僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな11歳の息子とのウルトラ備忘録です。

ウルトラマンカードゲーム/″エミたんプレマ″を洗濯した話 「モノと一緒に歳をとる」ということ

今週のお題「スッキリ!」

 

 

 この間、「お気に」のエミたんプレマ(=カードゲームで使用するラバー製のマットのこと。プレイマットの略)をちょいと洗濯しましてね。

 

 

 洗濯と言っても、入浴のついでにぬるま湯につけて石鹸で表面をサーっと拭いただけですが(乾燥は室内で行うほうが傷みにくいそうな)。プレマ、使っていると手垢なり何なりで結構汚れるんです。ちなみに「エミたん」とは『ウルトラマンブレーザー』に登場する防衛チームSKaRDのアオベ・エミ隊員のこと。

 

 このエミたんプレマは昨年9月に息子(小5)と行ったツブコンのウルトラマンカードゲーム(以下UCG)イベントでいただいたもので、かれこれ半年間、UCGで遊ぶときにはこれを使ってきました。Twitter(通称X)の戦績報告ツイートにも度々登場させており思い入れもひとしおです。これからもしばらく使っていくことになるでしょう。

 僕の大好きなシーンカード「SKaRDを作った男」のExPのかわいいイラストがそのままプレマに!……というところと、今のところ一般販売の見込みのない貴重な限定品で二重のプレミアム感があり。なるべく大事に大事に使おうと思って、最初はプレマ用のビニール製スリーブをつけて使ったりしていました。

 ただ、プレマってただでさえ結構かさばるもので、スリーブに入れたりしているとカバンに収納して持ち運ぶのがめちゃくちゃ面倒だったりしたので、結構早めのタイミングで「もうキズも汚れも気にせずに使っちゃえ~」ってなりました。

 

 するとやはり目立ってくるのが汚れです。「せっかくのかわいいエミたんに俺なんかの手垢が……!」となり(自分で言っててとても気持ち悪いです)、ネットで「プレマ 洗い方」とかで検索して色々調べました。よほどしつこい汚れでない限りぬるま湯につけて石鹸で十分とのことだったのでその方法で。結果、最初にもらったときと同じようなピッカピカの状態に。これでまた気兼ねなくエミたんと一緒にいられます(だから気持ち悪いって)。

 

 

 

 

 プレマに限らず僕、結構「物持ち」が良いほうで(貧乏性ともいう)。

 

 スマホは未だにiPhone11ですし、財布もこの間やっと替えましたけど、前の財布は結婚した年に嫁さんにプレゼントしてもらったもので思い入れもあったので10年以上使い続けていました。

 これ昔っからそうで、中学生の頃も、小学1年生から使っていたスーパーマリオのボロボロの筆箱を友人から「なにそれ?」って不思議がられたりしていました。多分、親から初めて買ってもらった筆箱で嬉しかった思い出が抜けきらずに捨てられなかったんでしょうね。

 なんでも基本的に使えなくなるまで使い倒したい。勿体なさもありますが、「所有」することよりも「使用」することで自分のモノであることを認識したいんです「モノと一緒に歳をとる」ということにある種の快感を覚えるタイプなのかもしれません。

 

 その昔、プロ野球・西武ライオンズに清原和博という名スラッガーがいました。

 彼は他の選手に比べて頭がとても大きく、球団が用意したヘルメットにフィットするものがなかなか無かったんだとか。そんなとき、ベンチ裏の倉庫に半ばゴミのように捨ててあった一つのヘルメット。後ろには「19」の文字。試しに被ってみるとこれが驚くほどぴったりで。「19」は、現役最後の年に1年だけ西武ライオンズに所属していた稀代の名捕手・野村克也の背番号です。清原選手は偉大な先輩へのリスペクトを込めて移籍先でもわざわざ色を塗り直してその野村選手のヘルメットを引退するまで使い続けたんだそうです。

 

 僕はプロ野球が大好きで、ついついこういう昔の男くさい逸話を拾い上げてしまいます。

 でも素敵なことだと思いませんか、人がモノに思いを込めたり気持ちを投影させることで、またそれを長い時間をかけて使うことで、一見価値のないものに特別な価値や意味が生まれるなんて。そういう価値の創出の仕方って、人が人である意味、あるいは生きている意味そのものだと言っても全然大袈裟じゃないよなって思うんです。

 まあ、清原和博のヘルメットと僕のプレイマットなり財布なりを同列に語るのはさすがにおこがましい気もしますが(笑)、せっかく自分と縁のあったモノに対してやっぱり「価値を作っていく」スタンスで使っていきたいよね、というのは改めて思わされるところであります。

 

 カードゲームってどうしても勝ち負けがありますし、運も大いに絡みます。日々の練習が実を結んで優勝なんかできちゃったりして超嬉しいってこともあれば、何回やっても全然思った通りにいかなくて負けが込んで悔しくてたまらんってこともあります。そういう勝負の世界で味わえる経験と共にあるモノの一つとして、それこそ清原選手のヘルメットのように、プレイマットというのはカードゲーマーにとってプレイヤーとしての価値を創出できる1ピースになり得るのかもしれません。

 エミたんプレマ。時々洗濯もしながら長~く使い続けることで、練習や試合を通してこれから僕が流すであろう血なり汗なり涙なりが徐々に染み込んでいくといいのですが……!

 

 洗濯してピッカピカになったエミたんプレマの初戦はなんとミラーマッチでした。凄い偶然。

 プレマが同じというだけで対戦相手の方とも少しお話が弾んだりして、カードゲームのサプライって立派なコミュニケーションツールだよな~なんてことを思ったりもしました。

 10年後、このブログと僕がまだ生きていたら「あのときの『エミたんプレマ』、ボロボロですけどまだ使ってます!」的な記事を書きたいですね。あなたが思わず「ほぉ〜」と感心してしまうような、とっておきのエピソードを添えてみせますよ。