僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

息子との“在宅ワーク”で僕も少し賢くなった話

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お題「#おうち時間

 しまじろうの『こどもちゃれんじ』。始めた頃はどうせすぐやめちゃうだろうと思っていたのですが、意外や意外、息子はなかなか根気強く続けてくれています。

 このコロナ禍で僕も息子と家にいる時間が格段に長くなりました。これまで息子と一緒に『こどもちゃれんじ』を進めるのは専ら嫁さんの役割でしたが、僕もこれを機に、来年小学校へ上がる息子のお勉強のお手伝いを父親としてしっかりしていこうじゃないかと。で、実際にやってみて分かったこと。大人も割と勉強になる(笑)。

 今、息子が取り組んでいるのが平仮名と数字の読み書き。中でも特に面白いのが「正しい書き順」についてなんですけどね、僕みたいな30越えた男が平仮名書く時に書き順なんて今更意識しないんですよ。だから息子にドヤ顔で「こう書くんだよ」と教えた書き順がテキストと違っているなんてことが結構あって、「パパめっちゃ間違ってんねんけど!」って毎回ツッコまれてます。親の面目丸つぶれです。

 一応子供の頃に書道をやっていたお陰で字は綺麗な方なので、息子の書いた字の横に同じ文字を書いてあげると「パパきれいに書くなあ」と感心されて、やっとプラマイゼロみたいな(笑)。

 

「当たり前」を教える難しさ

 平仮名や数字のような、学習する上での基礎中の基礎だからこそ、それを子供に一から教えることの難しさを感じます。

 書き順にしても、僕が教えた通りに素直に受け止めてくれた時はいいんですけどね。「なんで?」って聞かれると途端に困ってしまうんですよ。平仮名って「あ」のように横線から始まる字がほとんどなのに、「も」のように縦線から始まる字も例外としてあったりするじゃないですか。何故そうなのか、理由なんか僕が知りたいくらいで。息子にはとりあえず、自分が習った通りに「字を綺麗に書くのに書き順は大事なんやで」と教えてはいますが納得してくれているかどうかは…。

 小学校の、特に低学年の子たちを担任に持つ先生たちなんて本当に大変だろうと思いますよ。僕が小学校低学年だったのはもう20年以上前の話ですが、あの頃の担任の先生に今更ながら感謝したくなりましたもんね。同時に、息子の学習について色々と教えを乞いたい気分です。

じ方向を向くこと

 『こどもちゃれんじ』のワークは親が参加することを前提に作られているところがあって、僕も息子の横についてそれなりに集中して臨まないとなかなか前に進みません。

 親のほうがスマホを見ながら、テレビを見ながらでは、子供も全然ついて来なくなっちゃって結果的に全部がグダグダになってしまう。平仮名を書き順通りに正しく書けた、物の数をきちんと数えられた等々、子供のできたこと一つひとつに対して、こちらもリアクションをきちんと取ることが大事なんだと気付いたのはつい最近のことです。親として、そこは僕も凄く勉強になっています。

 やっぱり子供って、大人のことをよく見ていますから。一緒にお勉強…となると「親が自分と同じ方向を向いてくれているか」をもの凄く敏感に察知する。逆に「誰かがちゃんと見てくれている安心感」は、子供に少なからず集中力とやる気を起させるのだと思います。普段のおちょけな息子からは、恥ずかしながら集中力なんて微塵も感じないんですけどね。

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 1ページごとにワークが完了すると、息子は握りこぶしを僕に差し出してくる。僕も同じように握ったこぶしを出して、「よくできました」のルーブタッチをしてから次のページへ。

 息子は一緒にお風呂へ入るときも、例えばこれまでは指人形やら水鉄砲やらでわちゃわちゃ遊ぶのが恒例だったのですが、最近はお風呂の壁にペタッと貼り付けられる専用の「ひらがなワークシート」で平仮名の読み方を勉強することが増えました。僕が1個1個平仮名を指さして「う、る、と、ら、ま、ん」って、ここでもやっぱりウルトラマンなんですけど。

 我が家で一番ステイホームを有意義に過ごしている息子のせっかくのやる気が持続するよう、僕も日々勉強していかねばと思います。はい、もちろん平仮名の書き順も…(笑)。