僕が僕であること(仮)

ウルトラマンが大好きな9歳の息子とのウルトラ備忘録です。

「このブログを本にして僕の棺桶に入れて欲しい」という願望について

 

 自分のブログを書籍化したい―。

 

 個人でブログを書いている方なら、こんな目標をぼんやりと思い浮かべたことは一度や二度ではないと思います。僕も結構な頻度で「いつかはやってみたいなあ」と妄想しています、ブログの書籍化。

 はてなブロガーには、実際に出版社を通してブログを書籍化されている方も何人かおられますよね。ああいう実例を目の当たりにすると、「自分もいつかは……!」と記事を書くモチベーションがぐっと高まります。それが普段から頻繁に読んでいるブログだったりすると尚更で、「ひょっとしたら自分にも何か可能性があるのでは?」と根拠のない自信まで湧いてきてしまう。

 もちろん、僕のような場末のブロガーにとって、そんな形の書籍化は夢のまた夢であることは理解しています。

 ただ、0.1%でも、とにかく書き続けてさえいればまだその可能性は残せるし、アクションを起こすことだってできる。その事実に僕のブログが支えられているのも確かで。

 書籍化は、目標と言うにはあまりに非現実的で恥ずかしいけれど、あくまで夢として持っておきたいなあと、そんな風に思っています。

 

 

 

 

ログの「名刺代わり」として

 書籍化とまではいかずとも、「自分はこういうブログを書いています」という名刺のようなものは確実にあった方がいい。これはブログを始めた当初からずっと思っていたことです。

www.bokuboku12.net

 今年の2月に読者参加型の企画「あなたとトクサツ。」を立ち上げたのも、「あのブログに行けばこういう記事が読める」という、ブログにとってある種の名刺代わりになればという思いがありました。

 今、『僕が僕であること(仮)』に来てくださった方は、14通りの「特撮と人生」を読むことができます。

 おかげさまで、立ち上げ当初から手を挙げてくださった方が非常に多く、この2ヶ月と少しの間で企画ものとしてのボリューム感も少しずつ出てきたという手応えがあります。ブログ全体のPV数もこの企画を始めてから明らかに平均値が底上げされました。

 そもそもが、読者の方にまとまった文章を送っていただくという「超・他力本願」な企画なので、その後のインタビューも含めて、参加者の方には記事作成そのものに協力していただいている感覚も強く、恐縮かつ大変感謝しております。

 何より、「特撮と人生」という一つのテーマから、誰ひとりとして被ることのない三者三様のエピソードが毎回飛び出してくるので、ホストである僕も「一体次はどんな話が聞けるんだろう?」とワクワクしながら読ませてもらっています。僕のインタビュアーぶりについてお褒めの言葉をいただくこともあり、率直に嬉しいです。ただ同時に、上手く引き出せずに終わってしまったお話も沢山あったことと思います。今後も反省と改善を繰り返しながら、精進していく所存です。

という形が欲しい

 今僕がいなくなったら、このブログやTwitterのアカウントはどうなってしまうのか。時々ふと、そんなことを考えてしまいます。

 すみません、暗い話をするつもりは全然ないんですよ。友達同士、もしくは家族の間で「私が死んだらこれだけは棺桶に入れといてな」なんて冗談を言い合うこと、ありますよね?あのノリです。

 僕は割と冗談抜きで、このブログを棺桶に入れて欲しいと思っていて。

 僕にしか書けない息子との思い出や、大好きな特撮の話をいっぱい書いてきました。「あなたとトクサツ。」では、特撮を愛する方たちの素敵なお話を記事として沢山残すことができました(もちろんこれからも続けていきます)。これをまた今後何年も続けていけたら、それは立派な「僕の生きた証」になる。

 もし死後の世界というものがあったとして、どこかのタイミングで自分の書いたブログを読み返したくなるタイミングが必ずやってくるだろうという、確信にも近い思いがあります。

 ただ、向こうにインターネットの環境が整っているかは全く分かりませんよね。想像もつかない。仮にパソコンやスマホがあったとしても、ネット環境が無ければブログを読むことはできません。だから、僕が生きているうちに自分のブログを本という形にしておきたいのです。紙ならどこへ持っていってもその場で確実に読めますからね。あんまりこう、死後の世界でウロチョロしたくないじゃないですか。

 

 ……あ、いや僕、別に酔ってるわけでも、頭が変になったわけでもありませんよ(笑)。昔から、こういう無意味な妄想力だけはたくましいんです。

 ブログの書籍化。自分用に製本サービスを利用するのも一つの手ではありますが、やっぱり今はあくまで目標の一つとして残しておき、ブログを書くモチベーションにするのが良さそうですかね。幸運にも、書き残しておきたいことはまだまだいっぱいありますから。