今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」
GWもそろそろ終盤。
僕にとっては社会人になって初めての大型連休で、「どういう風に行動すれば有意義なGWになるだろう」と考えているうちに時間が過ぎていった感じです。もうちょっときっちり予定を立てておけば良かったな、と反省。ただ連休中、息子とはたくさん遊ぶことができました。この点に関しては大満足。あぁ、偉大なる大型連休よ。
普段、僕は息子が起きる前に家を出ているのですが、仕事から帰ってくると「明日は起きたときにいなくならんとってよー」と寂し気な声で息子にお願いされるのが辛くて。連休中はそれもなく、親子で一緒に朝食をとったりお散歩したり、毎日本当に楽しかったです。
息子と過ごす時間がこれだけ増えると、これまで何とも思っていなかった彼の行動が妙に引っかかったりもしました。その一つが、うちの息子は「冒険しない性格」だということ。食事にしろ遊びにしろ、新しいことに挑戦する気持ちが他の子に比べてもあまり無いように感じたのです。そしてそれは、父親の僕も身に覚えがあることだったりして…。
未知なる世界への挑戦
いや、そんな大げさな話ではありません。
例えば食事。息子は白ご飯とうどんが大好きで、一時期それ以外のものはほとんど口にしないこともあったほど。一度「美味しい」と感じたものへの信頼と、それ以外のものへの不信感が凄まじかった。今でこそ好物のハンバーグや鶏のから揚げなんかも、その頃は全く食べようともしなくて。一口食べさすのにかなり苦労した記憶があります。
公園で遊ぶときも、色々な遊具を試したりは絶対にしない。まず目に入ったもので遊んで、気に入ったらもうそれでしか遊ばない。他の同じくらいの年齢の子たちが走り回って色んな遊具で遊んでいるのを横目に、息子のこだわりがちょっと異常にすら見えてくる。
一言で言うと「ビビり」なんですよね。何をするにしてもおそるおそるで。4歳の男の子ってこんなものなのでしょうか?
その性格、僕にも身に覚えが…
最初に書いた「GWを有意義に」という意識ともつながってくるのですが、かくいう僕も他人のことを言えないくらいには「ビビり」です。先のことを勝手に想像してしまって行動がいまひとつアクティブになっていかない。昔からの悩みの一つです。
GWに入る直前。僕は頭の中で「連休中にはこの映画を見よう、この本を読もう」と散々考えていました。しかし、実際には考えたうちの半分も実行出来ていません。映画にしても本にしても、見たり読んだりする前に「つまんなかったらどうしよう」と余計なことを考えてしまうのです。せっかくの貴重な休み。つまらない映画に2時間も費やしたくない。本なんて、つまらなかったらその場で寝てしまいます。
だから、新しい映画や本の感想をブログに毎日のように書かれている方は僕にとって尊敬の対象ですし、単純にその行動力と集中力が羨ましい。家で映画見るって結構ハードル高いんですよ。僕はすぐスマホ見ちゃう。
結局、僕がGW中にまとめて見たのは、もう内容も覚えているくらい何度も見ている『電光超人グリッドマン』をまた繰り返し(笑)。そんな時間があるなら見たことのない映画の1本でも見ろよって自分でも思うんですけど。ある程度楽しめると分かっているものについ手が伸びてしまいます。
食事に関しても、例えば知る人ぞ知る名店だとか、僕は人生で一度も行ったことありません。チェーン店しか知らない。カレーはココイチ、中華は王将、ハンバーガーはマクドにそれぞれ行けば、ある程度美味しいものが食べられると分かっているのでそれ以外のものを求めようという思考が働かない。それにわざわざ時間とお金をかけて行った店が美味しくなかったら何もかもが勿体ない。
長い人生、冒険はしたほうがいい
自分が「冒険しない性格」だと自覚しているからこそ、息子にも似たようなものを感じたときに妙な不安感が襲ってきます。
映画や食事でならまだ単なる笑い話で済むのですが、人生において、挑戦すべき場面や冒険しなきゃならない局面は必ずやってきます。僕は、受験や就職というまさにそういった局面で、いつも自分の実力より少し下の目標しか設定してこなかった。あの時こうしていれば…という後悔が山ほどあります。
息子には僕と同じ思いをなるべくして欲しくないし、長い目で見たときに、何事においても冒険する気持ちと挑戦する勇気を持っていたほうが素晴らしい人生になるという確信にも近い思いがあります。
しかし僕は思いがあるだけで、では実際にどうすれば息子の冒険心に火がつくのかは全く分からなくて。10年後、20年後に「あのとき息子にこう接していれば」などと思わなくてもいいように、行動を変えてみるべきか、手当たり次第勉強してみるべきか。父親である僕の冒険すべきときが、まさに今この瞬間なのでしょうか。そんなことを思えただけでも、このGWは自分にとって有意義だったと言っていいのかもしれません。
…あぁ、良かった。なんとか前向きにまとめることができました(笑)。