僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

お風呂で始まる「問題だらけの『ウルトラ怪獣しりとり』」とその行方

 

 息子と一緒にお風呂に入るとき、最近必ずやるのが「しりとり」です。

 

 しりとりと言っても、その辺に転がっているようなただのしりとりじゃありませんよ。我が家の浴槽で繰り広げられているのはズバリ、「ウルトラ怪獣しりとり」。

 「ウルトラシリーズに登場する怪獣の名前だけで出来る限り長くしりとりを続けてみよう」と、昔からしりとりが大好きな息子と親子でチャレンジを続けている、というわけです。で、実際にやってみるとこれがまあ問題だらけのしりとりでして…

 

 問題その①  「○○星人」が多すぎる

 

 いや、こんなのもうやる前から気付けよって話なんですけど(笑)。

 「ウルトラ怪獣縛り」でしりとりを続けていると、どうしても「チブル星人」とか「メトロン星人」を言いたくなるタイミングがやってくる。もちろん言ってしまったらそこで試合終了ですから、何とか当てはまる別の怪獣を考えるんですけど、考えれば考えるほど決して口には出せない「○○星人」の姿が頭の中に続々と浮かんできてしまうという……

 

 

 

 

「ン」の無力感

 湯船に浸かって2人で考えるのもそろそろ限界…となったら、お風呂を出てから今度は息子の「ウルトラマンオール怪獣スーパー大図鑑」を片手に延長戦です。

 彼が3歳か4歳の頃から愛読しているウルトラ怪獣図鑑。もうボロボロで欠落しているページも少なくないのですが、オールカラーで怪獣・宇宙人の写真や登場話数が記載されている、「ウルトラ怪獣しりとり」には打って付けのなかなか便利な図鑑です。

 正直、「図鑑を片手にしりとりなんて楽勝だろ」とナメていたら、ここでまた新たな問題に直面。

 

 問題その② 「ン」で終わる怪獣が多すぎる

 

 「○○星人」を抜きにしても、「ン」で終わる名前のウルトラ怪獣のまあ多いこと多いこと。カネゴン、スカイドン、ゼットン、アーストロン、グドン、ビーコン、ノコギリン、ベロクロン……ほら、今思いついただけでもこんなに居る。「ン」で終わるウルトラ怪獣。

 ちょっと詰まったときに図鑑をパラパラめくってようやく苦労して見つけた怪獣には、大抵おしりに「ン」がついてますもんね。その瞬間、ただのしりとりなのにもの凄い無力感。

怖の文字、「ス」

 あと、これは是非あなたにも「ウルトラ怪獣しりとり」を実践して感じてみて欲しいのですが、

 

 問題その③ 「ス」で終わる怪獣も多すぎる

 

 始めてすぐに、こちらの問題にも漏れなくぶち当たります(笑)。

 「ン」で終わる怪獣と同じくらい、「ス」で終わる怪獣も相当な数がいるんですよ。パゴス、ガマス、ザゴラス、キングトータス、デモス、アボラス、ゴーデス、シーゴラス、シーモンス……

 そして同時に、「ス」から始まる怪獣があまりにも少ないという必殺コンボを喰らいます。しりとりで使えそうなのはスフィアと宿那鬼(すくなおに)…くらいでしょうか?

 実際、僕も息子と「ウルトラ怪獣しりとり」を始めて一番最初にぶち当たったのがこの問題でした。

 ネロンガ→ガボラ→ラルゲユウス→スフィア→アーストロン…はい、アウト。

 ゴモラ→ラフレイア→アクエリウス→ス…スノーゴン…!アウト。

 「ス」から始まる、しりとりに使えるウルトラ怪獣、ご存知の方は是非コメント欄・Twitterにてご一報ください。

 

 

 

 

 子供の頃にしりとりを沢山すると、頭の回転が早くなるとかならないとか。

 我が家の場合、「ウルトラ怪獣」縛りでしかもお風呂上がりには図鑑を片手にやっていますから、そういう脳トレ的な効果はあまり無いのかもしれません。ただ少なくとも僕は、ちょっとした頭の体操として楽しめています。親子のコミュニケーションの機会にもなりますしね。

 実はウルトラ怪獣以外にも、「ポケモン縛り」や「何文字縛り」といったルールを設けて息子とはしょっちゅうしりとりに興じています。そしてその度に表面化する新たな問題の数々には頭を抱えているところで…そのうち「体操」じゃ済まなくなりそう。

 古典的な遊びも、こうして独自に縛りを設けると案外盛り上がれるものです。次に息子が繰り出してくる「縛り」はなんだろう? そんな妄想も、ちょっと微笑ましい。でもその前に、僕は「ウルトラ怪獣しりとり」をちゃんと極めておきたいな(笑)。