僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

「このウルトラマンティガにはくれぐれもお手を触れないよう……」 / 本棚に作る “自分・特撮博物館” の話

今週のお題「本棚の中身」

 

 はてなブログ今週のお題は「本棚の中身」。

 

 これが「本棚にある本について」とかだと、この記事は僕の部屋の本棚に煩雑に並んでいるいわゆる特撮オタク系のムック本や雑誌を右から左へ紹介するだけになるところでしたが、お題は「本棚の『中身』」。

 なので、別にそれが本である必要はない、と。こういう、お題の中に少しだけ与えられた自由に僕はすぐ甘えたくなってしまいます。

 僕の部屋の本棚は、半分が本や雑誌、もう半分はウルトラマンやゴジラといったフィギュアの類で埋まっています。

 本棚ってね、物にもよりますけど、フィギュアを飾る場所としてなかなか気が利くんです。適度な高さと幅で仕切られていて、奥行きもある。

 それぞれの部屋に自分なりのコンセプトを見出しながら日々アレンジを加えていく作業には、ほんのりとアートの要素もあって。まるで自分が博物館の館長にでもなったみたいに、フィギュアの位置を調整したり、時には大幅な改装に踏み切ったりしていると「え、もうこんな時間?!」なんてことがもう何回も。

 今は大好きな『ウルトラマンティガ』のコーナーが2つと、シン・ゴジラとシン・ウルトラマンを並べた「東宝特撮コーナー」が1つ。ここをぼーっと眺めているだけでも、本当に一日の疲れが癒やされる。

 息子と一緒にしゃがんで、下からのアングルを楽しんだりね。ずーっと、延々とやっていられますから(笑)。

 

 

 

 

 

想のティガ

 ティガのフィギュアは、ゲームセンターで入手できるプライズ商品の「英雄勇像」シリーズ。この出来が本当に良くてですね。僕がこれまで見てきた中では、一番納得のいくティガでした。

 ウルトラマンのマスクって、目、鼻、口、とさか、と基本的には最低限のパーツによってのみ構成されているので、少しでもバランスが崩れてしまうと全然違う顔になってしまうんですよね。

 特にティガはそのバランスが絶妙なところで成り立っていて、だからこそあの美しいマスクがファンの支持を集めたわけですけど、バランスがあまりにも絶妙過ぎるが故にそれらをきちんと再現したフィギュアに恵まれないという副作用も生まれていました。

 だから英雄勇像の商品情報が発表されたときは「やっと “本物” に出会えるかもしれない…!」と心底ワクワクしたことを覚えています。実際に手に取るとプロポーションも抜群で、今にも真地勇志さんの「チャッ!」っていう掛け声が聞こえてきそうですもんね。

 この英雄勇像ティガは僕の “自分・特撮博物館” の中でもメインとなる展示物。今後もよほどのことが無い限り、クローゼットの肥やしになることはなさそうです。

ィギュアで叶えるオタクの夢

 「東宝特撮コーナー」はシン・ゴジラとシン・ウルトラマンのソフビが中心。

 これはもう、単に「シン・ゴジラ対シン・ウルトラマン」という、特撮オタクの夢を叶えるためだけの空間で(笑)。

www.bokuboku12.net

 やっぱりね、フィギュアの魅力って、あくまで「自分の中で」ではありますけど、オタクの妄想を手軽に実現できてしまうことなんです。息子も未だにソフビを並べてオリジナルストーリー作ってますしね。

 後ろには、僕が生まれて初めて映画館で目撃した特撮映画『ゴジラVSデストロイア』のポスターを模したポストカードも飾ってあります。このポスターを当時「てれびくん」か何かで見て、デストロイアのあまりのカッコ良さにひっくり返っちゃいましたもんね……1995年、僕が6歳の頃の話です。

 そうだ、『シン・ゴジラ』に何が足りなかったかって、生賴範義さんのこのポスターですよ。僕らの世代にとっては、ゴジラ映画と言えばまずはこのかっちょいいポスターのイメージでしたからねえ。

 

 

 

 

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 我が家のフィギュア事情に関しては、昔こんな記事を書いたことがありました。

 これを書いたのがもう3年半も前ですか。感覚としては、本当についこの間書いたやつじゃないかという気がしているんですけれども。でもあれですね、写真の息子が今と比べるとやっぱり小さいですね。

 今じゃ本棚の上のそのまた上に飾ってあるウルトラマンジードのフィギュアーツにも、ひょいっと手を伸ばして何かを企んでいる。勝手に触って壊したりしたことは多分一度もないんでけどね、彼。なかなかに器用な人物だなあと、僕も感心しているところで。

 でも、いざという時には相手が息子であろうと、

「お客さま、こちらのウルトラマンティガにはくれぐれもお手を触れないようお願いしますね」

と、キッパリ注意させてもらいますよ。それが、 “自分・特撮博物館” の館長(自分で言ってて恥ずかしいやつ 笑)としての責務ですから。