪能せよ
最後は「物販と展示」について。
今回のうめサマ、個人的に一番ポイントが高かったのが「物販と展示に無料で行き来できる」という点です。
昨年の池袋では、ステージのチケットを持っていないと展示が見られず、入れ替え制をとっていたこともあって会場に入ると展示を見ながらしかし時計も見ながら……という忙しなさがありました。
うめサマでは、サウスホールでステージとショットを、阪神百貨店の8階で物販と展示を、というように会場が分かれており、物販と展示のエリアは自由に行き来できたため時間的にも気持ち的にもかなりゆったりと見て回ることができました。
まずは入口から。ニュージェネウルトラマンたちがズラリ。
着ぐるみの展示はさすがに池袋と同等の規模というわけにはいかなかったようですが、珍しいゴンギルガンの第一形態が見られたりして、これで無料なら全然満足ですという感じ。懐かしのベリアル・アトロシアスも元気そうでした。
ゴンギルガンを前に同じポーズをとる怪獣親子。
息子のブレーザー愛。
アーク対ディゲロス。ジオラマの展示はこれが唯一でしたが、ディゲロスはおそらく撮影用というだけあってさすがの迫力でした。
作中では一瞬しか映らない小道具をまじまじと見られるのもこういった展示の嬉しいポイント。日本怪獣損害保険のポスターは勧誘されたらうっかり入ってしまいそうな本物感でした。
誕生15周年を記念してデザイナーの後藤正行さんが描き下ろしたゼロのイラスト。いやいや、かっこ良すぎるでしょ……。
以上、簡単にではありますがうめサマのレポートでした。
帰り道で息子、うめサマには一定の満足感を示すも、毎年恒例となっていた池袋への遠征が今年は無かったことには不満な様子。「まあ、新幹線に乗ったりするのも確かに楽しいもんな……」と僕が少し考え込むとすかさず息子、
「ニューイヤーフェスティバルは絶対泊まりで行こうな!」
だって(笑)。
なんかいいように踊らされている気もしますが、今回はお目にかかれなかったユウマやSKIPのメンバーには僕も会いたいし、ニューイヤーフェスは泊まりでがっつり行くかー!