僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

母親への誕生日プレゼントのチャンスを『シン・ウルトラマン』がくれた、という話

 

 母親の誕生日に、初めてウルトラマンの品物をプレゼントしてみました。

 

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 『シン・ウルトラマン』のミニタオルセット。

 禍特対の流星マークとウルトラマンの赤い模様をあしらった、普段使いも出来そうなデザインを選んでみました。自分用にも買っておけば良かった、と今更。

 母親に誕生日プレゼントなんて、僕は照れくささもあって正直ほとんど渡したことが無かったんですけどね。誕生日が母の日と近い、というのもあるかもしれません。カーネーションは毎年贈っているので。

 ちょうど先週、母親とも『シン・ウルトラマン』を見に行っておりまして。見終わった後、普段は特撮を熱心に見ているわけでもない母親が、禍特対マークのチャームのガチャガチャを自分で回してカバンにつけていて、その光景がとても嬉しかったんです。ああ、ウルトラマンに興味を持ってくれたんだな、と。結構、面白かったと言ってました。

 

 

 

 

『シン・ウルトラマン』がくれたチャンス

 「母親に誕生日プレゼントを渡せるのなんて、人生であと何回だろう?」と、そんなことを考える年齢に僕もいよいよなってきました。

 めちゃくちゃリアルな話をすると、あと20回贈れたらいいかなあという感じですかね。

 まだ20回もある、と捉えることも出来ますし、もう20回しかないと捉えることも出来る。変に後悔するのは嫌なので、これから出来る限り渡していこうと思います。

 ただ、相手に限らず、僕は近所でも有名な(?)生まれつきの「プレゼント下手」でして、これは嫁さんにもよく指摘されています。

 一緒に選んでいても、「あんたそれもらって嬉しいの?」的なことを本当によく言われるんですよね(笑)。とにかくそういうセンスを一切持ち合わせていないので、プレゼントという行為そのものに一種のトラウマを抱えてしまっているような状態で。

 これまでだったら、母親への誕生日プレゼントをウルトラマンショップで探すなんて、僕の中では「それだけは絶対するなよ」というNG行動だった気がします。自分の趣味を無理くり押し付けているような感じがして、そういう自分もあまり好きになれなくて。取りあえず自分の一番好きなジャンルのものは避けねばという思いが条件反射としてありました。

 そういう意味では、母親が『シン・ウルトラマン』に好印象を抱いてくれたことが、プレゼント下手の僕にとって絶好のチャンスだったわけです。「このタイミングなら、いつも行ってるウルトラマンショップでそれなりにセンスのあるアイテムを誕生日プレゼントとして渡せるのでは?」という。

「ウルトラマン熱」の行方

 プレゼントを受け取った母は、一瞬「え?」と驚いた後、とても喜んでくれていました。

 特に禍特対のマークはやはり気に入っているようで、「これ早速使うわ〜、トイレのタオルにw」と年甲斐もなくウキウキしていたのがなんか可笑しかったですね。いや、本当にトイレのタオルに使っていたら僕は抗議しますけど。「もらってすぐにトイレかよ」と(笑)。

 

 ちなみに母親の『シン・ウルトラマン』評を書き残しておくと、山本耕史のメフィラスが抜群だったことと、途中からウルトラマンの顔が斎藤工の顔に見えてきたのが本当に良かった、とのことでした。初代ウルトラマンが降着した1966年より前から地球に居た人がそんな風に言ってくれるなんて、ウルトラマンオタクの息子としてこんなに頼もしいことはありません。

 願わくば、にわかに上昇している母親のウルトラマン熱が、他のウルトラ作品にまで普及してくれると嬉しいのですが。プレゼンテーションの準備は万全です。

 せっかくだから来年の誕生日も、僕のホームグラウンドであるウルトラマンショップで選んだものを、出来る限り押し付けがましくない感じで母親にプレゼントしたいと思っています。どうなることやら。

 来年の今頃は、やっぱり『シン・仮面ライダー』ブームになっているのでしょうか。親子のコミュニケーションになるならそれもまた良しですが、やっぱり僕はウルトラマンが好きだなあ。