僕が僕であること(仮)

ジードとルーブが大好きな4歳の息子とのウルトラ備忘録です。

どんな種類のノートよりも自由帳が真っ先に埋まっていく理由

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 1年に1度くらいのペースで、無性に絵を描きたくなります。

 小学生の頃は、どんな種類のノートよりも自由帳が真っ先に埋まっていくタイプでした。休み時間。周りの子たちがグラウンドでボールを追っかけ回してる中、独り教室でひたすら絵を描いていたのを覚えています。教科書も余白が無くなるくらい落書きだらけで。「あんた学校に何しに行ってんの」とよく母親に怒られました。学校には、ほとんど絵を描きに行っていたようなものでした。

 こう書いてしまうと自分でももの凄く根暗なイメージしか浮かんでこないのですが、実際はそういうわけでもなく、黒板にチョークで描いた自分の絵が喝采を浴びることも多々あったりして、クラスの中では「誰よりも絵が上手な〇〇くん」のポジションを確固たるものにしていたはずです。

 当時ブームだったポケモンや遊戯王のイラストを友人に依頼されて描くこともありました。大人になった今でも時々絵を描きたくなるのは、あの頃の「喜ばれている自分」が忘れられないからなのかもしれません。

 

味とは言えないレベルの趣味

 Twitterでプロ並みの腕前を発揮している「趣味・特技:イラスト」の方々の作品を見ていると、とてもじゃないですけど僕みたいなもんが「たまに絵描いてます」なんて恥ずかしくて言えないんですけどね。

 特別そういう勉強をしたことはなくても、本当に上手な人の絵はやっぱり違うしすぐに分かります。ちゃんとその人なりのタッチがあって、それは他の誰にも絶対に真似出来ない。何度も何度も絵を描いて、途方もない数の失敗と成功を積み重ねてきた人にしか描けない特別な線があるのだと思います。僕の妹も子供の頃から絵が好きで後に芸術系の大学へ進学したほどでしたが、それこそ受験勉強の代わりに絵を描くみたいな感覚だったのでしょう。彼女の描く絵に唯一無二の個性が浮かび上がってくるのが、横から見ていても分かりました。

 僕は思春期に入った辺りから学校でも絵を描くのをやめてしまい、そのまま今に至るという感じで。だから技術も無いしレベル的には中学生くらいまでで止まってます。

 それでも、時々さっと描いた絵が嫁さんや息子に褒められたりなんかすると、「俺って頑張れば絵描きにもなれたんじゃね?」と急に大きく出られる不思議。で、意気揚々と描いてみるもいざ上手な人の絵と比較すると「いや全然やんけ…」とまた長い休息期間に入り…を繰り返しています。

分の絵をアイコンにしたい

 今回、僕がまたどうして絵を描こうとしているのか。それは、Twitterのアイコンをそろそろ自分だけの“唯一無二のもの”にしたいと思ったからなんですね。

 僕は昨年からずっとアニメ版グリッドマンの写真をアイコンにしていて、それなりに気に入ってもいるんですけど、せっかくほんの少しでも絵が描けるならそれをアイコンに活用出来ないものかと。自分のイラストで作成したかっこいいアイコンを使われているアカウント、やっぱり憧れるんですよ。もうそれだけで吸い込まれるようにフォローボタンを押してしまう。

 Twitterでもブログと同様に、息子やウルトラマンのことをつぶやくことが多いので、「ウルトラマンタイガに肩を抱かれて超喜ぶ息子」をテーマに一つ描いてみたのが最初に載せた写真にあるイラスト。

 うーん…どうでしょう(not長嶋茂雄)。なんかこう、全体から言い様のない素人感がほとばしっている気がしなくもない。

きこそ物の…

 このイラストを実際にアイコンに使うかは悩むところです。

 絵って不思議なもので、描き終えてしらばくは自分でも引いちゃうくらい「上手く描けたぜ、俺って天才☆」モードに入っていられるんですけど、ある程度時間が経ってから再度見てみると「あれ、さっきの天才どこ行った?」という状態に陥ることがしばしばあって。さっきは気にもしていなかった箇所を修正せずにはいられなくなってくるんです。

 今描いている絵だって、1年後の自分が見たら「なんじゃこりゃ~」とひっくり返ってるかもしれなくて。これって、例えばゲシュタルト崩壊(同じ文字をずっと眺めていると「本当にこんな字だったけ?」と思えてくる現象)みたいに医学用語になってたりするのでしょうか。

 アイコンに使うとなったら、今度は色を塗っていくことになります。それに関しても、色鉛筆を使うのか、スキャンしてパソコンかスマホで加工するのかなど選択肢は様々。はっきりとした正解が無いだけに、自分の経験とセンスに頼るしかないのが辛いところでもあり、面白いところでもあります。

 まあ、レベル云々の話はひとまず置いておくとしても、僕はやっぱり「絵を描く」ことがかなり好きではあるようです。

 今日は丸一日休みだったので、あの映画を見よう、あの本を読もう、ブログも書こうと予定を決めていたのに、一度絵を描き始めたら止まらなくなっちゃって結局一日中画用紙とにらめっこしてましたから。絵のことを考えていると気持ちが落ち着くんですよね。他の行為では得られない独特の没入感があります。

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 ちなみに息子からのリクエストを受けて描いたウルトラマンのイラスト、とても気に入ってくれたらしく、まるで芸術家のアトリエのようにリビングに飾られていました。て、照れる…(笑)。

 小学生の頃と同じように、“自由帳的なもの”が真っ先に埋まっていく人生もそれはそれでありなのかもしれません。取りあえず息子が喜んでくれるうちは、ちょこちょこ描いてみようと思います。