僕も愛読させてもらっている結騎了さんの超有名特撮系ブログ『ジゴワットレポート』。
先日アップされたこちらの記事。ブロガーの端くれとしてはただただ共感するばかりの内容でした。「ブログの最大の読者は書き手自身である」まさにその通りという感じで。僕も、ブログを誰のために書いているかと言ったらそれは他でもない自分自身。過去の自分と再び出会うために、今自分が考えていることや感じたことをアーカイブしている感覚です。Twitterは便利だけど、ツイートを振り返る機会は少ない。もちろん、それぞれに良さがあるから両立しているのでしょう。
実際、1年前に書いた記事なんかを自分で読み返すの、照れくささもあるけど凄く楽しんですよ。実家に帰ったら、古いアルバムめくり「ありがとう」って呟いたりするじゃないですか。それと似てます。ブログやってなかったら、ここに書いてあることも何の形にもならず誰にも知られず消えていったのかと思うと、下手でもやってて良かったなと心から思います。
デザインも千差万別
今日のタイトル、「ブログで自分をデザインしよう」って何を偉そうにという話なんですが。
僕もブログを始めてから、はてなの読者機能のおかげで色々な人の色々なブログと出会うことが出来ました。同じような出来事でも、それをどんな文章で表現するかは千差万別。全く同じ文章を書く人なんてこの世に存在しないからこそ、自分で書いたり、人の書いた文章を読んだりするのは常に新しい発見があって楽しい。
で、僕が文章と同じくらい、いやそれ以上に気にして見ているもの。それはブログのデザインなんです。
一番個性が出るのはヘッダー画像ですね。ちょっと目を引くロゴ画像を使っている方のブログを見ると、「このヘッダー誰がデザインしたんですか?何のアプリ使いました?」ってしつこく聞いてみたくなる。先程引用させていただいた結騎さんのブログのヘッダーも、シンプルなテンプレートに合わせたフラットデザインで開く度に「イケてるなぁ」なんて思ったりします。かっこいい。
ヘッダー画像を使っていないブログでも、テンプレートのセレクトやブログそのもののタイトルもデザインに含まれますよね。これこそ本当に千差万別で、見て回るのがめちゃくちゃ楽しい。
僕の好きなデザイン
ここで、僕の愛読しているブログをいくつかご紹介。勝手に言及してすみません!
当ブログにコメントを残してくださったこともあるヤンメイさんのブログ『ウチのカミさん中国人』。ヘッダーをはじめ、全体的に中華風のアレンジが散りばめられていてとってもお洒落。記事に書かれている内容とデザインのマッチ度が気持ちいいです。
オシゴトガタリでお世話になった甘夏さんのブログ『柑橘パッショナート』は、柑橘系の果物が所々にあしらわれたタイトルロゴがかわいい。パッと見だとオレンジが印象に残るんですけど、よく見るとそれ以外の色も効果的に使われていて色彩のバランスが素晴らしいと思います。プロフィール画像の「ちわ~す」って感じも好きです(笑)。
「本とあなたのポートレート」、略して「ホントレート」が楽しい『Books だらり庵』。こちらのブログは記事の中身はもちろん写真を見るのが特に楽しみで。「本を読んでいる人」の写真から、その人の人生や生き方まで見えてくるような。こういうさり気なくドラマチックな写真にはただただ憧れるばかり。
ブログはその人の分身でもある
僕も結騎さんに便乗して「ブログやってみませんか?」のお誘いをするとしたら、
「自分の書いた文章をより魅力的に見せるためのデザインを考えるのはめちゃくちゃ楽しいからやってみて!」
誰が言うとんねんって感じですね(笑)。でも本当に、おすすめです。昔みたいにペンタブ片手にフォトショップで何時間もかけて…みたいなことしなくても、今はアプリという非常に便利なものがあるので、フリーフォントをダウンロードすればそれっぽいロゴ画像とか簡単に作れちゃいますから。
ちなみに僕がブログのヘッダーを作るために使っているのはこのアプリ。
写真に文字や記号を入れられるスマホ用のアプリで、使い方も簡単なので重宝しています。このブログでは主に息子のことを書いていますから、使えそうな息子の写真を引っ張ってきてそこに好きなフォントで入力したタイトルを重ね合わせただけ。自分でもあまりセンスは感じませんが、これも一応デザインです。
あと、僕は「iPhoneのカメラでもいい写真が撮れたらいい記事書ける」説を推してます。日常生活の中で何気なく撮った写真が、後で見ると「あれ、これちょっといいね」なんて思うことありませんか?
ちょうど1年前に書いたこの記事なんか、ただ息子の後ろ姿の写真を載せたくて書いたようなものです(笑)。でも、手前味噌ですがいい記事になったなと思います。帰り道の出来事なんてそんないちいち覚えてるものじゃありません。書いたことで初めてこうして思い返せるわけですから。
僕は常々、「ブログはその人の分身でもある」という言い方ができると思っていて。文章はもちろん、デザイン、写真など様々な千差万別を組み合わせることでだんだんそれが愛おしくなってくる。少なくとも僕は、ブログを始めたことで自己肯定感がアップした実感がありますし、毎朝パソコンを開けて自分のブログがそこにある喜びを感じています。他の方のブログももっと見てみたいと思うようになりました。
こんな弱小ブログ書いてるやつがこんな偉そうに語っちゃうくらい、まあ楽しいんです。あなたも、ブログを通じて自分をデザインしてみませんか?